「嘘」をテーマにしたショートムービープロジェクト「嘘の起源」がスタートし、第一弾として後藤大さん主演の『絵掻きうた』と瑚々さん主演の『ホワイト ライ』の2作品が制作されます。
「嘘の起源」は、蒼井優さんや金子ノブアキさんら多くの俳優が所属し映画製作の実績も豊富な芸能プロダクション・イトーカンパニーによる、新たな短編映画制作プロジェクト。
第一弾として「嘘」と「ジェンダー」をテーマに、ふたりの監督が「人はなぜ嘘をつくのか?」という問いへの答えをそれぞれ『絵掻きうた』『ホワイト ライ』という作品として提示します。
助監督としてさまざまな作品に参加し『Bittersand』(2021年)で長編監督デビューを果たした杉岡知哉監督がメガホンをとるのが『絵掻きうた』。
描いた似顔絵にその人物が抱える本当の気持ちが表れてしまう似顔絵師が主人公の物語で、似顔絵師を演じるのは現在放送中の仮面ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーギーツ」で仮面ライダーナッジスパロウに変身する“天才クイズ王”五十鈴大智を演じている後藤大(ごとう・だい)さん。
okano_skywalkerの名前で音楽活動もおこなう岡野海斗さんが相手役をつとめ、舞台などで活躍する秦健豪さん、アイドルグループ・NMB48卒業後に女優として活躍する古賀成美さん、数多くの作品に出演する田中ヒロコさん、映画『私たちは、』(2019年/勝又悠監督)出演の広橋佳苗さんらが出演しています。
また、岡野海斗さんがokano_skywalkerとして手がけた新曲「COLOR」がエンディングテーマ曲として起用されており、作品の撮影風景が使われたプロモーション映像が公開されています。
20歳で監督デビューして現役大学生監督として注目を集め、その後も『ボクらの島冒日記』(2022年)などを監督する2000年生まれの谷口雄哉監督がメガホンをとるのは『ホワイト ライ』。
親友との間の過去の出来事に縛られている就活生・楓花が主人公で、楓花を演じるのはミスマガジン2022でグランプリを獲得し、ミスマガジン受賞者6名での主演映画も控えている瑚々(ここ)さん。
さらに、楓花の親友・真由をアイドルグループ・AKB48の田口愛佳さん、楓花の幼馴染の優太を音楽活動のほかメンバー個々の映画出演など映画方面での活躍も活発なユニット・7ORDERでリーダーをつとめる安井謙太郎さんが演じ、そのほか楓花の同級生・香を演じるAKB48の北澤早紀さん、楓花の大学の教授を演じるお笑いコンビ・ガレッジセールの川田広樹さん、モデルとして活躍中の崎浜梨瑚さんと雨宮ゆらさんと、幅広いキャストが顔を揃えました。
『絵掻きうた』『ホワイト ライ』2作品とも、2023年1月に撮影が終了し、本年度中の公開を目指して制作が進められています。
撮影を終えた『絵掻きうた』出演の後藤大さん、岡野海斗さん、秦健豪さん、古賀成美さん、『ホワイト ライ』出演の瑚々さん、田口愛佳さん、安井謙太郎さんが、以下のようにコメントを発表しています。
『絵掻きうた』主演:後藤大さんコメント
僕は、学生時代から映画を見ることと同じくらい絵を描くことが大好きでした。そして、映画の世界に入りたいと思う様になったことが芸能界に入る大きな理由でした。そんな僕の大事なものがたくさん詰まっているのがこの『絵掻きうた』という作品です。大切に想い込めてこの作品と向き合いました。是非、多くの方に観て頂けたら光栄です。
『絵掻きうた』出演:岡野海斗さんコメント
初めての映画撮影だったんですけど、どんどん形になっていく様子を最初から最後まで見ることが出来て、感動しました。制作スタッフの方々の動きや、キャストとのコミュニケーション、すべてが刺激的で忘れられない思い出になりました。クランクアップでは込み上げてくるものがありました。人の感情や思いを繊細に描いた心温まる作品です。
『絵掻きうた』出演:秦健豪さんコメント
兎にも角にも「作品を良いものにしたい」という当たり前のようで大切なこの気持ちの具合が、キャスト、スタッフの皆様綺麗に一致したような、とても刺激的かつ感動的な時間と空間でした。作品のストーリーとは打って変わって、終始笑いや学びの絶えない現場で、終わる瞬間はやはり名残惜しかったです。
『絵掻きうた』出演:古賀成美さんコメント
撮影期間 2 日間という短い時間でしたが、杉岡監督、スタッフの皆様、共演者の皆様のおかげで、とても充実した時間となりました。
純菜はとても素直でまっすぐな女の子で、演じていて凄く楽しかったです。
1人でも多くの方にこの作品が届きますように。
「嘘の起源」第一弾『絵掻きうた』より。上段右:主演の後藤大さん、上段左:岡野海斗さん、下段右:古賀成美さん、下段左:秦健豪さん
「嘘の起源」第一弾『ホワイト ライ』より。左から瑚々さん演じる楓花、AKB48・田口愛佳さん演じる真由、7ORDER・安井謙太郎さん演じる優太
これまでも『Only 4 you』(2015年)『スリリングな日常』(2016年)と、気鋭の監督と魅力的なキャストによるショートフィルム集を送り出してきたイトーカンパニーが新たに取り組む「嘘の起源」。新進気鋭の監督と今後のさらなる活躍が期待される俳優たちが、どんな「嘘」にまつわる物語を見せてくれるのか、今後の情報が楽しみです。