東京のミニシアター・新宿シネマカリテで7月15日より開催される魅惑の映画祭「カリテ・ファンタクスティック!シネマコレクション®2022」の全上映作品が発表され、高橋洋監督の新作『ザ・ミソジニー』が一般公開に先駆け先行上映されます。
7月より開催「カリコレ®2022」全上映作品一挙発表! 高橋洋監督『ザ・ミソジニー』が先行上映
カリテ・ファンタクスティック!シネマコレクション®2022ロゴ
2014年に初開催され、独自色の強い充実のラインナップで熱い支持を集めている映画フェス「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®」(略称・カリコレ®)は今年で8回目(2020年は開催休止)。7月15日金曜日より8月11日木曜日まで4週間にわたり、珠玉の作品群が上映されます。
このほど、全上映作品26作品が一挙発表されました。
日本映画でラインナップされているのは『ザ・ミソジニー』。『リング』(1998年/中田秀夫監督)の脚本や『呪怨』(ビデオ版2000年・劇場版2003年/清水崇監督)の監修、Netflix配信作「呪怨:呪いの家」(2020年/三宅唱監督)の脚本など、日本を代表するホラー作品に携わってきたジャパニーズホラーのキーパーソン・高橋洋監督が送る劇場最新作で、今年9月9日の一般公開に先駆けてのプレミア上映となります。
高橋監督の過去作『旧支配者のキャロル』(2011年)で女優・ナオミを演じて映画ファンに強烈な印象を残した中原翔子さんが同じく「ナオミ」という役名で出演しているのをはじめ、高橋監督の『霊的ボリシェヴィキ』(2017年)や「呪怨:呪いの家」に出演し主演作『truth 姦しき弔いの果て』(2021年/堤幸彦監督)ではプロデューサーもつとめた河野知美さん、舞台や映画・ドラマで活躍する横井翔二郎さんが出演しています。
「カリコレ®2022」では現在のホラー作品に多大な影響を与えている“Jホラーの父”鶴田法男監督が中国に招かれメガホンをとった「中国製ジャパニーズ・ホラー」とも言うべき『戦慄のリンク』(原題『网络凶铃』2020年・中国)がオープニング作品として上映されることがすでに発表されており、『リング0』(2000年)『おろち』(2008年)などで監督と脚本家としてタッグを組んできた恐怖の開拓者ふたりの監督作が揃い踏みすることになります。
そのほかの作品も充実のラインナップ。
伝説的インディー音楽レーベル「クリエイション・レコード」創始者の半生を『トレインスポッティング』(1995年・英/ダニー・ボイル監督)の監督が製作総指揮をつとめて同作のチームが描く『クリエイション・ストーリーズ ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』(2021年・英,米/ニック・モラン監督)が、クロージング作品として映画祭を締めくくります。
さらに、かつて開催され好評を得た“インディペンデント映画の神”ロジャー・コーマンの関連作を上映するイベント「夜コーマン」10年ぶりの新企画《サタデーナイト★夜コーマン》として『ブロークンジェネレーション』(1985年・米/ペネロープ・スフィーリス監督)『エンジェル』(1983年・米/ロバート・ヴィンセント・オニール監督)など4作品を上映。
そのほか、ジャンルや地域を問わず世界各地から集まった注目の作品や、旧作のデジタルリマスター版など、新作・旧作合わせて全26作品が上映されます。そのうち1作品は毎年恒例のシークレット作品となっており、追って情報が解禁予定となっています。
多彩な作品で2022年の夏を彩るカリテ・ファンタクスティック!シネマコレクション®2022は、7月15日金曜日より8月11日木曜日まで新宿シネマカリテにて開催されます。
カリテ・ファンタクスティック!シネマコレクション®2022
- 開催期間:2022年7月15日(金)~8月11日(木・祝日)
- 会場:新宿シネマカリテ(〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F)
- 料金:新作1600円均一(リピーター割 1300円)/旧作1100円均一 (※リピーター割は適用外作品あり。『ザ・ミソジニー』『戦慄のリンク』は適用外です)
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