俳優・小原徳子さんの主演・初脚本作で東京で上映され好評を博した『いずれあなたが知る話』(古澤健監督)が9月2日より大阪で公開されることが決定し、新たなポスターヴィジュアルと出演者コメント・応援コメントが解禁されました。
『いずれあなたが知る話』は、誘拐された娘を探そうとしないシングルマザーと彼女の生活を監視する隣人のストーカー男のふたりの視点で狂気と混乱を描いたノワール・サスペンス。
「木嶋のりこ」の名前でデビューして以来、着実に俳優としての経験を重ね、今後も主演作『卍』(井土紀州監督)をはじめ『HAKONIWA』(若松宏樹監督)『渇愛の果て』(有田あん監督)など出演作の公開が控える俳優・小原徳子(こはら・のりこ)さんが、数年前から構想していたオリジナル企画で、小原さんがシングルマザーの靖子役で主演をつとめるのに加え、自身初となる脚本も担当。
ストーカーの勇雄役でダブル主演をつとめる俳優の大山大(おおやま・ひろし)さんがプロデューサーをつとめ、出演俳優の推薦により古澤健監督がメガホンをとるという、通常の映画とは異なる「俳優主導」で制作された作品となっています。
今年5月に東京・下北沢のトリウッドで上映企画「なんてこった異次元映画セレクション」として公開され、初日より5日間連続で満席を記録したほかリピーターも続出し、その作品の魅力を裏付けました。
東京公開の盛況を受けて単独での拡大公開が実現。9月2日より、大阪・十三のシアターセブンで公開されます。
拡大公開にあたり、ダブル主演の小原徳子さんと大山大さん、共演の大河内健太郎さん、伴優香さんがコメントを発表、さらに日本映画界に欠かせない俳優の津田寛治さん、『台風家族』(2019年)『犬も食わねどチャーリーは笑う』(2022年)などで知られる映画監督の市井昌秀さんが応援コメントを寄せています。
靖子役・脚本:小原徳子さんコメント
「俳優は選ばれるだけではなく、選ぶ立場にもなれる」そう教えてくれたのはこの映画です。
俳優同士で声をかけ合い、信頼できるスタッフ、監督を仲間にして出来上がったこの作品は、封切りされた下北沢トリウッドで、沢山の方が何度も足を運んでくれる映画となりました。
俳優だから、母親だから、息子だから、娘だから、そんな、肩書きのイメージを破壊するストーリーを、一緒に楽しんで応援してくださる皆さまのおかげで東京を飛び出すことができ、感謝と高揚感でいっぱいです。
あなたの中にしか見えない『いずれあなたが知る話』を、シアターセブンのロビーでも聴けるのを楽しみにしてます。この映画が私の脚本処女作で本当に良かった。