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主演・山﨑果倫さん“全身全霊で臨んだ”とコメント 都楳勝監督の青春幻想譚『夢の中』5月10日公開

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解禁された『夢の中』ポスターヴィジュアル ©「夢の中」製作委員会(※クリックで拡大します)

 主演に山﨑果倫さんを迎えた新鋭・都楳勝監督による異色の青春幻想譚『夢の中』が5月10日よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることが決定し、ポスターヴィジュアルと特報映像、場面写真が解禁され、主演の山﨑さんほか出演者と監督のコメントが発表されました。

 『夢の中』は、芸能事務所・レプロエンタテインメント主催の映画企画コンペティション「感動シネマアワード」でグランプリを受賞した企画の映画化。
 「感動シネマアワード」では、これまでに植田雅さん主演『階段の先には踊り場がある』(2021年/木村聡志監督)、福地桃子さん主演『あの娘は知らない』(2022年/井樫彩監督)、堀家一希さん主演『世界は僕らに気づかない』(2022年/飯塚花笑監督)、 宮沢氷魚さん主演『はざまに生きる、春』(2022年/葛里華監督)、うらじぬのさん主演『炎上する君』(2022年/ふくだももこ監督)と、5本のグランプリ受賞作が映画化・劇場公開されており、『夢の中』はグランプリ受賞作の最後を飾る劇場公開となります。

 脚本を執筆しメガホンをとったのは、監督作『蝸牛』(2019年)がMOOSIC LAB2019短編部門でグランプリを含む4冠を獲得した都楳勝(つうめ・まさる)監督。
 『蝸牛』では、中学生を主人公に性の違和感と自己理解のゆらぎを描いた1994年生まれの新鋭が、商業デビュー作となる『夢の中』では、ひとりの女性と彼女の部屋に匿われている青年を中心に、現実と夢との境界が失われた中で物語が淡く浮かぶ上がっていくような、不思議な手触りの作品を完成させました。

 主人公・藤野タエコを演じるのは、演技のフィールドで着実に経験を重ね、テレビドラマ「隣の男はよく食べる」(2023年)などに出演し、主演映画『輝け星くず』(2024年/西尾孔志監督)の公開も控える山﨑果倫(やまざき・かりん)さん。儚く謎めいた主人公を、しっかりと作品の中に息づかせています。

 そして、タエコの部屋に匿ってもらうカメラを持った青年・松島ショウ役にはテレビ小説「ちむどんどん」(2022年)などドラマや映画で活躍し『君に幸あれよ』(2022年)で映画監督デビューも果たした櫻井圭佑さん、モデルの根元アヤ役に大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)やテレビ小説「らんまん」(2023年)などテレビドラマや映画で活躍する山谷花純さん、カメラマンの藤澤優一役に舞台から映像へと活躍の場を広げ『教誨師』(2019年/佐向大監督)で注目を集めた俳優であり演出家の玉置玲央(たまおき・れお)さんと、共演にも魅力的な俳優陣が揃いました。

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解禁された『夢の中』場面写真。山﨑果倫さんが演じる主人公・藤野タエコ(左)と櫻井圭佑さんが演じる松島ショウ

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解禁された『夢の中』場面写真。山﨑果倫さんが演じる主人公・藤野タエコ

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解禁された『夢の中』場面写真。櫻井圭佑さんが演じる松島ショウ

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解禁された『夢の中』場面写真。山谷花純さんが演じる根元アヤ

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解禁された『夢の中』場面写真。玉置玲央さんが演じる藤澤優一

 解禁されたポスターヴィジュアルは、山﨑果倫さん演じるタエコの、こちら側を見つめる表情と、添えられた「外の世界は、眩しい」というコピーが印象的。
 特報映像は、タエコのモノローグに乗せて本編の映像が映し出され、約40秒の短さながら、美しく幻想的で、どこかに危うさも秘めたような作品世界の一端に触れられる映像となっています。

【『夢の中』特報】

 また、公開決定にあたり、山﨑果倫さん、櫻井圭佑さん、玉置玲央さん、山谷花純さんの出演者と都楳勝監督が次のようにコメントを発表しています。

藤野タエコ役:山﨑果倫さんコメント

都楳監督が描く世界は、常に静かな熱気が立ち込めていて、包まれていくうちに自分の能動的な感情を思い出させてくれるような力があると感じます。
そんな世界にタエコとして存在することができた経験は、私の生涯で忘れられない大切な宝物になりました。
この作品でタエコという人間を演じている間、自分の心の奥底にある枯渇と欲望といつも静かに見つめ合っていました。
そして自分とは別の人間の人生を生きるということを初めて確かに実感ができた作品でした。
全身全霊で臨んだ作品です。
ぜひ受け取ってください。

松島ショウ役:櫻井圭佑さんコメント

松嶋ショウ役を演じました櫻井圭佑です。
この映画はコロナ禍に若い世代のスタッフ・キャストを中心に制作された作品です。
都楳監督ワールドの中で日々役として、また1人の自分として葛藤しながら撮影をした記憶が今でも鮮明に蘇ります。
撮影から少し時間が経過した今、こうして劇場公開できることを幸せに思います。
より多くの方に劇場で見ていただけることを祈っています。

藤澤優一役:玉置玲央さんコメント

『夢の中』というタイトルは秀逸で、端的に、しかし確実にこの作品のありのままを表していると思う。最初に台本を読んだ際、掴みどころのない台詞のやり取りや人物描写をどう映像化するのだろうと思っていたが、都楳監督の作る画とその色味や風景のお陰で非常に美しい『夢』が立ち上がっていて驚きました。そこに生々しく力強い俳優の演技が乗っかってるもんだから没入感も強烈で、これは台本を読むだけでは得られない感動でした。その感動を是非、皆様にも味わっていただきたいです。どうか一緒に『夢の中』へ行けますように。

根元アヤ役:山谷花純さんコメント

アヤ役を演じさせて頂きました。
初めてモデルという役柄を演じ、カメラのシャッターを切られる度に、本当の自分というものを削ぎ落とされる感覚になり新鮮でした。
タイトル通り。まさに夢の中を旅するかのような作品。正直、私の口から物語の説明をすることが今も難しい状態です。
一人一人違った解釈があって良いのが映画だと思うので、皆様がどのような感想を抱くのか楽しみで仕方がありません。
1人でも多くの方に見て頂けることを願っております。

脚本・監督:都楳勝監督コメント

自分で自分の心に蓋をする事で自分を守っていらっしゃるあなた、いつかその蓋を上手にカパって開けてくれる人が現れますから、鍵は掛けずにいてください。
最初は上手に歩けなくても、手を取り合って歩く道はいつもと違う景色に感じるでしょう。
真っ暗で道が分からなくなったらこの映画を観てください。灯が差す方へ辿り着いたら一緒に語らいましょう。そしてコッソリ教えてください。『夢の中』良い映画でしたよって。
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解禁された『夢の中』場面写真。山﨑果倫さんが演じる主人公・藤野タエコ

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解禁された『夢の中』場面写真。櫻井圭佑さんが演じる松島ショウ

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解禁された『夢の中』場面写真。部屋の中のタエコとショウ

 気鋭のキャストと監督が現実と夢が溶け合う世界をスクリーンの中に作り出す『夢の中』は、5月10日金曜日より、東京のアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されます。

『夢の中』ストーリー

「俺のこと、ここで匿ってくれない?」血まみれで息を切らす男・ショウに声をかけられたタエコ。生気がなく虚ろな瞳の彼女は、部屋に入る彼に「私の最期、綺麗に撮ってください」とお願いする――。何から逃れてきたのか。その願いは本当に望んでいるものなのか。二人は時間を共有するうちに、夢とも現実ともつかない、お互いの感情と記憶が交ざり合う奇異な世界に引き込まれていく。タエコが、ショウが、目を背けてきたものを前に、表情を変えていく。何が本当で嘘なのか、当たり前と思っていたあの安らぎも、この苦しみも。
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解禁された『夢の中』場面写真

ポスター

夢の中

  • 山﨑果倫 櫻井圭佑
    アベラヒデノブ 金海用龍 森崎みのり
    玉置玲央 山谷花純

  • 脚本・監督:都楳勝
  • 音楽:若狭真司
  • 撮影:上野陸生
  • 照明:佐藤仁
  • 録音:五十嵐猛吏
  • 美術監督:相馬直樹
  • 衣装:中島エリカ
  • ヘアメイク:藤原玲子
  • 装飾:桑田真志
  • 水中撮影:河瀬経樹
  • 特機:後藤泰親
  • 編集:岸川雄大
  • 助監督:國領正行
  • 制作担当:三谷奏
  • VFXスーパーバイザー:大見康裕
  • タイトル:田中佑佳
  • スチール:持田薫/北圃莉奈子/福田啓道
  • 企画・プロデュース:菊地陽介
  • 宣伝デザイン:鴨川枝理
  • 企画・製作・制作プロダクション・配給:レプロエンタテインメント
  • 配給協力:インターフィルム

  • 2023年/カラー/ステレオ/65分

2024年5月10日(金)より アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開

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