吉川流光さん、山下徳久さん、藤公太さん、大沢真一郎さんの俳優4人が主演とプロデューサーをつとめ中泉裕矢監督がメガホンをとった「おっさんたちの恋の会話劇」『ゆりに首ったけ』が11月11日より東京の池袋シネマ・ロサほか全国順次公開されることが決定し、ポスターヴィジュアルと場面写真、予告編が解禁されました。
『ゆりに首ったけ』は、パーティーのため久々に集まった友人同士の男4人が、パーティーを提案した「ゆり」を待つ間、あるきっかけから抱えていた秘密を明かしだすという、男4人の会話で繰り広げられる予測不能のノンストップ・コメディ。
この作品のプロデューサーであり主演もつとめるのは、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(2023年/内田英治監督・片山慎三監督)などに出演するほか近年は映画プロデュースにも精力的に取り組んでいる吉川流光(よしかわ・りゅう)さん、『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』(2023年/阪元裕吾監督)『マリッジカウンセラー』(2022年/前田直樹監督)などの山下徳久さん、『ROOKIES 卒業』(2006年/平川雄一朗監督)『漂流ポスト』(2018年/清水健斗監督)などに出演し吉川流光さんとともに映画製作もおこなう藤公太さん、『DIVEDE』(2006年/辻岡正人監督)主演や『カメラを止めるな!』(2017年/上田慎一郎監督)などの大沢真一郎さんの、数々の作品に出演する4人の俳優。
4人は次のようにコメントを発表しています。
この映画は40代を迎えた4人の俳優達の、自分達を主役に!をテーマに培ってきた役者としての力量と経験を全てつぎ込んだ映画です。
誰もが今、閉塞感に苛まれていると思います。難しいことなんていらない。ただ何も考えず、何も感じず、笑ってくれたら。40歳を越えた男4人がこんな下らない事に全力になり必死になっている。
バカだなと思ってもらえたらそれだけで嬉しい。僕ら自身、全力で楽しいことをしたい。そんな楽しみが少しでも伝われば。
解禁された『ゆりに首ったけ』場面写真。山下徳久さん演じる健、吉川流光さん演じるヒロ、藤公太さん演じる保、大沢真一郎さん演じるケンジ(左より)
プロデューサー兼主演の4人がメガホンを託したのは、監督作『女家族』の公開を9月23日に控えている中泉裕矢監督。
『カメラを止めるな!』で助監督をつとめ、同作のスピンオフ作品『ハリウッド大作戦』(2019年)では監督をつとめたほか、監督作『君がまた走り出すとき』(2018年)と上田慎一郎監督・浅沼直也監督との共同監督作『イソップの思うツボ』(2019年)で2年連続SKIPシティ国際Dシネマ映画祭オープニングを飾った経験を持つ中泉監督が、たしかな演出力で「おっさんたちの必死な想い」が巻き起こすコメディを生み出し、短期間での2作品劇場公開を果たします。
共演には、数々の話題作に出演する女優陣が集まっています。
『カメラを止めるな!』AD役で話題となった合田純奈(ごうだ・あやな)さん。『スペシャルアクターズ』(2019年/上田慎一郎監督)『おろかもの』(2019年/芳賀俊監督・鈴木祥監督)『炎上する君』(2023年/ふくだももこ監督)などに出演し、舞台の作・演出もおこなう南久松真奈さん。中泉監督作品の常連で『女家族』でトリプル主演のひとりをつとめた綱島えりかさん。アイドルグループ・SDN48での活動を経てドラマや舞台で活躍する木本夕貴さん。
さらに『カメラを止めるな!』で主人公の監督を演じて注目を集め、その後もさまざまな作品に出演する濱津隆之さんが出演しています。
解禁された予告編は、バーに集まった4人の男たちの会話が「ある一言」をきっかけに思わぬ方向へと向かっていく展開に加え、多彩な登場人物が次々と登場。どんなストーリーが繰り広げられるのか期待を高める内容となっています。
たとえ滑稽であっても、人は人を好きになること、好きでいることを止められない。そんな想いをコメディとして描き出す『ゆりに首ったけ』は、11月11日土曜日より、東京の池袋シネマ・ロサほか全国順次公開されます。