乃木坂46の岩本蓮加さんとベテラン・宝田明さんがダブル主演をつとめるヒューマンストーリー『世の中にたえて桜のなかりせば』の公開日が4月1日に決定し、ポスターヴィアジュルと予告編、新たな場面写真が解禁されました。
岩本蓮加さん・宝田明さん“年齢差70歳”のW主演作『世の中にたえて桜のなかりせば』4月公開決定
『世の中にたえて桜のなかりせば』は、人生の締めくくりの準備「終活」の手伝いをする「終活アドバイザー」のアルバイトをしている不登校の高校生・吉岡咲が、同じく終活アドバイザーである老紳士・柴田敬三とともにさまざまな境遇の人々の終活に携わる中で、自分自身と向き合っていくヒューマンドラマ。
咲を演じるのは、2016年よりアイドルグループ・乃木坂46の3期生メンバーとして活躍し、今春に高校卒業を控える2004年生まれで18歳になったばかりの岩本蓮加さん。
敬三を演じるのは、東宝ニューフェイス6期として1954年にデビューし『ゴジラ』(1954年/本多猪四郎監督・円谷英二特技監督)に主演するなど映画史に残る数々の作品に出演し芸能生活68年を迎える1934年生まれの大ベテラン・宝田明さん。
年齢差70歳のふたりがダブル主演をつとめるほか、やはり永いキャリアを持つ名女優・吉行和子さんらが共演し、奥行きのあるドラマを紡いでいきます。
メガホンをとったのは三宅伸行監督。アメリカで映画制作を学び、長編『Lost & Found』(2007年)が2008年のオースティン国際映画祭(Austin Film Festival)で最優秀作品賞を獲得、以降も『サイレン』(2017年)がSSFF & ASIA 2017ジャパン部門オーディエンスアワードを受賞するなど、短編作品が国内外の映画祭で高く評価されてきた俊英が、期待の長編を手がけました。
解禁された予告編は、咲の「今年も生きて、桜を見ています」というモノローグで幕を開け、終活アドバイザーとして活躍する咲と敬三の姿や、咲が不登校となった背景をうかがわせる場面などがボーカルデュオ・all at onceが歌うテーマ曲「蒼空」に乗せて映し出され、古今和歌集に収められた在原業平の和歌からの引用であるタイトルも印象的に使われています。
人々の「終活」に携わる中で自分を見つめていくという難しい役に劇中の設定と同じ高校生で挑んで映画初主演の大役をつとめあげた岩本蓮加さん、作品のエグゼクティブプロデューサーもつとめてシルバー世代の人生への姿勢を示した宝田明さん、ふたりの想いが込められた『世の中にたえて桜のなかりせば』は、桜の季節である4月1日(金)劇場公開されます。
『世の中にたえて桜のなかりせば』ストーリー
終活アドバイザーのバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本蓮加〈乃木坂46〉)は、一緒に働く老紳士・敬三(宝田明)と共に、様々な境遇の人々の「終活」の手助けをしていく。
咲は危険と隣り合わせの職業で、万が一のために家族に遺書を残そうとする者や余命わずかで思い出を残そうとする者たちに寄り添って「終活」のお手伝いをする日々を送っていた。
そんな最中、咲の担任でかつて国語教師であった南雲は生徒からのイジメに遭い、教師をやめ自暴自棄の生活をしていた。咲はひきこもりの彼女の様子を見に度々家を訪れ、様子をうかがっていた。一方で、イジメの張本人の女子生徒を待ち伏せして自分の気持ちをぶつけたりもするが、彼女の中のやるせない気持ちは消えることはなかった。
自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気で老い先短い妻(吉行和子)とかつて見た桜の下での思い出を語る。咲は敬三たち夫婦を励まそうと、敬三がかつて見たという桜の木を探しに出かけるのだが・・・。
世の中にたえて桜のなかりせば
- 岩本蓮加(乃木坂46)
土居志央梨 郭智博 名村辰 柊瑠美 伊東由美子
徳井優 吉行和子
宝田明 - 監督:三宅伸行
- 脚本:敦賀零/三宅伸行
- 企画・原案:鈴木均
- エグゼクティブプロデューサー:宝田明
- エンディング曲:all at once「蒼空」Produced by 亀田誠治(作詞:Ra-U・レオリ/作曲:Ra-U
- 製作:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ/TOKYO MX/ビーイング/東映ビデオ
- 製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ/デジタルSKIPステーション
- 配給:東映ビデオ
- ©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会
2022年4月1日(金)公開