監督に注目の新鋭・佐藤周(さとう・あまね)監督、脚本に監督でも数多くの作品を手がけるいまおかしんじさんのタッグが不器用な男女の恋愛を描く『ヘタな二人の恋の話』が7月1日に公開されることが発表され、場面写真とポスターヴィジュアルが解禁されました。
〈監督・佐藤周×脚本・いまおかしんじ〉タッグが描く不器用な恋『ヘタな二人の恋の話』7月公開
『ヘタな二人の恋の話』は、他人とのコミュニケーションがうまくできない若い男女の、7年間にわたる“ささやかな恋”を愛しくときに切なく描くラブストーリー。
主人公・綾子を演じるのは、慶應大学在学中に巨匠・篠山紀信さん撮影のグラビアで鮮烈なデビューを飾った街山みほさん。100ページを越える大ボリュームの写真集刊行やYouTubeでの活動も話題の美女が、初の映画出演で主演をつとめます。
綾子の恋の相手・祐太を演じるのは雑誌「FINEBOYS」専属モデルオーディショングランプリ受賞者の鈴木志遠(すずき・しおん)さん。ドラマ出演のほかNetflix配信「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」や5月配信スタートのAbema「恋愛ドラマな恋がしたい」と恋愛リアリティ番組でも活躍中の新星が新たな一面を見せます。
さらに、近年の日本映画界に欠かせない存在となっている名バイプレイヤーの川瀬陽太さん、グラビアで活躍し『契約結婚』(2017年/いまおかしんじ監督)『焦燥』(2019年/高原秀和監督)で映画主演もつとめる“セクシー番長”こと小田飛鳥さんらが脇を固めます。
メガホンをとる佐藤周監督は、人気の心霊ドキュメンタリー『怪談新耳袋Gメン』シリーズで監督デビュー以降、エロティックホラー『シオリノインム』(2019年)が第6回「夏のホラー秘宝まつりグランプリを受賞、ピンク映画に挑んだ『橘アヤコは見られたい』(2020年)が2021年にロッテルダム国際映画祭(International Film Festival Rotterdam)招待上映されるなど監督作が高い評価を得ているほか、TikTokで40万人以上のフォロワーを持つアカウント「コワゾー」メイン監督としてSNSでの映像表現にも取り組んでいる、期待を集める新鋭。
脚本を担当したいまおかしんじさんは、監督として海外でも高い評価を得たエロティックミュージカル『UNDERWATER LOVE おんなの河童』(2011年)やロングランヒットを記録したヒューマンドラマ『れいこいるか』(2019年)などを送り出すほか、山下敦弘監督『苦役列車』(2012年)や佐藤寿保監督『華魂』(2013年)など脚本でも多くの作品に参加。
いずれもジャンルを越えて多彩な活動を見せる新鋭とベテランの才能が、どんなかたちに結晶したのか注目です。
また『ヘタな二人の恋の話』は、新たに立ち上げられた“街の片隅で懸命に生きる若者の恋とセックスを描く”映画レーベル「マヨナカキネマ」の第一弾作品となり、同レーベルからは今後も新作が順次劇場公開される予定。
「マヨナカキネマ」は、誰もが生きづらさを抱える現代の世の中を「マヨナカ=真夜中」にたとえ、そこで必死に生きる若者たちの姿を描く意味で名付けられたレーベル名で「マヨナカ」には、夜が象徴するエロティシズムとともに“夜明けが近い”という意味が込められています。
解禁されたポスターヴィジュアルは、祐太の漕ぐ自転車のうしろに綾子が乗り坂を下っていく姿を切り取った、ふたりのささやかな瞬間を感じさせるもの。
場面写真は、アイスのカップを前にして並んで床に座る綾子と祐太や、チューハイのカップを片手に笑いかける綾子、屋外で冷蔵庫を挟んで笑いあう綾子と祐太など、ふたりのさまざまな表情やシチュエーションを映し出し、作品への期待を高めるものになっています。
不器用に現代を生きる男女のささやかな恋の7年間を描いた『ヘタな二人の恋の話』は、7月1日金曜日よりシネマート新宿にて“ささやかに”上映ほか、全国順次公開されます。
ヘタな二人の恋の話
- 街山みほ 鈴木志遠 伊藤和哉 大久保雛 小田飛鳥(友情出演) 古藤真彦 川瀬陽太
大下翔生 中嶌駿介 福田優生 北上愛莉 鈴木詩織 - 監督:佐藤周
- 脚本:いまおかしんじ
- エグゼクティブ・プロデューサー:山口幸彦(キングレコード)
- 企画:利倉亮
- プロデューサー:江尻健司
- 撮影:小松嶺介
- 照明:目黒裕太郎
- 録音:山口勉
- 選曲・音響効果:藤本淳
- 助監督:森山茂雄
- メイク:五十嵐千聖
- 衣装:手塚勇
- 街山みほ衣装:菅原恵
- スチール:千葉朋昭
- 協力:おかもと技粧/アップルボックス/アークビデオ/i7/SOUP/アンギルズ
- 制作協力:レジェンド・ピクチャーズ
- 制作・配給:キングレコード
2022年7月1日(金)より シネマート新宿にて公開 ほか全国順次公開