デビュー以来、数々の作品で多彩な役を演じ続ける女優・菜 葉 菜さんの出演作12作品を上映する特集上映「女優 菜 葉 菜 特集」が9月16日より10月1日まで横浜のシネマノヴェチェントで開催されます。
2005年公開の『YUMENO -ユメノ-』(鎌田義孝監督)で主演をつとめ本格的な女優デビューを果たして以降、インディーズとメジャーの垣根やジャンルにとらわれずさまざまな作品に出演してきた菜 葉 菜(なはな)さん。
今年3月にはアメリカ・シカゴで開催されたアジア映画の映画祭アジアン・ポップアップ・シネマ:シーズン16(Asian Pop-up Cinema:Season16)において多くの作品での演技に対して功労賞にあたるCareer Achievement Awardを同映画祭では日本人で初めて受賞するなど、その評価は日本国内に留まりません。
平凡な女性からときには人ならざる存在まで、職業も境遇もさまざまな役柄を変幻自在に演じる女優・菜 葉 菜さんの魅力をスクリーンでたしかめられるのが、今回神奈川県横浜のミニシアター・シネマノヴェチェントで開催される「女優 菜 葉 菜 特集」。
同劇場では1016年以来2回目の菜 葉 菜さん特集上映となる今回は、上映時間4時間を越える瀬々敬久監督の大作で菜 葉 菜さんの代表作のひとつといえる『ヘヴンズストーリー』(2010年)、オムニバスホラー『コワイ女』の一編で、劇中では一度も顔を見せずに不気味な女を演じ話題となった「鋼-はがね-」(2006年/鈴木卓爾監督)、主演デビュー作『YUMENO -ユメノ-』の鎌田義孝監督と再びタッグを組んだ『TOCKA[タスカー]』(2022年)、4人の主人公をすべて菜 葉 菜さんが演じた4話オムニバス形式の『ワタシの中の彼女』(2022年/中村真夕監督)など、デビュー間もない時期の作品から近作まで、主演作やメインキャストをつとめた12作が揃いました。
また、特集上映チラシのイラストは、いまや日本でも数少なくなった手描き映画看板を制作する八條工房の看板絵師・八条祥治さんによるもの。特集上映開催期間中には原画の看板がシネマノヴェチェントに掲示されるのに加え、原画を使ったポスターが抽選で来場者にプレゼントされる予定となっています。