俳優・水村美咲さんが原案・企画・プロデュースして自ら主演もつとめる2作品『在りのままで咲け』『在りのままで進め』(松本動監督)の完成披露上映会が3月21日に大阪、28日に東京で開催されます。大阪では主題歌を歌う猿丸詩摩子さんのミニライブが、東京では松本動監督の短篇作品上映がおこなわれます。
俳優・水村美咲さんプロデュース『在りのままで咲け』『在りのままで進め』大阪と東京で完成披露上映
『在りのままで咲け』『在りのままで進め』は、映画やドラマ、CM・バラエティーなど幅広く活躍する俳優・水村美咲さんが、周囲の女性たちが年齢を理由に夢を諦めざるを得なくなる状況を見る中で、ひとつの希望となる作品を作りたいと企画したもの。
短篇の『在りのままで咲け』は「子育てと夢の両立」を、長篇の『在りのままで進め』は「女性の活躍」をそれぞれテーマに、強く自分らしく生きる女性の姿が描かれていきます。
大林宣彦監督や石井隆監督はじめ数々の名監督の作品に助監督として参加した経験を持ち、短編作品が国内外の映画祭で数多くの賞を獲得している気鋭の映画監督・松本動(まつもと・ゆるぐ)監督が、水村さんの想いに賛同してメガホンをとりました。
主演の水村さんのほか、劇場公開作『生理ちゃん』(2019年/品田俊介監督)や日本映画大学卒業制作作品『ぬぐえない血』(2020年/杉山卓監督)などの八木橋聡美さん、演劇ユニットPreludeやクリエイターズ集団ミルズズのメンバーとして活動する鄭玲美(ちょん・れみ)さんが2作品両方に出演。
『在りのままで進め』には、『佐々木、イン、マイマイン』(2020年/内山拓也監督)や『花束みたいな恋をした』(2021年/土井裕泰監督)などの遊屋慎太郎さん、戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」キジブラザー=雉野つよし役で話題となった鈴木浩文さんらが出演しています。
2022年1月にプロジェクトがスタートし、クラウドファンディングでの支援も得た『在りのままで咲け』『在りのままで進め』が約1年をかけてついに完成。
3月21日火曜日(祝日)に大阪・十三のシアターセブン、28日火曜日に東京・渋谷のユーロライブで、完成披露特別上映会が開催されます。
大阪では、Aプログラム・Bプログラムの2回で実施。両プログラムとも『在りのままで咲け』『在りのままで進め』上映に加え出演者の舞台あいさつと主題歌を歌うシンガー・猿丸詩摩子さんによるミニライブがおこなわれます。
東京はA、B、Cプログラムの3回実施で、AプログラムとCプログラムが『在りのままで咲け』『在りのままで進め』の上映と出演者による舞台あいさつ・トークショー。
東京Bプログラムは松本動監督短篇作品集となっており、パンデミック下の世界を舞台とした『パレット』(2020年)、国内外で数多くの賞に輝いた『公衆電話』(2018年)とその続編『カセットテープ』(2019年)、小学校の元教師と教え子たちの群像劇で水村美咲さんも出演している『初色』(2021年)の4本が上映され、Aプログラム・Cプログラムと合わせ1日で6本の松本監督作品に触れられる機会となっています。
入場料は、大阪はA・Bプログラムとも1000円でクラウドファンディング支援者は無料。東京も、A・Cプログラムは同様に1000円でクラウドファンディング支援者は無料、Bプログラムは0円~の投げ銭制と、大胆な低価格設定となっています。
大阪・東京ともに、専用の予約フォームから予約が可能です。
『在りのままで咲け』『在りのままで進め』完成披露特別上映(大阪)
- 開催日:2023年3月21日(火・祝)
- 会場:シアターセブン 〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目7−27 サンポードシティ5階
- Aプログラム:10時15分 開場 / 10時25分 開演
- Bプログラム:13時 開場 / 13時10分開演
- A・Bとも『在りのままで咲け』『在りのままで進め』上映+出演者舞台あいさつ&ミニライブ
- 入場料:1000円(※クラウドファンディング支援者は無料
『在りのままで咲け』『在りのままで進め』完成披露特別上映(東京)
- 開催日:2023年3月28日(火)
- 会場:ユーロライブ 〒150-0044 東京都渋谷区円山町1−5 KINOHAUS 2階
- Aプログラム:13時 開場 / 13時20分 開演
- Bプログラム:16時15分 開場 / 16時25分開演
- Cプログラム:18時45分 開場 / 19時 開演
- A・Cは『在りのままで咲け』『在りのままで進め』上映+出演者舞台あいさつ&トークショー
- Bは松本動監督短篇作品集 『パレット』『公衆電話』『カセットテープ』『初色』
- 入場料:A・C=1000円(※クラウドファンディング支援者は無料 / B:0円~の投げ銭制
大阪・東京とも、専用予約フォームから予約が可能です
完成披露尾特別上映開催に合わせて『在りのままで進め』場面写真とメインヴィジュアルも一挙に公開されました。
ツイッターの作品公式アカウントが開設されており、完成披露上映での舞台あいさつ登壇者情報などの最新情報が随時発信されています。
ひとりの俳優の想いが結晶した短篇と長篇。初のお披露目となる特別上映はもちろん、今後の展開にも注目です。
『在りのままで咲け』あらすじ
子どもの頃から芝居を続けてきた主人公・由紀子(30)は、4歳の愛娘・愛奈を抱えながらも夢を諦めずにいる。ある時、由紀子に大きなチャンスが舞い込んでくる。だが“女優”という仕事に理解のない夫・裕典に「もう夢見てる歳じゃない」「そういうのはずっとやることじゃない」 等と言われ、愛奈を抱いて家を飛び出す由紀子。 子どもをもつ母親は夢を持ってはいけないのだろうか。そんな由紀子を救ってくれたものは・・・?
在りのままで咲け
- 水村美咲 八木橋聡美 サトウトモユキ 松田陽子
いろは 山岸りた 木下瑛太 保岡伸聡 鄭玲美 - 監督:松本動/li>
- 原案・企画・プロデュース:水村美咲
- 脚本:桑江良佳・水村美咲
- 撮影:鈴木雅也
- 照明:市川高穂
- 録音:宋晋瑞
- スチール:松井綾音
- 音楽:佐藤リオ
- 主題歌:猿丸詩摩子
- 制作:山元隆弘/二階堂新太郎/河野晋也
- タイトル文字:ユイ
- 製作:水村美咲映画製作委員会
- 2022年/カラー/DCP/5.1ch/シネマスコープ/29分
『在りのままで進め』あらすじ
【あらすじ】子育てしながら女優を目指す京華。子育てと夢を両立させることの難しさを感じながらもなんとかしがみついて頑張っている。
結婚や出産を諦めてでも女優を続けるマコ。色んなものを犠牲にして頑張ってきたが、ふと一人でいることに寂しさを感じる時もある。映画監督になる夢をもつ助監督の美奈。女性監督として自分の作品を撮ることを目標に奮闘中。そんな三人が引き寄せ合うようにして出会い、自分たちの力で新しい道を切り拓いていく。