俳優の田村魁成さんがプロデュースし自ら主演もつとめた野本梢監督の中編『思い立っても凶日』が6月中旬に新宿K's cinemaで東京公開されることが発表されました。
田村魁成さんが主演&プロデュースの野本梢監督新作『思い立っても凶日』6月中旬東京公開
『思い立っても凶日』は、 高校時代の苦い経験をしたある1日の記憶をいまだに引きずる青年・誠が、高校時代から想い続ける女性のためにもがく中で、あの「凶日」の真実に気づき、乗り越えていくという青春コメディ。
メガホンをとったのは『愛のくだらない』(2020年)など監督作が各地の映画祭を席巻し、現在のインディペンデント映画シーンを代表する監督のひとりである野本梢監督。
映画やテレビドラマ・舞台などで活躍し、中編『彼女たちの話』(2022年)で野本監督作品に参加した俳優の田村魁成(たむら・かいせい )さんが、自らプロデュースする映画の企画を野本監督にオファーしたことから生まれた作品で、その風貌から「困っている役や情けない役を演じることの多い」という田村さんが醸し出す「不運さ」と、田村さんの特技を活かして生み出された物語は、野本監督作品には珍しくコメディ要素も盛り込みながら、過去からの救いを描いた作品となっています。
これが映画初主演となる田村魁成さんが主人公の田上誠を演じ、ヒロインで高校時代に女子フットサル部のキャプテンだった横山未生役には『オーガスト・マイ・ヘヴン』(2024年/工藤梨穂監督)『うってつけの日』(2023年/岩崎敢志監督)で主演をつとめる村上由規乃(むらかみ・ゆきの)さん、誠が高校時代から想い続ける相手で未生と同じ部活だった高山秋保役には『アイスと雨音』(2017年/松居大悟監督 ※田中怜子名義)でデビューし『浮かぶ』(2021年/吉田奈津美監督)で主演をつとめた田中なつさん。
そのほか、プロデューサーとしても活躍する吉川流光(よしかわ・りゅう)さんと榎本桜さん、さらに藤主税(とう・ちから)さん、三浦健人さんら、インディーズ作品を中心に活躍する実力派俳優陣が顔を揃えています。
大阪西成区出身の田村さんの地元といえる大阪・シアターセブンで6月1日より公開されることが先日発表されたのに続き、東京での公開も決定。6月中旬より新宿のK's cinemaで公開されます。
公開に向け、配給宣伝費などを支援するクラウドファンディングが実施中で、リターンにはサイン入り鑑賞券などのほか、エンドロールにアソシエイトプロデューサーとして名前が掲載される権利や、エンドロールに協賛として掲載される企業向けプランも用意されています。
クラウドファンディングは映画関連で豊富な実績を持つMotion Galleryで4月30日まで実施されています。
『思い立っても凶日』クラウドファンディング
- 実施期間:2024年4月1日(月)~4月30日(火)23時59分
- URL:https://motion-gallery.net/projects/omoitattemo
短編『晴れときどき、雨ときどき』(2024年/小池匠監督)のプロデュースをつとめるなど自ら作品づくりにも積極的に携わる俳優・田村魁成さんと、現代社会で「生きづらさ」を感じる人々の姿を描き出す野本梢監督のコラボレーションで生まれた『思い立っても凶日』は、6月1日土曜日より大阪のシアターセブンで、6月中旬より新宿K's cinemaで、それぞれ公開されます
『思い立っても凶日』ストーリー
「最悪や」が口癖の誠は高校生のとき、キャプテンの未生に頼まれ、女子フットサル部の引退試合を手伝った。そのとき、未生の采配によって試合に出られなかった秋保を励まそうとするも、未生に遮られ微妙な空気のまま別れる。卒業してからも秋保を想い続け、ある特技で惹きつけようともがく誠。しかし、不運が続き、現実を突きつけられていく中で、あの凶日の真実に気づいていく。
思い立っても凶日
- 田村魁成 村上由規乃 田中なつ
吉川流光 榎本桜 藤主税 三浦健人 村松和輝 大崎章 南久松真奈 田野真悠 三好紗椰 藤公太 蔦陽子 窪田翔 小川富行 小島彩乃 伊藤由紀 とうふ - 監督・脚本:野本梢
- 撮影・照明:野口高遠
- 録音:横田彰文
- 撮影助手:金子愛奈
- 制作:小松豊生
- ヘアメイク:子池絢音
- スチール:中川達也
- メイキング:岡野祐介/ryota hakamada
- 整音:久保琢也
- 音楽:IX
- 宣伝デザイン:東かほり
- 企画・プロデュース:田村魁成
- アソシエイトプロデューサー 吉川流光
- 2023年/カラー/49分
2024年6月1日(土)より7日(金)まで大阪・シアターセブンにて 6月中旬新宿K's cinemaにて公開