悩める壮・中高年に向けて田邉明宏監督が贈る特撮ヒーロー映画『四畳半のジェメオス』が9月に東京の池袋シネマ・ロサ、10月に大阪のシアターセブンで公開となることが発表され、メインヴィジュアルや予告編などが解禁。また、俳優の井上正大さんらが応援コメントを寄せています。
東京・大阪で公開決定の特撮ヒーロー映画『四畳半のジェメオス』にヒーロー俳優たちが熱いエール!!
『四畳半のジェメオス』は、夢破れ自堕落な生活を送る35歳のフリーターが、未来から送られてきた道具を使ってイケメンのアバターを生み出して活躍、さらに世界の危機に立ち向かい、イケメンからヒーローに変身して闘うというストーリー。
多くの特撮ヒーローものが子どもに夢を与える中、夢をなくして自分の在り方に悩む壮年や中高年に届く特撮ヒーローを目指して製作されました。
作品を企画し、製作・監督・脚本・美術・撮影・編集・VFXをひとりでつとめたのは田邉明宏監督。俳優活動を経て映像制作を始め、2012年にネットで発表した初監督作の特撮ヒーロー作品は累計50万再生を記録してニコニコ動画主催「動画アワード2012」で2冠に輝くなど大きな反響を呼びました。
『四畳半のジェメオス』は、SNSで募集した映像制作未経験のスタッフ4人とともに、超低予算で特撮作品に挑むという無謀ともいえる体制で製作されました。
解禁された予告編は、主人公のフリーター・島崎のさえない現状の描写で幕を開け、島崎がジェメオス ギアを手にしてイケメンアバター・ヤマトを生み出し、さらにジェメオスヤマトに変身する過程が描かれていき、島崎の恋の行方や、もうひとりのジェメオス・ジェメオスフューラーの出現という波乱の展開も。
後半では、少数スタッフ・低予算とは思えないダイナミックな特撮シーンの一端も見られ、ラストには、主人公の決意を感じさせるような熱いセリフが!!
キャストには、映画やテレビドラマ、舞台などで活躍する実力派俳優が揃っています。
舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏(デュエット)」主演などの谷佳樹さんが、ジェメオス ギアの力で生み出されたフリーター・島崎の分身・ヤマトを演じて映画初主演をつとめ、多くのアクションをスタントなしでこなすのに加え、謎の人物・皆見亨介役も一人二役で演じてみせます。
もうひとりの主人公であるフリーター・島崎広役には、バイプレイヤーとして数々の作品に出演し、やはり映画初主演となる清水剛さん。
島崎と同じバイト先で働き、ひそかに島崎に好意を寄せているヒロイン・小手川さや役には田嶌友里香さん。
ヤマトと同じくジェメオス ギアによって生み出された謎の人物でヤマトのライバルとなるフューラー役には服部武雄さん。
公開決定にあたり、ダブル主演の谷佳樹さんと清水剛さん、ヒロイン役の田嶌友里香さん、ライバル役の服部武雄さん、そして田邉明宏監督が、次のようにコメントを発表しています。
ヤマト役・皆見亨介役:谷佳樹さんコメント
ジェメオスヤマトを演じさせて頂きました谷佳樹です。
撮影を振り返ると日々色々な物と戦いながらも、熱意と愛で溢れた現場だったなと懐かしく感じます。
皆様のお力をお借りし、低予算ながらも監督とスタッフ様の想いが込められた作品となっています。
誰もが憧れるヒーローになれた事、変身出来た事が嬉しくて、現場で変身ポーズを何度も練習しました。
なので特に見て欲しいのは僕が格好良く変身するシーンです!(笑笑)
皆様に楽しんで頂けると幸いです。
島崎広役:清水剛さんコメント
島崎広を演じました清水剛です。幼少時からゴジラやウルトラマンに夢を見てきた男が特撮ヒーローを演じられた事、そして何より、この作品が劇場公開という形で皆様にお届け出来る事に喜びを感じます。
見て頂きたいのは自主映画とは思えないVFXの数々と、自身が演じた島崎の足掻く様です。
足掻き方が分からない。心が上手く働かず足掻くことすらもままならない。人間そんな時もあると思うんです。
それでも何かを掴もうとする姿。正直彼は従来の特撮ヒーローと違いカッコ悪いです。
でも彼を見て感じられる事、勇気づけられる事もあると思っています。
是非とも劇場で確かめて頂きたいです。よろしくお願い致します。
小手川さや役:田嶌友里香さんコメント
小手川さや役の田嶌友里香です。今回、映画館で上演されるという事を聞きとても嬉しく思います。
撮影からあっという間に約6年が経ちましたが現場でヒーローのスーツを見た時とてもワクワクしたのを今でも覚えています。
自分が着るわけではなかったのですが(笑)
私が演じた小手川さんは島崎さんに想いを寄せているはずなのに、素直になれずにいて色々な想いに揺れ動く絶妙な感情を表現するのが凄く難しかったです。少し小悪魔な要素があったりなかったりする小手川さんに注目していただけたらと思います!
この作品は他のヒーローとは違った、新しいヒーロー達のやり取りが面白く愛らしいです。
そして島崎さんの戦う姿に本当に勇気をもらえます。是非、子供から大人まで沢山の方に観てもらえたら嬉しいです。
フューラー役:服部武雄さんコメント
フューラー役を演じました。服部武雄です。
今回初めて自分が変身する作品に出演させて頂くので、クランクインの時から非常に楽しみにしていました。
変身ポーズをどうするか、現場で監督と話し合い作った時間は今でも鮮明に覚えています。
撮影期間は共演者の皆様、スタッフの皆様に大変お世話になりました。
とても温かく居心地が良い現場でした。
そんな作品がスクリーンに映し出されると考えるだけで非常に楽しみで仕方がありません。
1人でも多くの方と上演の瞬間を共有できますよう。作品の中で皆様とお会い出来るのを楽しみにしています。
本作品を気に留め、この文章を読んで下さり誠にありがとうございます。
監督・編集・VFX:田邉明宏監督コメント
企画から完成まで5年、公開まで3年がかかった「四畳半のジェメオス」が、ついに劇場で初お披露目となります。
本作は日本が世界に誇る映像文化「特撮」に、映像制作未経験者の少人数スタッフで挑んだ意欲作です。
この物語は一人の男が、日々を頑張ることで人生を掴む様を描いています。
本作のスタッフたちも、特撮が大好きな個人でしたが、今作でSNSを通して集まり、超低予算、超小人数の過酷な現場の中で頑張って特撮作品を生み出してくれました。
それらの事実が、観てくださる方々に届き、明日を生きる一つの活力となれたのなら幸いです。
ぜひ皆さま劇場にお越しください!!
さらに、公開に向け、著名人が応援コメントを寄せています。
コメントを寄せているのは、仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーディケイド」の仮面ライダーディケイド=門矢士役や田邉監督が本作のあとに監督・VFXをつとめたネット配信特撮ヒーロードラマ「華衛士F8ABA6ジサリス」プロデュース・主演の井上正大さん、「仮面ライダー龍騎」仮面ライダーナイト=秋山蓮役などの松田悟志さん、「仮面ライダー剣」仮面ライダーレンゲル=上城睦月役などの北条隆博さんの特撮ヒーロー出演経験のある俳優陣と、特撮関連での執筆活動で知られるライターのガンガン山崎さん。
井上さん、松田さん、北条さんは特撮ヒーローへの想いを持った俳優の視点から、ガイガン山崎さんは特撮ヒーローの歴史を踏まえた視点から、それぞれ作品にエールを贈っています。
俳優:井上正大さんコメント
僕、5年くらいかけて特撮作ってるんです。
最初、田邉監督とお会いした時にそう言って途中まで完成していたこの作品を観せていただきました。
監督から編集やCGも自分1人でやっていることに驚き「こんな気合い入ってる人がいるんだなぁ」と感心しました。
ようやく公開できるということで、まずはおめでとうございます。
「四畳半のジェメオス」が少しでも多くの特撮ファンに届くように。応援しております。
俳優:松田悟志さんコメント
画の切り取り方、テンポ、VFXと実写の融合やそのバランス、今日の田邉ワールドの生誕地はまさにここだと感じました。
ARとVRが逆転した世界観などその発想の新鮮さはさすがの一言。
駆け出し俳優の日常は痛いくらいリアルですし人々の日常と『ヒーロー』を解離させない見せ方など、その独特な手触りは癖になりますね。
俳優:北条隆博さんコメント
予算・制作チームの経緯を聞いて、ただただ驚きと、制作チームの熱意に感服致しました!
予算が少なくとも、人の熱意で作品はここまでクオリティが上がるのだと改めて思う作品。
相撲、関取モチーフのジェメオスの闘い方が今までありそうで無かったなーと思いつつ、
冴えない主人公が闘いの中で少しずつ成長して行く様が気になり、あっという間に観てしまいました!
是非、沢山の特撮ファンの方々に観てもらいたいです!!
p.s. 次回作の出演オファー お待ちしております!笑
ライター:ガイガン山崎さんコメント
ご当地ヒーローをはじめ、どっちを向いてもヒーロー、ヒーローというスーパーヒーロー飽和時代。
しかし、多くの場合はヒーローになること、ヒーローを作ることで満足してしまい、肝心のオリジナリティを獲得するには至っていない。
その点、『四畳半のジェメオス』はどうだ。独自性を通り越して、こいつは明らかにヘンなヒーローだ。
名前もヘンなら、設定もヘン! パッと見、ルックスはカッコいいけど……よくよく見たら、やっぱりヘンだ。
だが、月光仮面やナショナルキッド、バットマンら覆面ヒーローの全盛期に現れた銀色の巨人、ウルトラマンはヘンではなかったのか。
巨大ヒーローが天下を取った時代をオートバイで駆け抜けた髑髏のマスク、仮面ライダーはヘンではなかったのか。そう、いつだって世の中を変えるのは、ヘンなヤツなのだ。
令和のヒーロー新時代は四畳半から始まる――のかもしれない。
現代を生きる人々へ向けたメッセージを込めて製作された特撮ヒーロー『四畳半のジェメオス』は、9月28日土曜日より10月4日金曜日まで東京の池袋シネマ・ロサで1週間レイトショー、10月12日土曜日より18日金曜日まで大阪のシアターセブンで1週間上映されます。
劇場のスクリーンで、ジェメオスに会おう!!
ジェメオスとは?
35歳のフリーター・島崎広は、未来から送られた「ジェメオス ギア」を手にし、アバターのヤマトを現実世界に生み出し、さらにジェメオスヤマトへと変身するのだ!
ジェメオスヤマトに変身して闘っていたヤマトの前に、もうひとりのジェメオス・ジェメオスフューラーが現れる!
『四畳半のジェメオス』作品紹介
夢を持つこと、まだ遅くないですか?
30代以降、多くの人は夢を追えなくなる。
周りの視線に耐え切れないからだ。
将来のために仕事をして飯を食う
守るべきものを持てたものは人生に意義を見いだせる。
持てなかった者はどうだろうか?
今ここに!全ての壮・中高年に見てほしい特撮ヒーローが爆誕!!
劇場で君を待ってるぞ!!
※ちびっこは夢を持ち、生活に揉まれ、人間関係に悩み、人の怖さを知り、何かを悟り、それでも何かを諦めたくない時に見てね!!
『四畳半のジェメオス』ストーリー
冴えないオジサンよ、
四畳半部屋からVRを使って世界と戦え!!
フリーター生活を続けている 島崎広 35歳。
自堕落な日々を過ごしている彼に
ある日、未来から贈り物が届けられる。
現実世界に自分のアバターを生成し
自由に操る事ができる「ジェメオス ギア」
あんな事やこんな事をして楽しんでいると、
いつの間にか巻き込まれる世界の危機!!
イケメンからヒーローに二段変身して戦うことに!
振り回される島崎はどこに向かうのだろうか!?
四畳半のジェメオス
- 谷佳樹 清水剛
田嶌友里香 服部武雄 田口巧輝 伊藤学 幸村未鈴 榎本くるみ 一三 長谷川芳明 - 監督・脚本・企画・製作・美術・撮影・編集・VFX:田邉明宏
- 助監督・録音:鈴木大樹
- 照明:福島輝旭
- VFX監修:翁長優
- 音楽:松丸翔太
- 音響:石橋侑也
- カラコレ:水沼一騎
- SPECIAL THANKS:三中元克
- 協力企業:AICライツ
- ©DTR PROMOTION Akihiro Tanabe
- 主題歌:藤田和哉「GEMEOS」(作詞:田邉明宏 作曲:松丸翔太)
- 2024年/カラー/DCP/シネマスコープ/ステレオ/104分
2024年9月28日(土)より10月4日(金)まで池袋シネマ・ロサにてレイトショー 10月12日(土)より18日(金)まで大阪・シアターセブンにて1週間上映