櫻坂46の藤吉夏鈴さんが主演をつとめ、大野大輔さんの脚本と小林啓一監督のメガホンで送る社会派青春エンターテイメント『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』（８月９日公開）に、綱啓永さん、髙嶋政宏さん、外原寧々さん、ゆうたろうさん、筧美和子さん、石倉三郎さんが出演することが新たに発表されました。

　『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、文学好きの高校１年生・所結衣が、ひょんなことから新聞部に入部し、新米記者として大人たちの闇を暴いていく、痛快な社会派エンターテイメント。
脚本は『ウルフなシッシー』（２０１７年）『辻占恋慕』（２０２１年）など自ら主演もつとめた監督作で知られる大野大輔さん、監督は『ももいろそらを』（２０１１年）『殺さない彼と死なない彼女』（２０１８年）『恋は光』（２０２２年）などで若者たちの心を独特の視点で描く小林啓一監督と、唯一無二の世界を持ったふたりのクリエイターが強力なタッグを結成しています。

　私立櫻葉学園新聞部の新米記者となる主人公・所結衣をアイドルグループ・櫻坂46のメンバーでこれが映画初出演んして初主演となる藤吉夏鈴（ふじよし・かりん）さんが演じるのをはじめ、新聞部部長の杉原かさね役には主演作『ベイビーわるきゅーれ』（２０２１年／阪元裕吾監督）や『Single8』（２０２３年／小中和哉監督）など次々と出演作が公開される髙石あかりさん、文芸部の部長・西園寺茉莉役に『おとななじみ』（２０２３年／高橋洋人監督）『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』（２０２３年／酒井麻衣監督）と映画主演が続く久間田琳加（くまだ・りんか）さん、新聞部副部長の恩田春菜役に主演作『サーチライト-遊星散歩-』（２０２２年／平波亘監督）や『少女は卒業しない』（２０２３年／中川駿監督）など中井友望（なかい・とも）さんと、活躍目覚ましい若手俳優がメインキャストをつとめることがすでに発表されていましたが、このほど脇を固める豪華キャストが発表されました。

　元・文芸部員で、物語のキーとなる人物・松山秋役に、スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」（２０１９年）のリュウソウブルー＝メルト役で人気を集め、その後も「君の花になる」（２０２２年）や現在放送中の「３６５日」（２０２４年）などテレビドラマや映画、舞台などで活躍する綱啓永（つな・けいと）さん。
　主人公の所結衣たちが通う私立櫻葉学園の理事長・沼原栄作役に、主演作『ZIPANG』（１９９１年／林海象監督）や平成ゴジラシリーズなどで知られ、近年も『キングダム 運命の炎』（２０２３年／佐藤信介監督）『コンフィデンスマンJP 英雄編』（２０２２年／田中亮監督）などの大作や監修もつとめた『愛してる！』（２０２２年／白石晃士監督）など話題作に出演する髙嶋政宏さん。
　文芸部副部長で部長の西園寺に憧れを抱く片岡姫香役に、第46回創作テレビドラマ大賞「月食の夜は」で主演に抜擢されるなど注目を集める外原寧々（そとはら・ねね）さん。
　ドローンを操作して新聞部に協力する生徒・田島役に、小林啓一監督の過去作『殺さない彼と死なない彼女』や『サマーフィルムにのって』（２０２０年／松本壮史監督）などに出演する、ゆうたろうさん。
　櫻葉学園の教師で体育教師からのセクハラ被害に遭っている山内役に、『幕が下りたら会いましょう』（２０２１年／前田聖来監督）『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』（２０２２年／白石晃士監督）など映画やドラマで活躍する筧美和子さん。
　主人公たち新聞部が部室として使う閉業した印刷所の持ち主である山本役には、強面の役からコミカルな役、人情深い役と幅広くこなす俳優として永きにわたり活躍し『つむぐもの』（２０１６年／犬童一利監督）では主演をつとめた石倉三郎さん。
　期待の若手から誰もが知るベテランまで、まさに幅広いキャストが顔を揃えました。

　新たに発表されたキャストは、次のようにコメントを発表しています。

元文芸部・松山秋役：綱啓永さんコメント

松山秋役を務めさせていただきました綱啓永です！ 今回演じた秋の役どころは、一言で言うと、才能があって落ち着いてる人物かなと思います。
そして物語の中でキーになってくる大事な役です。 現場では、監督が細かい部分含めてとにかくお芝居にこだわってくださった印象が強いです。毎シーン話し合いを重ねつつ、楽しく自由にやらせていただきました。
本当に小林監督には感謝しかないです。 僕自身は、撮影日数があまり多くはなかったものの、フレッシュなキャストの皆様と僕が経験したことないタイプの青春をしてきました。
学生が汚い大人に立ち向かう姿は、とても力強く、感化されるモノがあると思います。公開をお楽しみに！

私立櫻葉学園理事長・沼原栄作役：髙嶋政宏さんコメント

まず、この話いただい時、なんかいいニオイがしたんですよ。
これは絶対に面白くなる！と。
具体的なこの沼原のモデルはいたものの、それよりも現場で監督と楽しく創らせていただきました。
コロナやらインフルで途中、延期になったりでちょっとだけ難産でしたが思い出深い作品になりました。

私立櫻葉学園文芸部副部長・片岡姫香役：外原寧々さんコメント

学園ものの作品に出ることが夢だったので、決まった時はとても嬉しかったです。
私が演じさせていただいた片岡姫香は、文芸部副部長で部長の西園寺茉莉に憧れている女の子です。
物語が進んでいくにつれて変化していく姫香にもぜひ注目していただけると嬉しいです。
何かに夢中になったり、全力で日々を過ごしている皆がキラキラ輝いていて、とても爽やかな青春映画になっています。
ぜひ劇場でご覧ください！

私立櫻葉学園生徒・田島役：ゆうたろうさんコメント

小林監督とは『殺さない彼と死なない彼女』でご一緒し、プライベートでも仲良くしていただいているので、また現場でお会い出来てとても嬉しかったです。
僕が演じた田島は作品の中のちょっとしたキーマンでもあって、プロの方に監修して頂いてドローンも初めて操縦させてもらったのでその辺りも公開まで楽しみにしていて頂きたいです

私立櫻葉学園教師・山内役：筧美和子さんコメント

山内という人物についてもセクハラ被害についても、監督やスタッフと相談しながら、キャラクターを作っていく感じがありました。
やるせない気持ちを持ちながらも、学校の角で電子たばこ吸いながらやり過ごす山内はなんだかリアルで。
見えない日常が細部に滲み出るといいなと意識しました。
私は撮影日数“が”多くはなかったのですが、物凄い熱量を持った作品になりそうだと皆さんの姿に私が奮い立たされていました。
監督をはじめ、藤吉さんや髙石さんの真っ直ぐなエネルギーが素晴らしいなと感じました。

新聞部に部室を貸している山本役：石倉三郎さんコメント

こういう若者の映画にお声掛けして頂けることは嬉しいですよ。
現場も久しぶりに若い子達と芝居が出来て楽しかったし、みんな一生懸命で見ていて、若さゆえのその真っ直ぐさをすごく感じられてよかった。
今回、私は若い子を助ける役どころでしたが、楽しく演じさせて頂きました。
人生は一度だから、何事も後悔なくチャレンジすることが大事だと思わせてくれる映画だと思います。

　『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、日本大学藝術学部映画学科で学んでいた宮川彰太郎さんが、オリジナル映画の企画を作るという大学の課題のため、高校時代に思いついたアイディアをもとに執筆した企画書が、同学科の講師をつとめる企画プロデューサーの目に留まり商業映画として映画化されるという、異例のかたちいで生まれた作品。
　若き才能と精鋭スタッフ、そして充実のキャストにより、混迷の時代に「正義」や「善悪」の意味を問う社会派エンターテイメント『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は、８月９日金曜日より、テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほかにて公開されます。

『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』あらすじ

文学少女の所結衣（藤吉夏鈴）は憧れの作家“緑町このは”が在籍するとされる名門・私立櫻葉学園高等学校に入学。
しかし、コンクールを連覇するなどエリートの集まる文芸部への入部は叶わなかった。
落ち込む結衣に文芸部の部長・西園寺茉莉（久間田琳加）が手を差し伸べ、正体不明の作家“このは”を見つけ出せば入部を許可するという条件を提示。結衣は、“このは”へのインタビュー実績がある学園非公認の新聞部に潜入し、部長・かさね(髙石あかり)のもとで新米記者（トロッ子）として活動することになる。

記者として、教師たちの不祥事に切り込む２人を快く思わない、学園の理事長(髙嶋政宏)に理不尽な圧力をかけられ窮地に立たされる新聞部。しかし、結衣は一念発起し元文芸部の松山秋(綱啓永)らと協力して理事長、そして学園の闇へと切り込む！真実が明かされていく時、結衣が選ぶ道とは...。