各地の映画祭での受賞経験を持つ本村壮平監督の初劇場公開作となる『夢の在処 ひとびとのトリロジー』が6月1日より池袋シネマ・ロサで1週間限定レイトショー公開されることが発表され、ポスターヴィジュアルと場面写真、予告編が解禁されました。
本村壮平監督は、演劇ユニット・Live Naturally Activelyを主宰し作・演出をおこないつつ、映画監督としても知られる 劇作家・山内ケンジさんがプロデュースする「城山羊の会」公演などで舞台俳優として活躍。やがてインディペンデント映画の世界へと活動の場を広げ、脚本・監督をつとめ自らも出演する作品を次々に発表し『パラダイス・ジョージ』(2017年)が第四回新人監督映画祭長編コンペティション部門準グランプリを獲得するなど、各地の映画祭で作品が上映・入選しています。
『夢の在処 ひとびとのトリロジー』は、本村監督の念願であった劇場公開作品。
まだキスも未経験で20歳の誕生日を目前に焦燥と鬱憤を募らせる背年。大切な娘や彼女を守りたいと考えつつ芝居の公演を打つ売れない中年役者。妻の妄想が静かだった生活を替えていくひと組の夫婦――。
タイトルに「ひとびとのトリロジー」とあるように、それぞれ異なった登場人物に焦点を当てた三部構成となっており、ヒューマニティあふれる人々が欲と夢想の間を行き来し、トリロジーでありつつ長編のような味わいを持つ作品となっています。
出演は、舞台を中心に多くの出演経験を持つ永井若葉さん、杉木隆幸さん、西慶子さんや、『退屈な日々にさようなら』(2016年/今泉力哉監督)メインキャストの内堀太郎さん、『カラオケ行こ!』(2023年/山下敦弘監督)の岡部ひろきさん、『退屈なかもめたち』(2022年/鈴木秀幸監督)の平井友稀奈さんら、若手からベテランまで多彩な俳優陣が集まり、本村監督自身も出演者として名を連ねています。
解禁された予告編は、3つのエピソードそれぞれの映像がチャイコフスキーのバレエ曲に乗せて映し出され、それぞれの個性を持った登場人物たちの姿が作品への期待を高める映像となっています。