海外の映画祭での受賞が続いているインディペンデント映画『解離するヴァルネラビリティ』（中川信雄監督）が、映像フェス「合同上映会ビヨンド７」にて７月23日より無料オンライン配信されます。

　『解離するヴァルネラビリティ』は、交通事故で母親を失った青年と彼の前に現れた不思議な女性の姿を通して命の尊さを描く中編映画。
　大阪で自主映画制作をおこなう中川信雄監督が、コロナ禍で経験を積む機会を失った映画スタッフや若手俳優に活躍の場を作りたいと制作した作品で、クラウドファンディングでの支援を得て５月に大阪のなんばパークスシネマで上映会が開催されており、国際的なショートフィルムの映画祭・Onyko Films AwardsでJune2022 BestDramaShortFilmを受賞するなど、海外の映画祭での受賞も続いています。

　今回『解離するヴァルネラビリティ』が配信される「合同上映会ビヨンド７」は、かつてあった自主映画合同上映会をパワーアップさせたような総合映像フェスをオンラインと劇場でという趣旨のもと開催されているもので、７月より９月までの３ヶ月毎週土曜日に複数の作品をオンラインで無料配信して視聴者投票をおこない、各週でもっとも人気を集めた作品が10月に横浜のミニシアター・ジャック＆ベティで上映されます。

　『解離するヴァルネラビリティ』は、７月23日の21時よりほかの作品とともに配信。23日以降もアーカイブで視聴することが可能で、29日23時59分まで劇場上映に選ばれる投票が受け付けられます。配信や投票の詳細などは「合同上映会ビヨンド７」公式サイトに掲載されています
　また「合同上映会ビヨンド７」での配信に合わせて、23日より29日まで作品のオフショット集がオンライン配信されることになっています。

　今後、各地での上映も予定されている『解離するヴァルネラビリティ』をいち早く無料でオンライン鑑賞できるのをはじめ、多彩な自主制作映画に触れられる貴重な機会となる映像フェスに注目です。