石井良和監督が混迷の時代に贈る娯楽作品『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』(12月9日公開)の特報と場面写真が解禁、さらに樋口真嗣さんらの応援コメント第1弾も公開されました。
石井良和監督『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』迫力の特報解禁 特撮界から豪華応援コメントも!
『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』は、コロナ禍の影響でリストラされた上に恋人にも振られてしまった自称エリートの主人公・大木勇造が、巨大怪獣の出現により世間が混乱に陥る中で立ち上げるというストーリーの痛快コメディ。
『トラック野郎』シリーズなどで知られる娯楽映画の巨匠・鈴木則文監督のもとで経験を積んだ愛弟子であり、テレビシリーズ「ウルトラマンギンガ」(2013年)「ウルトラマンギンガS」(2014年)で監督をつとめるなど特撮のフィールドにも長く携わってきた石井良和監督が「混迷の時代にこそ、喜劇と特撮を絡めた娯楽映画で楽しんでもらいたい」「日本特撮の《怪獣着ぐるみ》の伝統を後世に伝えたい」という想いから、監督だけでなく製作・脚本・特技監督もつとめて完成させました。
主人公の大木勇造を演じるのは、映画制作ユニット・ルネシネマでの活動でも知られ出演作『とおいらいめい』(2021年/大橋隆行監督)が好評上映中の藤田健彦さん。
勇造の恋人・玲子役にはアイドルグループ・HKT48の元メンバーでこれが映画初出演となる草場愛(くさば・まなみ)さん。
さらに、子役時代から現在に至るまで『大巨獣ガッパ』(1967年/野口晴康監督)や「ウルトラセブン」(1967年)「ウルトラマンティガ」(1996年)などに出演する“特撮界のレジェンド”町田政則さんら、多彩なキャストが出演しています。
解禁された待望の特報映像は、突然の巨大怪獣の出現により混乱に陥る街の中で主人公の大木勇造たち個性的なキャラクターが次々と登場する、一体どんなストーリーなのか期待を高めるもの。伝統の着ぐるみとミニチュアを駆使した迫力の特撮シーンの一端にも触れることができます。
※特報映像は映画公式サイトに掲載されています。
特報解禁にあわせ、応援コメント第1弾も到着。社会現象とまでになった『シン・ゴジラ』(2016年)や『シン・ウルトラマン』(2022年)の監督・樋口真嗣さん、ゴジラやガメラ、ウルトラマン、スーパー戦隊など膨大な作品に参加する特撮美術監督の三池敏夫さんという、まさに日本の特撮界を支え牽引するキーパーソンに加え、海外からも特撮専門誌や映画祭のスタッフ、評論家らが熱いコメントを寄せています。
映画監督・樋口真嗣さんコメント
怒りは創作の原動力だ。
怒りのない創作物は弛緩したマニュアルに過ぎない。
喜劇と謳いクネクネと歌い踊る本作も石井監督の日頃から鬱積していたであろう、
諸事万端有象無象に向けた怒りのエネルギーが炸裂して映画のタガが外れる勢いだ。
でも犬はかわいいぞ。
特撮美術監督・三池敏夫さんコメント
突然リストラされたサラリーマンの奇妙な運命。
最後には大怪獣に立ち向かう羽目になる。果たして結末は!?
奇想天外な人物たちと巨大怪獣の戦い。これぞ石井良和ワールド。
特撮の出来栄えも抜群です。
アメリカの特撮専門誌「G-FAN」編集長・J. D. リーズさんコメント
怪獣とコメディで映画を作るのは難しい。
石井監督は、よくぞやってのけた!
すべての世代に向けられた映画を作ってくれて嬉しいです!
ファンタジー映画評論家・ファビアン・マウロさんコメント
『大木勇造』のような、
インディペンデント映画におけるクレイジー・フィルムのお蔭で、
怪獣映画に新鮮な血が流れる。
モンスタースーツは、情熱と手作業への愛の具現です。
映画情報サイト:メイド・イン・アジアン・シネマのコメント
大爆笑!やっぱり日本人はイカレテいる!
何と、パンデミック怪獣映画!そして、偽ブルース・リーまで!
素晴らしい発想だ!
サン・セバスティアン国際映画祭ディレクター:ホセ・ルイス・レボルディノスさんコメント
子供の頃から、
日本特撮映画のモンスタースーツやミニチュアに憧れていた。
石井監督のように、
今でもその伝統を守ろうとする者は偉大である!
映画雑誌:アルゼンチン・シネフィクションのコメント
この映画を前にして、
昔からの怪獣映画ファンも、
新参者のファンも仰天するに違いない。
怪獣に加え、ギャグ、アクション、ミュージカルなど、石井監督の映画人生と映画観が色濃く反映され、特撮ファンはもちろんすべての人にいまの時代に必要なメッセージを届ける『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』は、12月9日金曜日より池袋HUMAXシネマズにて公開されます。
『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』ストーリー
2020年、世界は新型コロナウイルスの脅威に晒された。その影響は人々の健康のみならず経済へも波及し、リモート生活を満喫していた自称エリートの大木勇造はリストラされてしまう。
慌てて再就職したものの、勇造を待っていたのは銭ゲバ社長を筆頭に、ブルース・リー信者のフィットネス講師や廃品回収とは名ばかりの粗大ゴミ泥棒、ギャンブル狂の営業担当や着ぐるみの中に引きこもる男など、社会の底辺に限りなく近い場所を這いずるクレイジーな面々ばかり。
そんな職場にもめげずにがんばる勇造だったが、身勝手な彼らに振り回されたあげく、最愛の恋人・玲子にもフラれてしまいヤケを起こす。
ところが、突如として出現した巨大怪獣によって街は大混乱に陥ってしまう……!
失意のどん底に叩き落とされていた勇造が今、立ち上がる。