「インディーズ映画の聖地」池袋シネマ・ロサで、インディーズシーンを振り返る再上映企画「IFS PLAYBACK〈インディーズフィルム・ショウ プレイバック〉」が2023年2月18日より1週間レイトショーで開催、上映に加えさまざまな特別企画がおこなわれます。
インディーズ映画の上映に力を入れ、近年では「インディーズ映画の聖地」と呼ばれているシネマ・ロサでは、2018年3月よりインディーズ映画を後押しするプロジェクト「インディーズ・フィルム・ショウ(IFS)」をスタートさせ、若手監督の作品をはじめ多彩なインディーズ作品を上映しています。
いまや日本のインディーズ映画シーンを語るには欠かせなくなったインディーズ・フィルム・ショウで上映された作品を再上映する特別企画が「IFS PLAYBACK」。
昨年までは年末の12月に開催されてきましたが、今期は年明け2月へと開催時期を移し、1週間にわたり開催され、7作品が再上映されます。
広島を拠点として活動する音楽ユニット・深夜兄弟が兄弟を演じ、俳優としても活動する前田多美監督がメガホンをとった家族の物語『犬ころたちの唄』(2021年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月18日に上映される『犬ころたちの唄』より
2020年にはシネマ・ロサで特集上映が開催された小野峻志監督によるSFラブコメディ『浮気なアステリズム』(2021年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月19日に上映される『浮気なアステリズム』より
メジャー作品の脚本も手がける上村奈帆監督が惹かれ合う男女を描いた中編ラブストーリー『僕の一番好きだった人』(2022年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月20日に上映される『僕の一番好きだった人』より
映画制作集団・イナズマ社を主宰する木場明義監督が自らの短編を長編へと発展させた超能力コメディ『サイキッカーZ』(2022年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月21日に上映される『サイキッカーZ』より
俳優でもある米澤成美監督の初長編作品で監督自身がヒロインも演じた奇想天外な恋愛映画『ちくび神!』(2020年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月22日に上映される『ちくび神!』より
短編作品が数々の受賞歴を持つ小川貴之監督の短編3作品『それは、ただの終わり』』ASTRO AGE』『つれない男』の3編からなる「小川貴之短編集「3つのとりこ」」。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月23日に上映される「小川貴之短編集「3つのとりこ」」より
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)出身の梅沢和史監督が詩情豊かに描く136分の物語『静謐と夕暮』(2020年)。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月24日に上映される『静謐と夕暮』より
また、再上映だけに留まらず、特別企画も用意されています。
2月18日の『犬ころたちの唄』では、アフタートークに日本を代表するモッズバンド・THE COLLECTORSのリーダーで公開時に応援コメントを寄せた加藤ひさしさんが登壇予定。
19日の『浮気なアステリズム』では小野峻志監督の最新短編『喫む女』を本邦初上映。
20日の『ちくび神!』では、米澤成美監督が創作”ちくび落語”を披露し、新作短編『とり・かえし』『セイシ』と初監督作『遺言』も上映と盛り沢山。
21日『サイキッカーZ』では長編版に加え、長編のルーツとなった短編版や、劇場上映時に日替わりで上映された特別映像「おまけサイキッカー」を一挙上映。
バラエティに富んだ企画で1週間をお祭りのように彩ります。
「インディーズフィルム・ショウ プレイバック」で2月19日に『浮気なアステリズム』と同時上映される小野峻志監督の新作短編『喫む女』より
今回は初めて全プログラムで使える6000円の通し前売券を劇場窓口で販売。より1週間を通してのイベント感を強くしています。
また、インディーズ・フィルム・ショウ公式ツイッターで抽選による招待企画もおこなわれます。
インディーズ映画シーンを振り返ることで、これからのシーンも見えてくるはず。インディーズ映画の過去と現在、そして未来に触れられる1週間に注目です。