マンガ家を目指す若い女性の奮闘を青山泰菜さんの主演で描く森岡利行監督最新作『俺と○○○すれば売れる』が９月２日に公開されることが決定し、ポスター・場面写真・予告編が一挙解禁されました。

　“生きづらい世の中を懸命に生きる若者たちの恋とセックスを描く”をコンセプトとする新たな映画レーベル「マヨナカキネマ」が、７月公開『ヘタな二人の恋の話』（佐藤周監督）、８月公開『甲州街道から愛を込めて』（いまおかしんじ監督）に続いて送り出す第三弾『俺と○○○すれば売れる』は、同レーベル初のコミック原作作品。
　マンガ家・香穂さんが自らの経験をもとに執筆し、女性マンガ家が実体験を赤裸々に描いたと話題を呼んだコミック「俺とSEXすれば売れる」を原作に、地方から上京したヒロイン・香穂がマンガ家を目指し奮闘しつつ恋にも揺れる姿が描かれていきます。

　男たちにちょっかいを出されつつも恋に仕事に奮闘する21歳のヒロイン・香穂を演じるのは、女優、レースクイーン、グラビアと多方面で活躍する青山泰菜さん。初の映画主演となる本作では、さまざまな困難にもめげないヒロインをパワフルかつコミカルに演じています。

　そして、香穂が恋するマンガ家志望の青年・南を演じるのは、恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」で人気となった、俳優・モデルの西野入流佳（にしのいり・るか）さん。爽やかな魅力を見せるとともに、新境地となる激しい演技も見せています。

　さらに、劇団EXILEのメンバーである八木将康さん、お笑いコンビ・ダイノジの大地洋輔さん、多くの作品に出演する川瀬陽太さんら、個性的なキャストが集結しています。

　メガホンをとったのは森岡利行監督。『女の子ものがたり』（２００９年）『上京ものがたり』（２０１２年）で西原理恵子さんのマンガを映画化し、近年は『純平、考え直せ』（２０１８年）『天使の涙』（２０２０年）と運命の翻弄される若者たちの姿を描いてきた森岡監督が、懸命に夢を追いかけるヒロインを生き生きと描き出していきます。

　高校生時代の主人公・香穂がマンガ雑誌編集者から告げられる衝撃的な言葉で幕を開ける予告編は、東京でマンガ家を目指す香穂が出会う個性豊かなキャラクターが、原作の絵とともに映し出されていきます。一方で香穂の境遇をうかがわせる場面も。ラストにはさらに作品の衝撃を増す一言が待ち受けています。

　マンガ業界という特殊な世界で魑魅魍魎のような先輩マンガ家や編集者に囲まれながら自分の目標に向かっていくヒロインの姿を通して、厳しい時代の中で必死に生きる若者を描いていく『俺と○○○すれば売れる』は、９月２日金曜日よりシネマート新宿にて“赤裸々に”上映のほか、全国順次公開されます。

『俺と○○○すれば売れる』ストーリー

地方で漫画家を目指す女子高生・香穂はコミック雑誌に漫画を投稿する。ある日、編集部より電話があり、香穂は編集者から衝撃的な言葉を投げかけられる。「俺とSEXすれば売れる！」
一年後、香穂は高校を卒業し上京、漫画家を目指している。ヤングビースト誌の編集者に原稿をダメ出しされ、プロの漫画家のアシスタントになって基礎を固めろと言われた香穂は、漫画家アシスタント修行に出る。個性的すぎる魑魅魍魎な漫画家たちが蠢く漫画界に揉まれながらも少しづつ成長していく香穂。ある日、アシスタントについた仕事場で同じ漫画志望の好青年・南に出会い、一瞬で恋に落ちる香穂。果たして香穂の漫画家への夢と南との恋はうまくいのか！？がんばれ香穂！