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東出昌大さんが詩人・三好達治を演じる『天上の花』2022年初冬公開 ヒロインに入山法子さん

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東出昌大さん演じる三好達治と入山法子さん演じる慶子のシルエットが印象的な『天上の花』ティザーヴィジュアル(※クリックで拡大します) ©2022「天上の花」製作運動体

 詩人・萩原朔太郎の長女による小説を東出昌大さん、入山法子さん、吹越満さん、有森也実さんら出演で映画化した『天上の花』(片嶋一貴監督)が、2022年初冬に新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開されることが発表され、ティザーヴィジュアルも公開されました。

 『天上の花』は、萩原朔太郎の長女である作家・萩原葉子さんが、朔太郎を師と仰いだ詩人・三好達治を描いた小説「天上の花天上の花―三好達治抄―」を原作に、三好達治と萩原朔太郎の末妹・慶子の愛憎を軸に激しく揺れ動く時代に翻弄される人々の痛みや葛藤を描く文芸映画。2022年秋より開催される萩原朔太郎の大回顧展「萩原朔太郎大全2022」記念映画として製作されました。
 発表当時芥川賞候補となった原作を第25回新人シナリオコンクール特別賞大伴昌司賞を受賞した五藤さや香さんと数多くの作品で脚本を手がけ『火口のふたり』(2019年)では監督もつとめた荒井晴彦さんが共同で脚本化。センセーショナルな話題を呼んだ『アジアの純真』(2009年)や上映時間4時間以上の大作『いぬむこいり』(2016年)の片嶋一貴監督がメガホンをとっています。

 昨年12月の映画発表時には伏せられていた出演者も発表されました。
 主人公の三好達治を演じるのは主演作『草の響き』(2021年/斎藤久志監督)など多くの映画・ドラマに出演し存在感を発揮する東出昌大さん。萩原朔太郎の末妹であるヒロイン・慶子を演じ新境地を見せるのは『共に歩く』(2013年/宮本正樹監督)などの入山法子さん。萩原朔太郎役には幅広い役柄をこなす個性派の吹越満さん。片嶋一貴監督作品の常連で長いキャリアを持つ有森也実さん。
 さらに、詩人・佐藤春夫を「YAWARA」「20世紀少年」など数々の作品で世界的に人気のマンガ家・浦沢直樹さんが演じ、原作者・萩原葉子さんを母に持つ映像作家・演出家の萩原朔美さんも出演します。

 解禁されたティザーヴィジュアルは、どこかに旅立つような三好達治と慶子のシルエット姿が印象的なものと、三好達治と慶子、萩原朔太郎ら4人の登場人物が萩原邸に集まったものの2種類が解禁され、映画への期待を高めています。

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4人の登場人物が集った『天上の花』ティザーヴィジュアル(※クリックで拡大します) ©2022「天上の花」製作運動体

 原作発表から56年を経て、精鋭スタッフと充実のキャストにより三好達治、萩原朔太郎、その妹・慶子の3人が織りなす純粋ですさまじい“愛”と“詩人の生”を描く新たな文芸映画『天上の花』は、2022年初冬に新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースにて公開されます。

『天上の花』ストーリー

萩原朔太郎を師と仰ぐ三好達治は、朔太郎の美貌の末妹・慶子と結ばれることを望むが、貧乏書生と侮られ拒絶される。しかし十数年後、慶子が夫と死別すると、三好は妻子と離縁して慶子と結婚。時は 太平洋戦争の真っ只中、身を隠すように越前三国にひっそりと新居を構えた二人には、雪深い冬の過酷な生活が待ち受けていた。三好は純粋な文学的志向と潔癖な人生観の持ち主であり、奔放な慶子に対しする一途な愛と憎しみが、いつしか激情とともに制御できなくなってゆく・・・。

天上の花

  • 東出昌大 入山法子  浦沢直樹 萩原朔美 林家たこ蔵 鎌滝恵利 
    関谷奈津美 鳥居功太郎 間根山雄太 川連廣明 ぎぃ子
    有森也実 吹越満

  • 原作:萩原葉子「天上の花―三好達治抄―」
  • 脚本:五藤さや香/荒井晴彦
  • 監督:片嶋一貴
  • プロデューサー:寺脇研/小林三四郎

  • 製作:「天上の花」製作運動体
  • 製作プロダクション:ドッグシュガー
  • 配給宣伝:太秦
  • 文化庁「ARTS for the future !」補助対象事業

  • 2022年/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/125分

2022年冬 新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースにてロードショー

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