愛知県三河地方を拠点として完全自主体制で制作された長編映画『幸福な結末』の上映会が、7月9日に愛知県豊田市、23日に愛知県岡崎市で、それぞれ開催されます。
『幸福な結末』は、高校時代から自主映画を制作してきた岩松あきら監督が立ち上げた、愛知県三河地方を中心に活動する完全自主制作映画プロジェクト「三河映画」の第一弾となる作品。自殺を考えた中年の絵本作家が少女の姿となって5日前へと遡り、自分自身と一緒に過ごすことで自らの人生を見つめ直す不思議なストーリーの作品です。
2010年夏に撮影がおこなわれ、追加撮影や編集などを経て2022年に完成、国内外の映画祭での上映や受賞が続いており、2022年開催の日本芸術センター第14回日本映像グランプリでは優秀脚本賞を受賞しています。
今回の上映会は、作品完成までの地元の支援への感謝を込めて開催されるもので、7月9日に豊田市福祉センターで、7月23日に岡崎市図書館交流プラザりぶらで、それぞれ開催。
豊田市の上映会では地元で旬の食材を販売する「おいでん市場」のプロデュースによるマルシェ(市場)を会場ロビーで開催、岡崎市の上映会では上映後にスタッフ・キャストとの交流会を開催と、地域に密着した企画もあわせておこなわれます。
両会場とも、料金は観客が自由に決める「投げ銭」制。鑑賞は作品公式サイトでの事前予約が必要です。