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海外で高評価を得た北尾和弥監督作品“逆輸入”劇場公開を応援するクラウドファンディング実施中

 海外の20以上の映画祭で高い評価を得ているインディペンデント作品『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』(北尾和弥監督)の国内劇場公開を応援するクラウドファンディングが、7月14日までおこなわれています。

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左より『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』海外版ポスターA、海外版ポスターB、日本版ポスター ※クリックで拡大します

 『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』は、映像作家としてインディペンデント映画の制作をおこなうほか、撮影や録音などでもさまざまなインディペンデント作品に携わる北尾和弥監督の2019年作品。
 北尾監督が「人を思考に導く新たな映画」を追い求めて制作された作品で、ひとりの女性が姿を消した男が残した写真を頼りに東京を彷徨い、出会った4人の人物と会話を重ねていくというストーリーとなっています。

 ダンスペインター・パフォーマーとして活躍する石川理咲子(Ree)さんが主演をつとめるのをはじめ、高橋恭子さん、小野塚老さん、那木慧さん、鴻森久仁男さんが出演。北尾監督が撮影も担当し、ほぼ俳優と監督のみという体制で制作されました。

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『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』より

 イタリアで開催されたPRISMA Rome Independent Film Awards PRISMA FEBRUARY 2020やアルゼンチンで開催されたLogcinema Art Filmsなどで最優秀長編映画賞を受賞し、Logcinema Art Filmsでは「黒澤明、小津安二郎のサーガを継承した新しい日本映画の傑作。撮影と照明が最高レベルで競い合う、圧倒的な映画美の方程式。」と評されるなど、海外の20以上の映画祭で高く評価されながら、日本国内では一度も上映されることがなかった同作品が、自主配給により東京都内の劇場で公開されることが決定しました。

 現在おこなわれているクラウドファンディングは、この劇場公開の応援を目的とするもので、集まった資金はポスター・フライヤーなどのデザイン・製作やプレス向け試写会の開催費用など、映画をより広く届けるための配給宣伝費用として使用されます。

 5月のクラウドファンディング開始より2週間という短期間で当初の目標額120万円を達成しており、現在は全国上映の実現を目指して新たに設定されたストレッチゴールの180万円達成に向け活動が続けられています。

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『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』クラウドファンディングヴィジュアル

 クラウドファンディングのリターンには、前売り券や作品本編DVD、監督と出演者のサイン入りポスターなどのほか、映像ソフト化も配信もされていない北尾監督の新作『呼吸』のオンライン視聴権や、ダンスペインターである主演の石川理咲子(Ree)さんが今回のために制作した作品など、この作品ならではのものも用意されています。

 クラウドファンディングは2022年7月14日23時59分まで映画関連のクラウドファンディングに豊富な実績のあるプラットフォーム「Motion Gallery」で実施クラウドファンディングのページでは『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』の予告編動画や、北尾監督・出演者のメッセージ、作品解説、著名人からの応援コメントなどが掲載され、充実した内容となっています。

 “逆輸入”により日本に広がろうとしている“思考する映画”『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』。作品とともに、意欲的な展開に参加することができるクラウドファンディングに注目です。

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