古本恭一監督の新作ですでに国内外の映画祭で高い評価を受けている短編コメディ『シュナイドマンの憂鬱』が5月31日より東京のシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で公開。公開1週目は連日舞台あいさつが開催され、6月1日にはベテラン・大和田伸也さんが登壇します。
5月31日公開の古本恭一監督新作短編『シュナイドマンの憂鬱』連日舞台あいさつ開催
『シュナイドマンの憂鬱』は、『不完全世界』(2019年)『CODE-D 魔女たちの消えた家』(2022年)など、海外の映画祭で多くの賞を獲得した作品を手がけてきた古本恭一(こもと・きょういち)の新作短編。
山中の岩壁から身を投げようとした男の前に不思議な人々が次々と現れていく、シニカルコメディとなっています。
俳優としても活躍する古本監督が主人公の「岩壁男」を演じるほか、古本監督の前作『CODE-D 魔女たちの消えた家』で6つの映画祭での最優秀主演女優章に輝き本作の脚本も担当している水津亜子(すいず・あこ)さん、映画やテレビドラマ・舞台で活躍し『スーパーミキンコリニスタ』(2019年/草場尚也監督)で門真国際映画祭2019最優秀主演女優賞に輝いた高山璃子さん、『わたしは光をにぎっている』(2019年/中川龍太郎監督)などに出演するほかアイドルオーケストラユニット・アイオケ!のボーカルとしても活動する小林萌夏(こばやし・もか)さん、多くの出演作を持つ藤真由美さん、南久松真奈さん、鈴木達也さんらが出演。
さらに、長いキャリアの中で多くの作品に出演してきたベテラン・大和田伸也さんが、テンガロンハット姿でコミカルな演技を披露しているのも注目です。
日本公開に先駆け、第26回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭招待上映や、ベルギー国際映画祭(International Film Festival Belgium)最優秀国際短編短編映画など3冠と、すでに世界の映画祭で26冠を獲得するなど高評価を得ている『シュナイドマンの憂鬱』が、5月31日より東京・下北沢のシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で劇場公開。
公開初日より1週間にわたり舞台あいさつが連日おこなわれることが決定しており、主演もつとめた古本監督が連日登壇するほか、水津亜子さん、小林萌夏さん、藤真由美さんら出演者が登壇予定で、6月1日には大和田伸也さんも登壇します。
『シュナイドマンの憂鬱』シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』舞台あいさつ
- 5月31日(金):古本恭一 水津亜子 小林萌夏 藤真由美 南久松真奈
- 6月1日(土):古本恭一 水津亜子 小林萌夏 Sufa 小林康雄 大和田伸也
- 6月2日(日):古本恭一 水津亜子 藤真由美 千咲としえ 石月かなで
- 6月3日(月):古本恭一 小林萌夏 千咲としえ 南久松真奈
- 6月4日(火):古本恭一 水津亜子 小林萌夏 永島雄三 小林康雄 太三
- 6月5日(水):古本恭一 水津亜子 清水義直 小林萌夏 黒田剛
- 6月6日(木):古本恭一 水津亜子 小林萌夏 永島雄三 鈴木達也
タイトルの「シュナイドマン」は、自殺予防の研究を続けたアメリカの心理学者エドウィン・シュナイドマンに由来。美しい新緑の中で、民話のような寓意性と現代を象徴するようなシチュエーションが描かれた、奇妙な味わいの短編『シュナイドマンの憂鬱』は、5月31日金曜日よりシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で公開されます。
古本恭一監督コメント
今まで出会った自死した人の周りにも、こんな風に、ユーモラスな、
逞しく生き抜く人々がいてくれれば、違う結末が待っていたかもしれない。
そう想いながら映画を撮った。
この世界は、人間は、そんなに悪いものでもない。
疫病の流行、戦争…より閉塞的となった世の中を、逞しいユーモアで照らしたい。
『シュナイドマンの憂鬱』ストーリー
ようこそ、混沌(カオス)へ
人生に絶望した男が山道を登っている。
やがて辿り着いた先は断崖絶壁。
そこに謎の人々が突然現れ、飛び降りたい男をそれぞれに見つめるー