桜屋敷知直監督の初長編・初劇場公開作で、高校時代の過去に向き合っていく若者たちの姿を描いた『雨とひかり』が、10月19日より池袋シネマ・ロサにて2週間限定レイトショー上映されることが発表され、ポスターヴィジュアル、予告編、場面写真などが一挙解禁されました。
『雨とひかり』は、25歳の青年が、ある雨の夜に高校時代の恋人からかかってきた電話をきっかけに、目を背けていた高校時代の記憶を思い起こしていく物語。
映像ディレクターとしてさまざまな企業のPR映像やプロモーション映像に携わってきた桜屋敷知直(さくらやしき・ともなお)監督の初長編作にして初の劇場公開作品で、桜屋敷監督は脚本と編集も担当。
桜屋敷監督の出身地である埼玉県白岡市や、監督の母校で撮影をおこない、高校時代という大人と子どもの狭間にあるような曖昧な時間を情感的に描いていきます。
主人公の天谷一真を演じるのは、Netflix配信ドラマ「今際の国のアリス」(2020年)や映画『世界でいちばん長い写真』(2016年/草野翔吾監督)などに出演する田村杏太郎さん。オーディションで主演に抜擢され、1本の電話をきっかけに過去を振り返る青年を繊細に演じています。
物語の発端となる電話の主で一真の高校時代の恋人である雨宮澪役には、映画『猿楽町で会いましょう』(2019年/児山隆監督)『市子』(2023年/戸田彬弘監督)『三日月とネコ』(2024年/上村奈帆監督)などの石川瑠華さん。定評のあるその演技力で、つねに葛藤し揺れ動く澪の内面を体現します。
一真と澪のクラスメイトでどこかミステリアスな朝光ゆかり役には、女優・モデルとして映画『左様なら』(2018年/石橋夕帆監督)『ブルーイマジン』(2024年/松林麗監督)や広告などで活躍する武内おとさん。
同じくクラスメイトで、つらい状況に置かれつつも他人に頼らず生きる晴野裕二役には、Amazon Prime Videoオリジナルドラマ「湘南純愛組」(2020年)や舞台「盆栽II」などの武内祐士さん。
それぞれに魅力を持つ若手俳優たちが、高校生たちの曖昧な時間を表現します。
そのほか、あわつまいさん、飯田芳さん、野田孝之輔さん、藤井円さんら実力派俳優陣が脇を固めています。