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主演・深町友里恵さん×グ スーヨン監督の“下関発映画”『幽霊はわがままな夢を見る』6月29日公開

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『幽霊はわがままな夢を見る』ポスターヴィジュアル(※クリックで拡大します)

 グ スーヨン監督がメガホンをとり、深町友里恵さんが主演、加藤雅也さんが出演のほか協力プロデューサーをつとめる下関発オリジナルムービー『幽霊はわがままな夢を見る』が、6月29日より東京の渋谷ユーロスペースで公開されることが発表されました。また、公開に先駆けて5月に開催される第2回横浜国際映画祭で正式招待作品として上映されます。

 『幽霊はわがままな夢を見る』は、俳優・加藤雅也さんの呼びかけにより生まれた作品。
 かねてより地域の特色を活かした地方での映画制作が重要と考えている加藤さんは、広島を舞台とした『愚か者のブルース』(2022年/横山雄二監督)を企画プロデュースし主演するなど、地域密着の映画作りに携わってきました。
 その加藤さんが、下関出身でこれまでも『偶然にも最悪な少年』(2003年)『ハードロマンチッカー』(2011年)『巫女っちゃけん』(2017年)と、下関を舞台にした作品を送り出していたグ スーヨン監督と、同じく下関出身でCMや舞台などで活躍する女優・深町友里恵さんに、下関発のオリジナルムービーの制作を提案したことから『幽霊はわがままな夢を見る』が始動。グ スーヨン監督と実弟の具光然(ぐ・みつのり)さんが共同で脚本を執筆し、下関出身ならではの、地元への愛憎が入り混じるストーリーが生まれました。

 主人公は、女優を目指し上京するも挫折して故郷の下関に戻ってきた富澤ユリ。父の経営するラジオ局を手伝うことになったものもそのラジオ局も倒産寸前。不気味な青年や元・同級背につきまとわれながら、スポンサーの提案により住民参加のラジオドラマ制作に取り組むユリたちの姿が、下関が舞台の有名な会談「耳なし芳一」のモチーフを織り交ぜながら描かれていきます。

 主人公のユリを深町友里恵さんが演じ、ユリの父親でラジオ局を経営する昌治を加藤雅也さん。
 そして、ユリにつきまとう元同級生の菊池美穂役に子役時代から永いキャリアを持つ大後寿々花さん、影の薄い青年役にオーディションで役を掴んだ西尾聖玄(にしお・きよはる)さん、ラジオ局のスポンサー役にお笑いコンビ・南海キャンディーズで人気となり俳優としても活躍する山崎静代さん、さらにベテランの佐野史郎さんと、多彩なキャストが揃っています。

 公開決定にあわせて予告編も解禁。「ざけんじゃねえよ!」と啖呵を切るユリの姿で幕を開ける予告編は、挫折を経験し下関に戻ってきたユリと、ラジオ局を続けたい父親・昌治、そして起死回生をかけたラジオドラマづくりに協力する人々の姿が、女性アイドルグループ・BLACKNAZARENEの歌うエンディングテーマ「夜の彼方」に乗せて映し出されていきます。

【『幽霊はわがままな夢を見る』予告編】

 また、主演の深町友里恵さん、父・昌治役の加藤雅也さん、グ スーヨン監督がそれぞれコメントを発表しています。

主演(富澤ユリ役):深町友里恵さんコメント

この映画は、生まれ育った慣れ親しんだ街、下関の美しい景色と人間模様がたっぷり映っています。東京で夢を追いながらも理不尽な出来事に苦しんだり、一生懸命にやって来たことが叶わなかったり、そんなユリを演じて私もたくさん気付きがありました。この映画を観て何かそれぞれの気付きのきっかけになればなと思います。

富澤昌治役・協力プロデューサー:加藤雅也さんコメント

私は常々殆どのドラマが東京で撮影されていることに疑問を持っていました。
地方では地域特有の街の色があり、その色がドラマに新たなエッセンスを加えてくれると思っています。
今まで奈良や広島や沖縄で地域密着型の映画を制作してきましたが、今回も下関の色が出た”下関映画”が出来上がりました。
下関でロケをしただけの映画ではなく、下関の人たちと作り上げた“下関映画”です。
一人でも多くのお客様に観ていただきたい思いが詰まった作品です。

共同脚本・監督:グ スーヨン監督コメント

この映画が地元の下関だけじゃなく、東京で上映されることを嬉しく思います。地元ではメジャーな映画を抜く観客動員でした。ともするとPR的だったり、ロケしただけというものがほとんどな中で、地⽅の町からでも資⾦繰りを含めて、⼀から作品としての映画が創れて全国の劇場でかけられるという、⼩さな⼩さな成功だと思います。これから映画を撮りたい⼈たち、まだまだ映画を撮り続けたいボクのような⼈間の⼩さな希望になりました。
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『幽霊はわがままな夢を見る』場面写真。深町友里恵さん演じる富澤ユリ(左)と、加藤雅也さん演じる富澤昌治

 『幽霊はわがままな夢を見る』は、下関フィルムコミッションやコミュニティエフエム下関など地元のスタッフや企業などが協力。配給と宣伝プロデューサーをつとめるのは、東京の有名企業で映画や映像に携わったのち出身地の下関に戻り株式会社cineposを設立、映像制作やミニシアター・シネマポストの運営をおこなう鴻池和彦さん。まさに、制作から配給に至るまで地元から発信される「下関発映画」となっています。

 昨年12月の下関での先行公開も好評を得た『幽霊はわがままな夢を見る』は、6月29日土曜日より、東京の渋谷ユーロスペースほか、全国順次公開。
 また、5月4日土曜日より6日月曜日まで神奈川・横浜のみなとみらいエリアで開催される第2回横浜国際映画祭で正式招待作品として上映されます。

『幽霊はわがままな夢を見る』ストーリー

女優を夢見て上京するも、夢破れ故郷・下関に戻ってきた富澤ユリ(深町友里恵)。友達もなく仕事もなく、やむなく父・昌治(加藤雅也)が経営する【カモンFM】を手伝う事に。ところがここは倒産寸前で怖いスポンサーが閉鎖を迫っていた。さらにユリの周りに不気味な青年と元同級生がつきまとうようになる。そんな折にスポンサーから提案され、地元に残る怪談「耳無し芳一」をモチーフにラジオドラマに取り組む事になるが…。
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『幽霊はわがままな夢を見る』場面写真。深町友里恵さん演じる富澤ユリ

ポスター

幽霊はわがままな夢を見る

  • 深町友里恵 加藤雅也 大後寿々花 西尾聖玄 山崎静代(南海キャンディーズ) 佐野史郎

  • 監督:グ スーヨン
  • 脚本:グ スーヨン/具光然
  • 製作:佐藤紳司
  • プロデューサー:栃木光信
  • 協力プロデューサー:加藤雅也/冨永洋一/小池勇三/沖潮英伸/申徹也
  • 宣伝プロデューサー:鴻池和彦
  • 音楽:lyon+Taichiro
  • メインテーマ:「selfish」
  • エンディング曲:BLACKNARZARENE「夜の彼方」(BABYTRACKS)
  • 製作:株式会社トミーズ芸能社/株式会社テンプリント
  • 制作プロダクション:株式会社ジーン
  • 配給・宣伝:cinepos
  • 協力:下関市/下関フィルムコミッション/株式会社コミュニティエフエム下関/株式会社ユニコン
  • 宣伝協力:ムービー・アクト・プロジェクト
  • 配給協⼒:ミカタ・エンタテインメント

  • 2023年/カラー/ステレオ/16:9/87分

2024年6月29日(土)より 渋谷ユーロスペース ほか全国順次公開

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