新たな映画レーベル「マヨナカキネマ」の第二弾となるいまおかしんじ監督作品『甲州街道から愛を込めて』が8月5日より公開されることが決定し、場面写真と予告編が一挙解禁となりました。
オーディションで抜擢の女優ふたりが主演! いまおかしんじ監督『甲州街道から愛を込めて』8月公開
「生きづらい世の中を懸命に生きる若者たちの恋とセックスを描く」をコンセプトにする「マヨナカキネマ」は、新鋭・佐藤周監督がメガホンをとる第一弾『ヘタな二人の恋の話』が7月1日に公開。
第二弾となる『甲州街道から愛を込めて』は、人生うまくいかない女子コンビと、問題抱えてそうなカップルが出会い、女子のひとりの恋の告白のため、1台の車で東京から山梨を目指し甲州街道を旅するという、エロティックな表現も織り込んだ小さなロードムービーとなっています。
主人公の女子コンビには、今後の活躍が期待されるふたりの女優がオーディションで抜擢されました。
バンドメンバーとケンカ別れした売れないミュージシャン・リリコは有里(ありさと)まりなさん、高校時代の片思いの相手に告白しようとするマナミは古瀬(ふるせ)リナオさんが、それぞれ演じています。
そして女子コンビと一緒に甲州街道を旅するカップルを演じるのは、元バンドマンでフリーターのタイチにモデル出身でドラマや映画で活躍する遠藤史也さん、配信ライブへの課金に夢中なルミには主演映画『悲しき天使』(2020年/森岡利行監督)や写真集「Seiren」も話題の和田瞳さん。
さらに、バンドでデビュー以来40年以上の活動歴を持ち、現在もT.C.R.横浜銀蝿R.S.のボーカルとして精力的に活動する翔さんが重要な役で出演しているのも注目です。
メガホンをとるのは、レーベル第一弾『ヘタな二人の恋の話』では脚本を担当したいまおかしんじ監督。
永いキャリアで多くの作品を送り出し、近年は『れいこいるか』(2019年)が数々の映画賞を獲得。2022年は『遠くへ、もっと遠くへ』『あいたくて あいたくて あいたくて』『神田川のふたり』と監督作の公開が続くいまおか監督が、脚本を担当した前作とは違うかたちで「生きづらい若者たち」を描き出します。
脚本は『いぬむこいり』(2016年/片嶋一貴監督)などの脚本を手がけ、いまおか監督作品では『ろんぐ・ぐっどばい 探偵 古井栗之助』(2017年)にも参加している中野太さん。また、三池崇史監督や北野武監督ほか数々の話題作の撮影を手がける名カメラマン・山本英夫さんが撮影を担当しています。
解禁された予告編は、車の中や温泉旅館などでぶつかり合いながら旅をしていくリリコとマナミ、タイチとルミの4人の姿が、翔さんが歌う劇中歌や、リリコが歌うアップテンポなテーマソングなどに乗せて映し出されていきます。
期待のキャストと精鋭スタッフにより、特別ではない“生きるのがヘタな若者たち”の姿を鮮やかに映し出していく『甲州街道から愛を込めて』は、8月5日金曜日よりシネマート新宿にて“愛を込めて”公開されるほか、全国順次ロードショーされます。
『甲州街道から愛を込めて』ストーリー
メンバーとケンカ別れしてバンドが解散した、売れないミュージシャンのリリコ。リリコの友人で彼氏にフラれたばかりのメンヘラ女子マナミ。元ミュージシャンでフリーターのタイチ。タイチの彼女で量産型女子のルミ。ふとした事がきっかけで、マナミが高校時代に片思いしていた男の子に告白するため、4人の男女は車で甲州街道を旅する事になる。生きる事がヘタな4人の小さな旅を描く青春ロードムービー。