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話題作の「その後」を描く古谷蓮さん主演『僕の月はきたない』6月15日公開決定 予告編解禁

 コロナ禍に製作され話題となったフェイクドキュメンタリー『30days』の後日譚となる映画『僕の月はきたない』が6月15日より新宿K's cinemaで公開されることが発表されました。主演は『30days』に続き古谷蓮さん。工藤渉監督がメガホンをとります。

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『僕の月はきたない』メインヴィジュアル  ©LUSTS

 『30days』は、コロナ禍の2020年、厳しい状況下でも新たな作品を作ろうとい趣旨により、完全リモートで制作・配信された作品。「無名の俳優・古谷蓮が自粛生活の中で30日間の禁欲生活を送り、生き方を変えた自分の姿を憧れの人に見せに行く」という設定のフェイクドキュメンタリーで、俳優の古谷蓮さんが本人を演じるストーリーは大きな話題を呼びました。

 その『30days』の「その後」を描く後日譚が『僕の月はきたない』。
 憧れの人への告白を経て寺修行を決意した主人公。寺での日々を過ごす中で、ファンだと名乗る女性が現れて……。というストーリーが描かれていきます。

 主人公の「古谷蓮」を演じるのは、もちろん『30days』に続いて本人役での主演となる古谷蓮さん。あがき、苦しみながら自分と向き合っていく姿を熱演します。
 そして「『30days』を観て古谷蓮のファンになった」というヒロイン・海野琴絵を、アダルトの世界から映画や舞台などにも活躍の場を広げて絶大な人気を誇る架乃ゆらさんが演じています。
 さらに、数々の作品で存在感を発揮する仁科貴さん、ドラマや映画・舞台で活躍する国保優子さん、『ひかりをあててしぼる』(2015年)などの映画監督で『30days』にも出演していた坂牧良太さん、映画や舞台で活躍する鹿野裕介さん、幅広い役を演じる個性派の芹澤興人さんら、多彩なキャストが出演しています。

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『僕の月はきたない』場面写真。古谷蓮さん演じる古谷蓮

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『僕の月はきたない』場面写真。架乃ゆらさん演じる海野琴絵

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『僕の月はきたない』場面写真。古谷蓮さん演じる古谷蓮(右)と架乃ゆらさん演じる海野琴絵

 脚本を担当したのは『くそガキの告白』(2011年)『生きててよかった』(2022年)などの監督で『30days』には出演者として参加していた鈴木太一さん。
 そして『ユリ子のアロマ』(2010年)『愛の病』(2017年)『Sexual drive』(2021年)など独特のエロティシズムで知られる監督で『30days』の構成・演出をつとめていた吉田浩太さんが、自身初となるプロデューサーとして携わっています。
 メガホンをとるのは『30days』に深い感銘を受けたという工藤渉監督。監督作『君といると、僕はかなしい』(2011年)『Electric Kiss(2012年)など監督作が各地の映画祭上映されているほか、助監督として『サーチライト-遊星散歩-』(2022年/平波亘監督)『東京遭難』(2023年/加藤綾佳監督)など気鋭の監督の作品を支える期待の監督が、話題作の後日譚の監督という重責を引き受けました。

 昨年12月に東京・高円寺のシアターバッカスで1週間限定で先行上映され、SNSに絶賛のコメントが相次いだ『僕の月はきたない』が、いよいよ6月15日より新宿K’s cinemaにて劇場公開。
 公開決定に合わせて解禁された予告編には、先行上映に寄せられたコメントも織り込まれています。

 また、公開決定にあたり、主演の古谷蓮さん、ヒロインを演じる架乃ゆらさん、工藤渉監督、吉田浩太プロデューサーがコメントを発表しています。

【『僕の月はきたない』予告編】

主演(古谷蓮役):古谷蓮さんコメント

この度、『僕の月はきたない』が劇場公開される事が決定しました。人生本当にどうなるかわからないもので、当時はひたすら悩んで、変わりたくて、藁にもすがる思いで修行に行きました。あの場所で過ごした事は自分にとって本当に大切な時間で、まさかそれを映画にして頂けるとは思いもしませんでした。本当にありがとうございます。
アホでくだらないけど、勇気を出せる作品だと思ってます。ぜひたくさんの方に見て欲しいです。

ヒロイン・海野琴絵役:架乃ゆらさんコメント

出演した映画「僕の月はきたない」が公開決定しました。
古谷蓮という一人の役者の人生!のような、叶わない恋をしたみんなの人生!のような、そんな重力がある作品に携わることができてとても幸せです。ぜひより多くの方にこの作品が届きますように!

工藤渉監督コメント

先輩である吉田浩太監督と主演の古谷くんと打ち合わせの際に、禁欲にかける想いを古谷くんから聞き面白かったのを良く覚えてます。
全然わからないし共感できないと思って聞いてました。笑
ただ謎のパワーというか、人を拒絶せず生きて走って向かっていく古谷くんは変なやつだし、編集しても未だに意味不明なんですが、吉田さんや現場では僕が信頼してるスタッフ、さらに共演者の架乃ゆらさんにも愛される凄い奴です。是非劇場でご覧いただければと思います。

吉田浩太プロデューサーコメント

コロナ禍で仕事がなくなったとき、ふと思いついたのが俳優古谷蓮が30日間禁欲をするというしょうもない企画でした。禁欲を達成した彼がその後なぜか寺修行に向かうことになった出来事をベースにしたのが、映画「僕の月はきたない」です。こんなどうしようもない企画を、鈴木太一が見事な脚本にし、工藤渉が見事な演出によって唯一無二の青春映画に仕立て上げました。古谷蓮×架乃ゆらの傑作禁欲青春映画を是非お楽しみください!
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『僕の月はきたない』場面写真。古谷蓮さん演じる古谷蓮(左)と架乃ゆらさん演じる海野琴絵

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『僕の月はきたない』場面写真

 劇場公開に向け、配給宣伝費を支援するクラウドファンディングが4月30日まで実施されており、リターンとしてサイン入りTシャツや特別試写会招待のほか、主演・古谷蓮さんが実際に禁欲生活の中で書き綴った「禁欲伝授目録」というユニークなものも用意されています。

『僕の月はきたない』劇場公開応援プロジェクト

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『僕の月はきたない』ポスター・古谷蓮ヴァージョン  ©LUSTS

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『僕の月はきたない』ポスター・海野琴絵ヴァージョン  ©LUSTS

 禁欲に悶える若者の姿を真摯に描いていく“笑って泣けるジャンルレス令和版禁欲青春映画”『僕の月はきたない』は、6月15日金曜日より新宿K's cinemaにてレイトショー公開されます。

『僕の月はきたない』ストーリー

憧れの人に告白するため 30 日間の禁欲を決行した俳優・古谷蓮(古谷蓮)は何も変われなかった反省から、憧れの人に変わった姿を見せるべく寺修行に行くことを決意する。自己鍛錬に勤しむ古谷。性欲に悩む夫婦や性を超越する住職との出会いを重ね、自己発見の授業を駆け抜けていく古谷に思いがけない悲報が届く。禁欲と自己鍛錬の目的を見失う古谷。そんな中、映画「30days」の大ファンだという琴絵(架乃ゆら)と出会う。禁欲に切実な問題を抱える古谷と琴絵の運命的な出会いによって、禁欲自己鍛錬はクライマックスを迎えていく……。
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『僕の月はきたない』場面写真

ポスター

僕の月はきたない

  • 古谷蓮 架乃ゆら 仁科貴 国保裕子 坂牧良太 吉田浩太 ⿅野裕介 芹澤興人

  • プロデューサー:吉田浩太/後藤剛
  • 監督:工藤渉
  • 脚本:鈴木太一
  • 撮影:関将史
  • 録音:篠崎有矢
  • 美術:岩崎未来
  • スタイリスト:中村もやし
  • ヘアメイク:くつみ綾音
  • 助監督:國谷陽介
  • 音楽:零式
  • 主題歌:「よろこびの歌」作詞・作曲:朝真裕稀

  • 2023年/アメリカンビスタ/カラー/86分

2024年6月15日(土)より 新宿K's cinemaにてレイトショー

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