短編作品が各地の映画祭で受賞し、初の長編を制作中の知多良(ちた・りょう)監督の撮り下ろしを含む短編4作品とミュージックビデオ2作品を上映する特集「恋と生活」が3月4日より1週間、池袋シネマ・ロサで開催されることが決定し、ポスターヴィジュアルと予告編が解禁されました。
知多良監督は1988年生まれ。短編映画を精力的に制作し、2016年の短編『ロープウェイ』が2017年開催の福井映画祭11th短編武門でグランプリを獲得したのをはじめ、作品が各地の映画祭で高評価を得ており、2017年には新宿K's cinemaで特集上映がおこなわれています(※当時は高橋良多名義)。
今回の特集上映では、失恋によりドロップアウトする大学生と同級生との交流を描き2016 うえだ城下町映画祭自主制作映画コンテスト審査員賞に輝いた『桜桃らんでぶー』(2016年)、若い女性を主人公に世代間格差と恋のはじまりを描き各地の映画祭で賞に輝いた『ロープウェイ』(2016年)、清掃会社に勤める若者の恋を描き第8回伊勢崎映画祭グランプリに輝いた『見えない、光』(2017年)、今回の特集上映のために撮り下ろされた『金色の景色』(2023年)の短編4作品に加え、シンガーソングライター・ふくしまみさきさんのミュージックビデオ『時計のうた』(2019年)、フォークシンガー・グッナイ小形さんのミュージックビデオで長編『ゴールド』のもととなった『きみは、ぼくの東京だった』(2020年)を上映。
全6作品をふたつのプログラムに分けて日替わりで上映します。
解禁された予告編は、短編4作品の映像で構成され、それぞれの作品の魅力とともに、知多監督作品に共通するテイストを感じさせるものになっています。