東映ビデオの新プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の第1回作品となる新感覚タイムループ青春映画『神回』(中村貴一朗監督)の公開日が7月21日に決定し、予告編とポスターヴィジュアルが解禁されました。青木柚さんと坂ノ上茜さんが出演します
『愛の渦』(2013年/三浦大輔監督)『百円の恋』(2014年/武正晴監督)『アンダードッグ』(2020年/武正晴監督)など、多くの映画賞を獲得した話題作を送り出してきた東映ビデオが、新たな才能を発掘する新プロジェクトとして立ち上げたのが「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」。
キャリアも年齢もさまざまなクリエイターから寄せられた309本に及ぶ企画と脚本の中から、短編『GUNKANJIMA-Traveler in Time-』(2015年)で国内外の多くの映画賞を受賞し中村貴一朗監督の『神回』が、第1回製作作品として選ばれました。
『神回』の舞台となるのは、夏休み中の高校。同級生の恵那と文化祭の打ち合わせ中に自分たちが同じ時間を繰り返していることに気づいた主人公の樹が、タイムループから抜け出そうとする中で切ない事実が明らかになるストーリーとなっています。
主人公の沖芝樹を演じるのは『暁闇』(2018年/阿部はりか監督) 『サクリファイス』(2019年/壷井濯監督)や公開予定の『まなみ100%』(2023年/川北ゆめき監督)などで主演をつとめ、繊細な若者を演じることに定評のある青木柚(あおき・ゆず)さん。
同級生の加藤恵那を、自主制作映画ながらPFFアワード2021で二冠に輝き劇場公開を果たした『愛ちゃん物語』(2021年/大野キャンディス真奈監督)『ぬけろ!メビウス!!』(2023年/加藤慶吾監督)と主演作公開が続く坂ノ上茜さん。
注目の若手俳優ふたりが共演を果たしています。
解禁されたポスターヴィジュアルは、樹と恵那のふたりだけがいる夏休みの教室を縦位置で使った大胆な構図に「この時間は、監獄か天国か――!?」という、思わせぶりなコピーが添えられたデザイン。
そして予告編は、夏休みの教室での青春を感じさせるやりとりが一転、タイムループに気づいた樹が、恵那に話を信じてもらえないままタイムループを抜け出そうと奮闘する姿が描かれ、さらに白髪を見つけて自分たちが繰り返す時間の中で年を取っていることに気づくという衝撃の展開が! ストーリーがどんな結末に向かうのか期待を高める予告編となっています。