神威杏次監督率いるTEAM KAMUIの新作で、35名の個性あふれるキャストが集結するアクション作『ヘブンズベル』の製作が発表され、5月29日よりクラウドファンディングがスタートします。

　俳優として数々の作品で活躍後、活動休止期間を経て２０１８年よりTEAM KAMUI（神威組）を率いて独自の製作スタイルで次々と作品を送り出す神威杏次（かむい・きょうじ）監督。その最新作となる『ヘブンズベル』の製作が発表されました。
　２０２３年に劇場公開され盛況を記録したハードボイルドサスペンス『7WAYS』（２０２２年）以来、２年ぶりの新作長編となる『ヘブンズベル』は、現時点ではストーリーは非公開で、“総勢35名のキャストが繰り広げる「格闘ア クション、ガン・アクションも駆使したアクション物」”とされています

　出演は、「ミス・ユニバース・ジャパン」セミファイナリストの経歴を持ち女優・モデルとして活躍する平塚千瑛（ひらつか・ちあき）さんが主演をつとめるのをはじめ、前作『7WAYS』主演の中川ミコさんや、工藤俊作さん、坂本三成さん、お笑いコンビ・猿岩石で一世を風靡した森脇和成さん、萩原佐代子さん、牧野美知子さんと、神威監督作品常連の俳優陣が集結。

　また、常連俳優に「科学戦隊ダイナマン」（１９８３年）立花レイ＝ダイナピンク役の萩原佐代子さんと「超電子バイオマン」（１９８４年）桂木ひかる＝ピンクファイブ役の牧野美千子さんのスーパー戦隊ピンク戦士俳優ふたりがおり、神威監督自身もかつて俳優として映画『仮面ライダーＪ』（１９９４年／雨宮慶太監督）ガライや「特捜エクシードラフト」（１９９２年）カルロス東郷と悪役ながら魅力的な人気キャラクターを演じているなど、特撮ヒーロー作品と縁のあるTEAM KAMUIですが、今回の『ヘブンズベル』には、これまで以上に特撮ヒーロー作品に出演経験のある俳優陣が参加しています。
　かつて「電撃戦隊チェンジマン」（１９８５年）大空勇馬＝チェンジペガサス役や「恐竜戦隊ジュウレンジャー」（１９９２年）ブライ＝ドラゴンレンジャー役で絶大な人気を得た和泉史郎さんが、なんと30数年ぶりに映画出演を果たします。
　そして、「超新星フラッシュマン」（１９８６年）ブン＝ブルーフラッシュ役の石渡康浩さん、「電磁戦隊メガレンジャー」（１９９７年）城ヶ崎千里＝メガイエロー役などのたなかえり（旧名・田中恵理）さんと、往年の戦隊俳優たちが出演。
　さらに、近作「王様戦隊キングオージャー」（２０２３年）クレオ・ウルバヌス役で「闘うメイド」として話題となった神里まつりさんや、スーツアクターとして「烈車戦隊トッキュウジャー」（２０１４年）トッキュウ３号など数々の作品に参加する五味涼子さん、やはりスーツアクターとして１９９０年代スーパー戦隊の多くでレッドを演じるほかメタルヒーローや仮面ライダーも演じてきた横山一敏さんの、アクション俳優陣も加わり、まさに特撮レジェンドが集結する作品ともなっています。

　クラウドファンディングで製作費を調達し、エンドロールでは毎作品２００名以上の支援者の名前がクレジットされているTEAM KAMUI作品。
　今回も、神威監督の「製作委員会や大手スポンサーの意向ではなく、ファン の意向を反映した映画を作っていきたい」という意向から、製作を支援するクラウドファンディングが実施されます。
　クラウドファンディングは５月29日水曜日７時にスタート。リターンにはエンドロールに名前クレジットのほか、支援金額に応じてさまざまなコースが用意されています。
　クラウドファンディングでは珍しく、すでにプロジェクトページが事前公開されており、TEAM KAMUIでは、スタートダッシュを切るべく「早期支援を。初日のご支援を！」と呼びかけています。

　劇場上映で好評を記録した前作『7WAYS』のＤＶＤリリースとレンタルも７月１日に決定しており、現在TEAM KAMIの公式通販サイトでは、限定特典付きの特別先行予約を受付中です。

　作品ごとにジャンルやスタイルを変えつつも「カムイ・ワールド」と呼ぶべき独自の世界を確立しているTEAM KAMUI作品。
　カムイ・ワールドに魅力的なキャストが集まる『ヘブンズベル』の今後の情報も楽しみです。