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上西雄大監督×奥山和由プロデューサーがタッグ! 豪華キャスト集結『西成ゴローの四億円』製作

 国内外で高く評価された『ひとくず』の上西雄大監督が日本を代表する映画プロデューサー・奥山和由さんとタッグを組み、豪華キャストを迎えて送るオリジナル新作『西成ゴローの四億円』前後編の製作が発表されました。

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『西成ゴローの四億円』イメージヴィジュアル ©上西雄大

 上西雄大監督は、俳優・脚本家として関西を中心に活躍。監督・脚本・プロデューサー・主演をつとめ2020年に公開された長編映画『ひとくず』は、児童虐待という題材を情感あふれるヒューマンドラマとして描いて評判を呼び、新型コロナウイルス感染症拡大による公開延期などの影響を受けつつもロングランヒットを記録。また海外でもロンドン国際映画祭で外国語映画部門最優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞するなど高い評価を受けています。

 新作『ねばぎば新世界』の公開も控え世界の注目を集める上西監督と、数々のヒット作・話題作を送り出してきた奥山和由プロデューサーが驚きのタッグを結成。オリジナル新作を製作することが発表されました。
 オリジナル新作『西成ゴローの四億円』は、大阪の西成を舞台に、殺人で服役の過去から「人殺しのゴロー」と呼ばれる記憶喪失の日雇い労働者・土師悟朗が、政府諜報機関の工作員であった過去や妻子の存在を思い出し、娘の心臓移植手術に必要な4億円を集めようと決意するストーリー。
 現代社会の闇の部分や人間の”情”を根底に、大金を集めようと必死になる男の姿を描くこの作品は、同時に登場人物たちの所持金や貯蓄額からその人物の生活や経済観念がわかる構成になっており“リアルな人間模様を味わえるマネー・クライム・エンタテインメント”の新たな誕生であると表現されています。

 『ひとくず』と同じく主演をつとめるのは上西監督自身。そして、主人公・ゴローの最大の敵となるフィクサーに映画監督としても知られる名優・奥田瑛二さん、ゴローの政府諜報機関時代の同僚に日本映画に欠かせないバイプレイヤー・津田寛治さん、ゴローの元・妻に山崎真実さん、そのほか松原智恵子さん、笹野高史さん、加藤雅也さん、木下ほうかさん、波岡一喜さんと、まさに日本映画界を代表する豪華な俳優陣が集結し、徳竹未夏さんと古川藍さんのふたりが『ひとくず』に続いて出演。
 さらに、後編のキーパーソンとなる韓国巨大マフィアの会長役で、ベテラン・石橋蓮司さんの出演も決定しています。

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『西成ゴローの四億円』キャスト。左より、上西雄大監督、津田寛治さん、山崎真実さん、徳竹未夏さん、古川藍さん、奥田瑛二さん ※クリックで拡大します

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『西成ゴローの四億円』キャスト 左より、笹野高史さん、木下ほうかさん、波岡一喜さん、加藤雅也さん、松原智恵子さん、石橋蓮司さん ※クリックで拡大します

 製作発表にあたり、上西監督、置くままプロデューサーは次のようにコメントを発表しています。

上西雄大監督コメント

子供の頃、ばぁちゃんがよく映画館に連れて行ってくれた。
スクリーンに観る世界に憧れたスター達。
暴れる父親も泣き叫ぶ母親の声も消えて、心が踊った。
その映画は今も心に焼き付く。
それは奥山プロデューサー作品ばかりであった。その方と共に映画を作れる、しかもスクリーンに立つのは俺自身。
貧乏くじの様な俺のこれまでの人生がまさにこの神様がくれた出会いで一変しました。
俺は心から『西成ゴロー』となります。

奥山和由プロデューサーコメント

映画界には『竜二』という伝説がある。
その映画の金子正次が上西さんに重なって見えてしまうのだ。拭いさってもどうしても。
スクリーンの中で演じることへの執着、面白い映画を作ろうとする執念。
誰にも止められないそのエネルギーの眩しさは久しぶりだ。
逆光のなかを走り抜けて欲しい。出来る限りの声援を送りながら、彼の夢の達成への完走を見届けたい。

 前後編の二部構成となっている『西成ゴローの四億円』は、前編が完成間近、後編は大阪西成を中心にまもなく撮影スタートの予定で、2021年全国ロードショー予定となっています。

 日本映画界の新たな才能と伝説的プロデューサーの強力タッグによる『西成ゴローの四億円』の今後の展開に注目です。

『西成ゴローの四億円』ストーリー

大阪の西成に住む生活保護受給者の日雇い労働者・土師悟朗(上西雄大)。西成では「人殺しのゴロー」と異名を持っている男。だがゴローには、なぜそう呼ばれているのか、西成で日雇い住まいなのかが分からない。ゴローは、記憶喪失者だった。
あるイザコザからハングレ達に襲われたゴローは頭に大怪我をし、その手術から一部記憶が戻る。連絡を受けて病院を訪れた元妻・片桐真理子(山崎真実)と再会するが、娘が難病で心臓移植以外に助かる方法が無いこと、その費用は海外渡航費も含め四億円が必要だということを知る。しかも、父親が殺人犯だということが治療費の援助を受ける障害となっていた。妻は大学教授の仕事を絶たれ、SM の風俗嬢をしながら娘の延命費を稼いでいたのだ。
ゴローは、その現実に悶え苦しむ。そして、その四億円を稼ぐことを固く決意するのだった。
ゴローは元日本政府諜報機関ヒューミントの工作員だっだ。チームの任務失敗により負傷し、その傷により記憶を失ったのだった。その事を利用されチームの責任を負わされて殺人罪で服役、家族も失い刑務所で5年を過ごす。その後、特赦により出所し、気が付けば現在の西成の暮らしをしていた。
断片的だがその記憶を取り戻したゴローのもとに、昔の同僚だったヒューミントの日向誠也(津田寛治)が現れる。日向は、大金を稼ぎたがっているゴローにヒューミントの下請けを持ちかける。ゴローは娘のために仕事を引き受け、再び闇の道を歩き出す。その先には、とてつもない力をもつフィクサー・莫炉脩吉(奥田瑛二)との闘いが待ち受けていた。
四億円を稼ぐゴローの日常が、いま、始まる。

西成ゴローの四億円

  • 上西雄大 津田寛治 山崎真実 徳竹未夏 古川藍
    笹野高史 木下ほうか 波岡一喜 加藤雅也(友情出演) 松原智恵子(友情出演) 石橋蓮司(特別出演)/奥田瑛二

  • 製作総指揮:奥山和由 監督・脚本・プロデューサー:上西雄大
  • 企画・製作・制作:10ANTS
  • 配給・宣伝:シネメディア/チームオクヤマ
  • ©上西雄大

  • 2021年/カラー/アメリカンビスタ

2021年全国ロードショー予定

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