民宿でアルバイトする大学生の想像を絶する恐怖に触れるネット発の怖い話『リゾートバイト』が、永江二朗監督ら『きさらぎ駅』のチームにより映画化されることが発表されました。伊原六花さんが主演をつとめ、2023年秋に全国公開されます。
現在は閉鎖されたウェブサイト「怖い話投稿:ホラーテラー」に2009年に投稿された「リゾートバイト」は、匿名掲示板やまとめサイトなどにも転載され、広く知られるようになりました。
リゾート地である海辺の町の民宿でアルバイトする大学生が、ある奇妙な出来事に気づいたことから始まる怪奇譚は、いつの間にか崩れていく日常、禁忌の儀式、ジワジワと迫る“なにか”、人間の業の深さといった恐怖の要素が詰め込まれ、多くの読者を震え上がらせました。
都市伝説ホラーの集大成=“FINAL OF 都市伝説”とも言うべきこの話が、やはりネット発の都市伝説を映画化し昨年2022年にスマッシュヒットを記録した『きさらぎ駅』のチームによって映画化を果たします。
メガホンをとる永江二朗監督はこれまで数多くのホラー作品を手がけており、『真・鮫島事件』(2020年)『きさらぎ駅』(2022年)に続き3作連続での“都市伝説ホラー”への挑戦。『真・鮫島事件』『きさらぎ駅』ではそれぞれまったく違ったアプローチを見せてきた永江監督が、今回はどう現代の恐怖を描いていくのか期待です。
アルバイトのためビーチリゾート地の民宿を訪れる主人公の大学生・内田桜を演じる伊原六花(いはら・りっか)さんは、2017年に「バブリーダンス」で話題となった登美丘高校ダンス部のキャプテンとして注目を集めたのち女優としてデビュー。『明治東亰恋伽』(2019年/副島宏司監督)やDisny+配信ドラマ「シコふんじゃった!」(2022年)の主演など着実にキャリアを重ね、今年は2023年度後期のNHKテレビ小説「ブギウギ」出演も決定するなど話題作への出演が続いており、『リゾートバイト』は初のホラー映画出演となります。
主演に際し、伊原さんは次のようにコメントを発表しています。
主人公・内田桜役:伊原六花さんコメント
今回、初めてのホラー映画で主演を務めさせていただきます。
まだ撮影前でワクワク、ドキドキしています。まず脚本を読んで感じたのはホラー描写とストーリーの面白さのバランスが絶妙で、ホラー好きの人もあまりホラーが得意ではない人も楽しんでいただけるいままでにないおもしろい作品になると確信しました。
これから撮影に向かって、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと相談しながら、皆さんに自信をもっていい作品を届けられるようにがんばりたいと思います。是非、劇場でお会いしましょう。
映画『リゾートバイト』は、5月より岡山県で撮影開始予定。撮影に合わせて岡山県でオーディションが実施される予定となっています。
映画化発表に合わせて公式サイトとツイッターの公式アカウントも始動。岡山県でのオーディション詳細など、最新情報はツイッターで発信されます。
“恐怖と驚きの仕掛け満載”の映画になるという『リゾートバイト』。ほかの出演者や詳しいストーリーなど、今後の情報も楽しみです。