1990年代から2000年代のインディーズ映画シーンに大きな功績を残した、しまだゆきやすさんを偲ぶイベント「イメリン忘年会2021」が12月11日に中野のポレポレ坐で開催されます。
しまだゆきやすさんは1995年に「総合映画格闘技」をコンセプトにした自主映画上映団体・イメージリングスを旗揚げ。自ら映画作家として作品を発表しつつ、頻繁に上映会を開催して多彩な作品と監督を発掘してきました。
2004年には井口昇監督『恋する幼虫』を製作・配給し劇場公開を実現させ井口監督のメジャー進出のきっかけを作り、以降は商業映画の製作・配給・宣伝もおこないつつ自主映画のオムニバス企画「背徳映画祭」「ガンダーラ映画祭」を主催するなど、インディーズ映画シーンの活性化に大きな役割を果たしました。
その“超人的”とも言える精力的な活躍ぶりから「シマダーマン」との異名でも呼ばれたしまださんが2011年に若くして旅立ってから10年。「イメリン忘年会2021」は、しまださんの監督作と、1990年代にイメージリングス主催の映画祭に参加していた歌川恵子監督の作品を上映するとともに、しまださんと親交の深い村上賢司監督をゲストに迎えたトークにより、しまださんの多大な功績を振り返ります。