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ピエール瀧さん主演の小林且弥監督初長編『水平線』予告編解禁 白石和彌監督の応援コメントも

 かつて俳優として共演したピエール瀧さんと小林且弥監督が主演俳優と監督として再びタッグを組んだ『水平線』(3月1日公開)の予告編が解禁されました。また、ふたりの共演作『凶悪』などで知られる映画監督・白石和彌さんが応援コメントを寄せています。

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『水平線』場面写真。ピエール瀧さんが演じる主人公・井口真吾

 『水平線』は、俳優として数々の作品に出演し近年は映画プロデュースなどにも活動の場を広げてきた小林且弥監督の長編初監督作品。
 福島県の港町を舞台に、個人で散骨業を営む男のもとにある遺骨が持ち込まれたことにより起こる波紋を通して、大切な人を亡くした親子の物語が描かれていきます。

 震災で妻を失い、散骨の仕事を請け負い生活する主人公・井口真吾を演じるのは、いまや日本のエンターテイメント界に欠かせない俳優のひとりと言えるピエール瀧さん。

 真吾の一人娘で水産加工場で働く奈生役には、ドラマ「his~恋するつもりなんてなかった~」(2019年)や映画『青葉家のテーブル』(2021年/松本壮史監督)などで注目を集める若手女優の栗林藍希(くりばやし・あいの)さん。

 そのほか、『夜を走る』(2022年/佐向大監督)で第32回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞に輝いた足立智充さん、舞台や映画・ドラマと幅広く活躍する内田慈(うちだ・ちか)さん、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身で数々の作品に出演する押田岳さん、主演作『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2021年/竹林亮監督)など出演作公開が続く円井わんさん、ベテランの渡辺哲さんら、多彩な実力派キャストが顔を揃えています。

 解禁された予告編は、ある遺骨の散骨を真吾が依頼されたことにより広がっていく波紋や、父親との心の亀裂を感じ迷う奈生の姿、そして真吾のセリフなどから、死者を弔うことへのそれぞれの想いを感じさせる映像となっています。

【『水平線』予告編】

 主演のピエール瀧さんと小林且弥監督は、かつて『凶悪』(2013年/白石和彌監督)で瀧さんが死刑囚役、小林監督が彼に心酔する舎弟役で共演したのをきっかけに親交を深めた仲で、今回は小林監督の希望により主演俳優と監督としての再タッグが実現。
 いわば『水平線』誕生のきっかけを作ったと言える『凶悪』の監督であり小林監督の主演作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(2009年)のメガホンをとった映画監督の白石和彌さんは、深い縁を持つ『水平線』に、次のようにコメントを寄せています。

映画監督:白石和彌さんコメント

十数年前に出会った小林且弥の目を思い出す。意思が強く、それでいてどこか憂いのある目をしていた。
人を見つめる優しい眼差しは、今も何一つ変わっていない。
失敗を許さない世の中で、再生の物語に魂を揺さぶられる。
この物語は小林且弥の物語であり、ピエール瀧の物語であり、見る人の物語だ。
小林監督、大きな瀧さんの背中を撮ってくれてありがとう。

 映画の舞台・福島での先行公開を経て、3月1日より全国順次公開されるのを前に、東京のメイン館であるテアトル新宿で2月19日に完成披露上映会の開催も決定しています。
 完成披露上映会では、本編上映に加えて主演のピエール瀧さんはじめ栗林藍希さんら主要キャストと小林且弥監督の舞台あいさつもおこなわれます。

『水平線』完成披露上映会

  • 開催日:2024年2月19日(月) 18時00分
  • 会場:テアトル新宿 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−20 新宿テアトルビルB1
  • 登壇(予定):ピエール瀧 栗林藍希 足立智充 内田慈 小林且弥 (敬称略)
  • チケット:2月14日(水)よりオンライン販売 残席のある場合、15日(木)の劇場オープンより窓口でも販売

 映画『水平線』は、3月1日金曜日より東京のテアトル新宿、UPLINK吉祥寺、3月8日金曜日より大阪のシネ・リーブル梅田、京都のUPLINK京都、3月9日土曜日より神戸の元町映画館、3月23日土曜日より名古屋のシネマスコーレにて公開。ほか全国順次公開されます。

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『水平線』場面写真。ピエール瀧さんが演じる主人公・井口真吾(左)と、栗林藍希さん演じる娘・奈生

『水平線』あらすじ

福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断は――。
ポスター

水平線

  • ピエール瀧 / 栗林藍希 足立智充 内田慈 押田岳 円井わん 高橋良輔 清水優 遊屋慎太郎 大方斐紗子 大堀こういち / 渡辺哲

  • 監督:小林且弥
  • 脚本:齋藤孝
  • 音楽:海田庄吾
  • エグゼクティブプロデューサー:坂岡功士
  • プロデューサー:太田あや/齋藤寛朗(KAZUMO)
  • 撮影:渡邉寿岳
  • 録音:加唐学/小山海太
  • 整音:反町憲人
  • 音響効果:松浦大樹
  • 美術:ホ・ジニ
  • ヘアメイク:森川丈二
  • 衣装:藤原わこ
  • 助監督:伊藤良一
  • キャスティング:大川憧子
  • 制作担当:小玉直人
  • 企画・製作:STUDIO NAYURA
  • 制作協力:G-STAR.PRO/SHAIKER
  • 撮影協力:福島テレビ/観音丸(草野直雅)/共栄丸(高橋正広)/サンエイ海苔/磐梯マリーン/相双緑化土木/槇野産業
  • 音楽制作協力:東映音楽出版
  • ポスプロ:日活スタジオセンター
  • 配給・宣伝:マジックアワー

  • 2023年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/119分

2024年3月1日(金)よりテアトル新宿、UPLINK吉祥寺 ほか全国順次公開

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