村重杏奈さんの主演で二宮敦人さんの同名小説を映画化した松野友喜人監督の長編第2作『悪鬼のウイルス』が2025年1月24日全国公開されることが発表され、ティザーポスターと特報映像が解禁。また村重さんはじめキャストと監督、原作者のコメントも公開されました。
『悪鬼のウイルス』は、「!」シリーズや「最後の医者」シリーズなどの小説にとどまらずノンフィクション「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」を著すなど、ジャンルやフィクション・ノンフィクションの垣根を越えて人気作を生み出す作家・二宮敦人さんの同名ホラーサスペンス小説の実写映画化。
メガホンをとるのは、日本大学芸術学部映画学科の卒業制作作品『全身犯罪者』(2020年)がカナザワ映画祭2021「期待の新人監督」部門で観客賞を受賞するなど高く評価され、現代の怪談を題材としたホラー『オカムロさん』(2022年)で商業監督デビューを果たした1999年生まれの新鋭・松野友喜人(まつの・ゆきと)監督。長編第2作となる『悪鬼のウイルス』では、原作をもとにオリジナル要素を加え、神隠しの噂のある村を訪れた動画配信者を主人公とした、原作とは一味違うイニシエーションホラーを生み出しました。
主演をつとめるのは、アイドルグループ・HKT48創設時から中心メンバーとして活躍し、グループ卒業後はバラエティ番組やモデルなど多彩な活動をおこなう村重杏奈(むらしげ・あんな)さん。動画撮影のため村を訪れ、独自のコミュニティに足を踏み入れてしまう茅野日名子役で映画初主演を飾ります。
そして、日名子が村を訪れるきっかけを作る動画配信者仲間の智樹役には、映画『シンデレラガール』(2023年/緒方貴臣監督)やテレビドラマ「夫の家庭を壊すまで」(2024年)など出演作が続く太田将熙(おおた・まさき)さん。
同じく配信者仲間の颯太役には、ダンス&ボーカルグループ・WATWING(ワトウィン)のメンバーで映画『Single8』(2023年/小中和哉監督)などで俳優としても活躍する桑山隆太さん。
同じく仲間の奈々枝役にはグラビアやファッション誌でモデルとして活躍、女優としてもNetflixドラマ「シティハンター」(2024年)などで注目を集める華村あすかさん。
主人公たちが訪れる村の高校生・マイ役には、映画やテレビドラマで活躍し、松野監督の前作『オカムロさん』では主演をつとめた吉田伶香(よしだ・りょうか)さん。
各方面で注目を集める魅力的なキャストが揃いました。
解禁されたティザーヴィジュアルは、村重さん演じる日名子の横顔が印象的なデザイン。日名子の表情は、哀しげにも、呆然としているようにも、またなにかを見上げているようにも見え、この表情と、添えられた「オトナになったらあの世行き。」というコピーが、¥舞台となる村でなにが起こるのか、想像を掻き立てます。
特報映像は、4人の若者が画面に向けて語りかけるネット動画のオープニングのような陽気なトーンで始まったのもつかの間、彼らが村で体験する出来事が目まぐるしく映し出され、絶叫が響くインパクト絶大の映像となっています。
さらに、村重杏奈さん、太田将熙さん、桑山隆太さん、吉田伶香さんのキャスト4人と、原作者の二宮敦人さん、メガホンをとった松野友喜人監督が、以下のようにコメントを発表しています。
主人公・茅野日名子役:村重杏奈さんコメント
村重が主演!? という、夢みたいなお話なんですが現実です!
今までお芝居の経験がまったくない中での挑戦で毎日緊張との戦いでしたが、
キャストの皆さんやスタッフの皆さんに教えてもらいながら作った作品です!
現場の雰囲気が明るく、ホラー映画というのを忘れてしまいそうでしたが、
ちょっぴりドキッとするシーンもあり、スリル満点!
個人的には牛乳を吹き出すシーンがお気に入りです! ぜひみんなも劇場でご覧下さい!
内川智樹役:太田将熙さんコメント
内川智樹 役で出演します太田将熙です。
起こるはずのないことが起きた時、いるはずのないものが現れた時、人はどんな挙動をするんだろう、どんな感情が芽生えるんだろうか。そんなことを常に模索しながらの現場でした。
「鬼」に追われ生死を彷徨い、喜怒哀楽、あらゆる感情が引き出されながらの撮影は非現実的で刺激に溢れ、役者として充実した日々を過ごさせていただきました。映画館の大きいスクリーンで観ていただけたら幸いです。
源颯太役:桑山隆太さんコメント
『悪鬼のウイルス』颯太役を演じた桑山隆太です。
ホラーをまさか自分が体験できるとは思ってもいなかったので、緊張もあったのですが、たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんに支えていただき颯太という役を全うすることができました。
肉体的にも精神的にも体力を使うこの作品で自分ができる最大限の力を振り絞って臨みました。
是非劇場でスリルを味わってください。
マイ役:吉田伶香さんコメント
松野監督と再びご一緒させて頂いて、前回に続き2回目のアクションだったので前作を超えた動きを! と意気込んでやらせて頂きました。自身の生活からは遠いお話で中々難しいシーンもありましたが監督やキャストの皆さんと擦り合わせて創り上げられたかなと思います。一足先に観させて頂きましたが、主観と客観アングルがあって最初から最後まで見応えのある作品になっています。皆様ぜひ劇場へ足をお運び下さい。
原作:二宮敦人さんコメント
ずっと前に好きに書かせて貰った作品が、こうして映像にしてもらえるなんて不思議な気持ちです。余計な口を出さず、好きに作って貰ったところ、こう解釈するのか、こう演出するのか、と興味深い体験になりました。関わってくれた方、応援してくれる方、そしてこれから見てくれる方に感謝しつつ、また映像化して貰えるような作品を作りたいと思っています。ホラーでザワッとしたい方、どうぞ宜しくお願いします!
松野友喜人監督コメント
監督を務めました松野友喜人です。
最高のキャストの皆様に最高のスタッフが集結し、まさに鬼に金棒。その結果、前代未聞のとんでもないホラー映画が完成してしまいました。禁足地に足を踏み入れてしまった大学生4人に襲いかかる、壮絶で目を覆いたくなるような体験。その全てをあなたは目撃することとなります。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、笑わせておきましょう。
来年、2025年1月24日全国の劇場で公開です! ツノを長くしてお待ちください!!!
解禁された場面写真も、主人公の表情や風景の中に立つ人影が緊張感を漂わせます。
『水霊 ミズチ』(2006年)など監督として数々のホラー作品を手がけてきた山本清史さんがプロデューサーと脚本で参加、『ベイビーわるきゅーれ』(2021年/阪元裕吾監督)など俳優としても知られる三元雅芸(みもと・まさのり)さんが『オカムロさん』に続いてアクション監督をつとめ、撮影には77分ワンシーンワンカットで話題となった『狂武蔵』(2020年/下村勇二監督)などの長野泰隆さんと、スタッフ陣にも注目の『悪鬼のウイルス』は、2025年1月24日金曜日より、イオンエンターテイメントの配給により全国公開されます。