昭和の香り漂う神戸の名所・須磨浦山上遊園を舞台としたSFコメディ映画『アキレスは亀』(佃光監督)が、4月8日より1週間、舞台のある神戸の元町映画館で上映されることが決定しました。
神戸市須磨区オールロケの短編SFコメディ『アキレスは亀』4月8日より神戸・元町映画館で上映
『アキレスは亀』は、インディーズ映画スタジオ・Studio NYANCOを主宰して大阪を拠点に活動し、世界10ヶ国以上の映画祭で入選経験を持つ佃光(つくだ・ひかる)監督による短編SF映画。誘拐された亀のアキレスを探して飼い主の大学院生が刑事とともに神戸の街を走り回る奇想天外な追跡劇となっています。
神戸市須磨区オールロケで撮影されており、クライマックスは1959年開園の遊園地・須磨浦山上遊園(すまうらさんじょうゆうえん)の全面協力のもと園内での撮影がおこなわれており、近年ネット上で「日本一乗り心地が悪い」と話題となっている乗り物・カーレーターをはじめ、レトロな味わいあふれる須磨浦山上遊園の乗り物を活かした特撮アクションが展開されます。
大阪出身・在住の佃監督をはじめ、主人公の大学院生・メイを演じる土肥希理子さんや刑事役の盛井雅司さんら、全スタッフとキャストが大阪・兵庫・京都在住で、関西パワーが集結したメイド・イン・関西映画となっています。
昨年12月に佃監督の地元・大阪のシアターセブンで1週間公開されたのに続き、撮影がおこなわれた神戸市のミニシアター・元町映画館で4月8日土曜日から14日金曜日までの上映が決定しました。上映期間中には連日スタッフ・キャストによる舞台あいさつがおこなわれます。
また、元町映画館での上映に合わせ、公開1週間前の4月1日土曜日と、公開初日の4月8日土曜日に神戸市中央区の施設・まち活拠点まちラボで「神戸での映画づくり」をテーマにしたトークイベントを開催。神戸を拠点とするクリエイターをゲストに迎え、佃監督が『アキレスは亀』の撮影秘話を語ります。
トークイベント
- 開催日:4月1日(土)・8日(土) ※時刻未定
- 会場:まち活拠点 まちラボ 〒650-0022 神戸市中央区元町通4-2-14 こうべまちづくり会館4F
神戸での上映に向け、佃監督は次のようにコメントを発表し、福岡インディペンデント映画祭でプログラミング・ディレクターをつとめる大塚大輔さん、人形とミニチュアセットを用いた作品で知られる映画家督の飯塚貴士さん、ミュージックビデオ演出なども手がける映画監督の賀々贒三さんが応援コメントを寄せています。
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佃光監督コメント
おかげさまで、ちょっと変わった、だけどすごく面白いエンタメ映画が出来上がりました!
公開時期の4月初旬。ちょうど桜が見頃となる時期です。上映の前後にぜひ、須磨浦山上遊園に足をお運びください!
須磨や神戶の方にはもちろん、レトロなモノ、変わったモノが好きな方には楽しい映画です!
福岡インディペンデント映画祭プログラミングディレクター:大塚大輔さんコメント
知性とウィットに溢れたこの作風は佃監督にしかできない境地!更には極上の地域映画でもあります。
アクションフィギュア映画監督:飯塚貴士さんコメント
超ローカルな景色と無限のSF要素の対比は勿論ですが、何より見たことのない移動手段の数々が頭から離れません。本当に存在しているのか、乗り心地はどうなのかなど今すぐ神戸・須磨に行って確かめたくなりました!
映画監督:賀々贒三さんコメント
すごいおもしろかったです!動物を奪われた情念に突き動かされ、観光地を巡りながら“先生”の行方を追う追走劇と、その果てに待ち受ける宇宙規模の結末...これは、SF版『幻の湖』だ!
「B級映画の帝王」と呼ばれたアメリカのプロデューサー・監督になぞらえて「西淀川のロジャー・コーマン」と呼ばれる佃監督が送る、短編ながら壮大なスケールの『アキレスは亀』は、4月8日土曜日より神戸の元町映画館で上映。今回の上映にとどまらず、今後の展開も楽しみです。
『アキレスは亀』あらすじ
亀のアキレスが誘拐された!飼い主の大学院生・メイ(土肥希理子)は刑事(盛井雅司)と共に神戸を走る。
JR・山陽電車・ロープウェイ・カーレーターを次々に乗り継ぎ、須磨浦山上遊園で物語はクライマックスへ!
失踪した教授(木元としひろ)の行方は?山頂で明かされる巨大な陰謀とは!