亡き夫の借金を返すため草野球で奮闘する未亡人を主人公にした小野峻志監督の新作『野球どアホウ未亡人』が、8月19日より9月1日まで東京の池袋シネマ・ロサで2週間限定レイトショーされることが発表されました。
スポ根野球×未亡人!? 小野峻志監督『野球どアホウ未亡人』8月19日より池袋シネマ・ロサで上映
2020年に池袋シネマ・ロサで特集上映が開催、2021年には同じくシネマ・ロサで『浮気なアステリズム』が公開された小野峻志(おの・たけし)監督。その新作となる『野球どアホウ未亡人』は、小野監督を中心とする自主映画製作団体・カブ研究会の“最新作にして集大成”となる作品。
これまで「ほかではなかなか見られない映画」を送り出してきた小野監督が、今回はスポ根・野球漫画とポルノ映画という、ふたつの昭和テイストを融合。夫が遺した借金を返済するため若く美しい未亡人が草野球の投手となり、厳しい特訓を受ける中で野球の「気持ちよさ」に目覚めていくというストーリーの“バカとエロの場外ホームラン”を叩き出しました。
主人公の未亡人・水原夏子を演じたのは、森山みつきさん。映画を中心に活動し『共振』(2021年/樋口慧一監督)や、実在の事件をモデルにした『REVOLUTION+1』(2022年/足立正生監督)など出演作が続く注目の若手女優が、長編映画初主演をつとめます。
そして、夏子を野球の世界へと引きずりこむ草野球チーム監督・重野を演じるのは、主演作『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』(2022年/石井良和監督)や『とおいらいめい』(2022年/大橋隆行監督)などに出演し、映画制作ユニット・ルネシネマでの活動でも知られる藤田健彦さん。
解禁されたスチール写真では、夏子と重野が着るユニフォームの胸に「METS」という、どこかで聞いたようなチーム名が燦然と輝いています。
さらに、夏子の夫・賢一役には舞台やテレビドラマなどで活躍し劇団GOシュートwithペガサスを主宰する秋斗(しゅうと)さん、賢一の妹・春代役にはSNSでの活躍で次世代女優として注目を集める井筒しまさん、夏子に注目するプロ野球スカウトマン・吉田役には劇団TEAM 発砲・B・ZINに創設から解散まで参加し劇団解散後も多くの舞台に出演する工藤潤矢さんと、実力派キャストが脇を固めます。
WBCでの日本優勝や、メジャーリーグでの日本人選手の活躍などで例年以上に野球の話題が盛り上がる2023年、小野監督をはじめ製作メンバーのほとんどが野球経験なしだからこそ生み出された、予測不能でカオスな「野球映画」『野球どアホウ未亡人』は、夏の甲子園が佳境を迎えているはずの8月19日土曜日より2週間、池袋シネマ・ロサでレイトショー上映されます。
『野球どアホウ未亡人』ストーリー
夫の賢一(秋斗) を支える貞淑な妻、夏子(森山みつき) 。草野球チーム「多摩川メッツ」 の監督である重野(藤田健彦) から野球の才能を見出されたことと、最愛の夫である賢一の死が、主婦としての彼女の生活に終わりを告げる。重野とともに激しい特訓を重ね、「野球」という名の快感にとりつかれた夏子が歩む、未亡人野球道。義妹の春代(井筒しま) やプロ野球のスカウトマン・吉田(工藤潤矢)ら、一癖も二癖もある連中に囲まれて、夏子が歩むその道の先に待つのは勝利かはたまた......
普通の主婦が「野球」にとりつかれ狂っていく様を描いた、青春野球どアホウ喜劇の決定版、ここに誕生!