主演の吉田美月喜さんはじめ井頭愛海さん、神谷天音さん、菊池姫奈さんと注目の若手女優の出演で《女子高生×超能力》を描く『メイヘムガールズ』(藤田真一監督)が11月25日より全国公開されることが決定し、キャスト4人と監督のコメントが発表されました。
『メイヘムガールズ』は、感染症の蔓延により文化祭や体育祭などのイベントが中止となる制限だらけの生活を強いられている女子高生たちが突然超能力を手に入れ、窮屈な日常をサスペンスと恋に満ちた非日常に変えていく、爽快な“青春サイキック・エンターテイメント”。
これまで様々なアクション作品に携わってきた藤田真一監督が、コロナ禍の中で感じたものをエンターテイメント作品へと昇華されました。
女子高生・山﨑瑞穂役で主演をつとめるのは吉田美月喜(よしだ・みづき)さん。人気コミックを映像化したNetflixドラマ「今際の国のアリス」(2020年)で物語の鍵となるキャラクター・アサヒを、ドラマ「ドラゴン桜」(2021年)ではバトミントン部の“イワキヨ”ペアのひとり清野利恵を演じ、2023年には『あつい胸さわぎ』(まつむらしんご監督)『カムイのうた』(菅原浩志監督)と2本の主演映画の公開が控える新星が、超能力を手に入れるという一風変わった役に挑みます。
さらに、大森あかね役には青春ファンタジー『鬼ガール!!』(2020年/瀧川元気監督)で主演をつとめ、2022年上演のミュージカル「るろうに剣心 京都編」では神谷薫を演じ和服姿でのアクションで話題となった井頭愛海(いがしら・まなみ)さん。
岡本環役には、第8回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞と集英社賞(non-no賞、週刊少年ジャンプ賞)を受賞し、映画やドラマ、舞台に出演する神谷天音(かみや・あまね)さん。
ケイ役には、ミスマガジン2020で「ミス週刊少年マガジン賞」を受賞しグラビアやドラマなどで活躍する菊地姫奈(きくち・ひな)さん。
今注目の若手女優4人が超能力を手に入れ、ド派手なアクションを披露します。
『メイヘムガールズ』キャスト。左より、岡本環役の神谷天音さん、主人公・山﨑瑞穂役の吉田美月喜さん、大森あかね役の井頭愛海さん、ケイヤクの菊地姫奈さん
メガホンをとる藤田真一監督は、北村龍平監督『VERSUS』(2001年)に撮影で参加したのをはじめ多くのアクション作品に携わり、声優・浪川大輔さんの監督作『ワンダフルワールド』(2010年)や日本を代表するアクション監督・下村勇二さんの監督作『RE:BORN』(2017年)ではプロデューサーをつとめるほか、ミュージックビデオや広告映像の演出など幅広く映像のフィールドで活躍。自ら監督をつとめる本作では、自主映画時代から旧知の仲である下村勇二さんがワイヤーコーディネイトで参加しています。
公開決定にあたり、吉田美月喜さん、井頭愛海さん、神谷天音さん、菊地姫奈さんと藤田監督は以下のようにコメントを発表しています。
山﨑瑞穂役:吉田美月喜さんコメント
「メイヘムガールズ」は4人の女の子の青春を繊細に描きながら、迫力あるアクションが加わった今までにない映画です。
女子高生と超能力という面白い世界の中で演じていて、映像ではどうなるのだろうと日々楽しみながら撮影をしていました。
私が演じた瑞穂は良い部分も悪い部分もすごくリアルな高校生で、自分の感情や直感に素直な女の子です。
そしてこの作品がコロナ禍での学生の話となっている為、将来への不安だったり普通の学校生活をなかなか思うように過ごせない経験をした方にも共感できる部分が沢山あると思います。
不思議な力を持った4人の女の子が映画の中でどんな体験をするのか楽しみにしていただけたら嬉しいです。
大森あかね役:井頭愛海さんコメント
小さい時の夢が空を飛ぶことだったので、まさか、この作品で夢が叶って嬉しかったです!
空中を飛んだり瞬間移動したり、超能力を使うシーンはワイヤーを使って撮影したり、水中での撮影もあり、初めての経験が盛りだくさんな濃密な現場でした。
私が演じたあかねは、制限されたコロナ禍でも自分を持って楽しんでいる子です。あかねは4人の中で1番弾けている性格で皆をかき回す役柄だったので、演じていると自分自身も勇気をもらいましたし、こうやって毎日楽しく精一杯生きたいと思いました。 みなさんに作品を届けられる日が楽しみです!!ぜひ、劇場に足を運んで下さると嬉しいです!!
岡本環役:神谷天音さんコメント
撮影期間中は、現役高校生だった自分にとってもう一つの学校生活を送っている感覚でとても充実した時間でした。私自身の撮影が終わった瞬間、もう皆さんと一緒にお芝居ができなくなると思うと寂しくて涙が止まりませんでした。
私が演じた環は、気が弱そうに見えますが、実は芯が強くて色々と複雑な思いを抱えている高校生です。
「メイヘムガールズ」は、私にとってとても大切な作品になりました。
もうすぐ、皆さんにお届けすることができると思うと楽しみです。
是非多くの方に観ていただけたらと思います。
ケイ役:菊地姫奈さんコメント
不思議でファンタジックでもありつつ、すごく現実的な世界観の作品でたくさん迷いながら撮影に参加させていただきました。自分なりにセリフを練習して臨んだのですが、それでも現場で合わせた瞬間に予想外の動きがついたり、セリフがどんどん変わっていったりして、必死についていきました。ケイは女子高生っぽい一面もありつつ、落ち着いて一線引いてみているような、自分自身と似ている部分もあり、今までで一番掴みやすい役だったように思います。初めての経験もありとても頑張った作品です。是非観ていただきたいと思います。
藤田真一監督コメント
コロナ禍最初の春、以前映画で一緒だった子役の少女と話す機会がありました。彼女の小学校では、3学期はリモート授業となり、クラスメートと会うことなく卒業となったそうです。卒業式も入学式もなく、自宅にいるまま中学生になることにとても不満を漏らしていました。呑気にいつもの笑顔を期待していた僕は困惑、軽々しく進学おめでとうなど言えませんでした。"子供達が皆マスクをして不満げな目で大人をみている" あれ以来ずっと今も感じている視線を我々なりにエンタテイメント映画として形に残します。子供騙しでない映画となっていれば幸いです。タイトなスケジュールの中、特殊な撮影・演出に全開の演技で答えてくれた若い俳優陣には敬服しかありません。是非、映画館に会いに来て頂ければと思います。
念動力や瞬間移動、テレパシー、さらにネット空間を自在に飛び回る能力と、女子高生たちが身につけた超能力による「大騒ぎ」をキュートかつ爽快に描く『メイヘムガールズ』は、11月25日金曜日より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
公式サイトやツイッターの公式アカウントに加え、instagram、TikTokにも公式アカウントが開設されており、どんなコンテンツが提供されるのか、今後の新たな情報解禁とあわせて期待です。
※記事初出時、出演者のお名前を誤記した部分がありました。お詫びして訂正いたします。(8月24日修正)