第1回日本ホラー映画大賞受賞作を古川琴音さんの主演で長編化した下津優太監督『みなに幸あれ』が2024年1月19日に公開されることが決定し、キーヴィジュアルと予告編が解禁されました。
新たなホラー映画作家の発掘を目的としたKADOKAWA主催「日本ホラー映画大賞」は2021年にスタート。日本唯一のホラーにジャンルを絞った映画コンペティションには気鋭のクリエイターから多くの作品が寄せられました。
その記念すべき第1回大賞受賞作となった短編を、受賞監督の下津優太監督が自らリメイクしたのが、長編『みなに幸あれ』。祖父母に会いに田舎を訪れた学生がどこかで違和感を覚えていくというストーリーはそのままに、よりスケールアップした恐怖が描かれていきます。
主演をつとめるのは『偶然と想像』(2021年/濱口竜介監督)『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年/三木孝浩監督)などさまざまな作品に出演する古川琴音さん。たしかな演技力で多くの監督から信頼を集める若手俳優が、初めてホラーに挑んでいます。
そして、日本を代表するホラー映画監督のひとりであり「第1回日本ホラー映画大賞」選考委員長をつとめた清水崇さんが総合プロデュースをつとめ、劇場長編デビューとなる下津監督をサポート。
やはり同賞の選考委員をつとめた小出祐介さんが率いるバンド・Base Ball Bearが書き下ろした「Endless Etude」が主題歌となっています。
解禁された待望の予告編は、祖父母の住む田舎を訪れた主人公の周りで起こる、どこか違和感を覚える出来事が立て続けに描かれ「幸せの本質とは」という思わせぶりなコピーに続いては、畳み掛けるように衝撃的な映像が。最後は古川琴音さん演じる主人公の「笑顔」で終わるという、映画本編への期待を高める映像。
同時に解禁されたキーヴィジュアルも、大きく配された主人公の表情が不穏さを抱かせるものとなっています。