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中川可菜さん高橋改さんW主演の青春SFラブストーリー『きみといた世界』12月14日公開決定

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解禁された『きみといた世界』ポスターヴィジュアル ©2024「きみといた世界」製作委員会 (※クリックで拡大します)

 内向的で友達のいない男子とクラスで人気の女子、ふたりの高校生が謎の世界ですれ違いながらも想いを重ねていく青春SFラブストーリー『きみといた世界』が、12月14日より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開されることが発表され、ポスターヴィジュアルとキャラクターイラスト、政成和慶監督と原作者・arawakaさんのコメントが解禁されました。

 『きみといた世界』は、他人とのコミュニケーションが苦手な水野卓と、クラスの中心にいる人気者の吉川碧衣、同じクラスにいても交わることなく過ごしていたふたりの高校生が、ふたりしかいない謎の世界に迷い込み、元の世界に戻るため心を通い合わせようと試行錯誤していく、青春SFラブストーリー。
 本作がデビュー作となる政成和慶監督と、監督の友人でもあるイラストレーターのarawakaさんが、共同でストーリーを作り上げた、完全オリジナル作品となっています。

 意欲的なこの作品でダブル主演をつとめるのは、中学生のときにファッション誌「ニコラ」のモデルとしてデビューし映画やドラマにも活動の場を広げてきた碧衣役の中川可菜さんと、映画・ドラマや舞台で活躍し本作ではオーディションで主役に抜擢された卓役の高橋改(たかはし・あらた)さん。
 そして、異世界の管理人役で「仮面ライダー龍騎」で人気となり数々の作品で印象深いキャラクターを演じる弓削智久さん、碧衣が好きだった男子生徒・工藤佑太役で舞台「黒子のバスケ」シリーズなど2.5次元舞台を中心に活躍する阿部快征(あべ・かいせい)さん、碧衣の親友・横山理奈役でミスFLASH2018でグランプリを獲得しグラビアのほか女優など幅広く活動する保﨑麗(ほざき・れい)さんが、卓と碧衣を取り巻く役で出演。
 そのほかにも、同級生役で舞台や映像作品などで活躍する大久保幸輝さん、薮内大河さん、Kaitoさん、上瀬一輝さん、同じく同級生役でアイドルグループ・PANDAMICの武者梓音(むしゃ・しおん)さん、アイドルグループ・開歌-かいか-の渡邉陽(わたなべ・みなみ)さん、教師の中村先生役に主演作『監督力』(2022年)で共同監督もつとめた真砂豪(まさご・たけし)さん、異世界の生命役に演劇集団キャラメルボックス劇団員でスタントチーム・STUNT TEAM GOCOOに所属する島野知也さんと、多彩なキャストが出演しています。

 公開日発表に合わせて解禁されたポスターヴィジュアルは、それぞれの性格を感じせる表情を浮かべた制服姿の碧衣と卓の写真の下に、無機質で不思議な光景が配され《SF×青春》感を伝えるデザイン。
 また、同時に解禁されたキャラクターイラストは、碧衣と卓のほか、怪しい姿のキャラクターも描かれ、劇中でどんな役割を果たすのか、期待を高めます。

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解禁された『きみといた世界』キャラクターイラスト ©2024「きみといた世界」製作委員会

 「マンガを描いてそれを映像化したい」と考えたいたarawakaさんと「SF青春ものの映画が作りたい」と考えていた政成監督、ふたりの想いが合わさって生まれた『きみといた世界』は、arawakaさんによるマンガ版も晩秋よりモノクロ版がSNSで無料配信予定、全9話予定のカラー版が電子書籍で配信予定となっており、既存のコミックの映画化でも映画のコミカライズでもない、ユニークな展開がなされます。

 自主映画制作を経て映像ディレクターとして活躍、商業映画にも演出部として携わってきた政成監督と、さまざまな媒体でイラストを手がけ電子コミックのプロデュースもおこなってきたarawakaさんは、次のようにコメントを発表しています。

政成和慶監督コメント

この『きみといた世界』は、 「arawaka氏と自分が一緒に物語を考え、
同じ脚本で漫画と映画を作ったら面白いのではないか?」
という発想で作品づくりがスタートしました。
映画を作りたい、漫画を描きたいという想いから始まった企画でしたが、
漫画を描くarawaka氏とあらすじ、脚本を作っていく上で、漫画と映画、それぞれの表現方法の違いから
お互いの意見が食い違うこともあり、これは無謀な挑戦だったのかもしれないと思うこともありました。
しかし、面白い作品を作りたいという想いに突き動かされ、真摯にお互いが向き合うことで
納得する脚本が完成しました。

その後、arawaka氏がキャラクターのイメージカットを漫画で描いてくれました。
それらのキャラクターを演じるのは誰だろう?イメージカットが理想のままで終わらなければ良いのに。
そんな不安と淡い期待が入り混じったまま、オーディションなどで演者さんが決定していきました。
吉川碧衣を演じた中川さんは、明るく人気者の反面、どことなく寂しげで、
その二つが共存しているむずかしい役柄を素敵に演じきってくれました。
水野卓を演じた高橋さんは、コミュ障でぼっちな感じの中にもピュアさがあり、
それは元々の人柄の良さがないと、きっと表現しきれなかったと思います。
管理人の不思議な存在感は弓削さんにしか体現できなかったと思います。

作品のジャンルは青春SFラブストーリーになるかと思います。
SFの表現に必要なCG制作はCG監督とともにとても苦労しました。
しかし、SFと青春が融合することで『きみといた世界』にしかない世界観を構築できたのではないかと思っています。
漫画と映画で描かれる『きみといた世界』を是非、お楽しみください。

製作・原作・脚本:arawakaさんコメント

監督とは幼馴染です。ある日の夜、地元の川の堤防の上でだらだらと語り合っていたら 「映画を作りたい」「漫画を描いてそれを映像化してみたい」何となくそんな話になって、それが今作を作るきっかけになりました。
撮影現場では頭の中にある漫画のイメージが、俳優さんたちの熱のこもった演技で目の前で現実のものとなる様子に感動し、何度かこっそり泣いてしまいました。
完成した映像にはさらに、素晴らしい音楽やCGなどが加わって、思い描いていたものが形となり、とても感慨深かったです。
映画を作ることは初めてでした。大変でした。特に脚本制作が難航しました。苦しくて途中、挫けそうになることも何度かありましたが、諦めなくてよかったと思っています。
作中の主人公たちも諦めない子たちです。作り手とキャラクター、それぞれが諦めずにどういう決着を迎えたか、是非ご覧いただけますと幸いです。
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『きみといた世界』タイトルロゴ ©2024「きみといた世界」製作委員会

 スタッフには、撮影を小中和哉監督作品や今関あきよし監督作品などに参加する藍河兼一さんが担当、CGプロデューサーは『あまのがわ』(2018年)などの監督作もある古新舜(こにい・しゅん)さん、音楽にピアノコーラスグループ・Psalm(サーム)のメンバーでピアニストや楽曲提供などで活躍するKengo(ケンゴ)さんが参加するなど、精鋭スタッフが集まっています。

 独自の作品を目指す監督・原作者が魅力的なキャスト・スタッフとともに送るオリジナル作品『きみといた世界』の、今後の展開に期待です。

『きみといた世界』あらすじ

高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。
困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。
果たして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか…
ポスター

きみといた世界

  • 中川可菜 高橋改
    保﨑麗  大久保幸輝 薮内大河 Kaito 上瀬一輝 武者梓音(PANDAMIC) 渡邉陽(開歌-かいか-)
    真砂豪 島野知也
    阿部快征 弓削智久

  • 監督・編集:政成和慶
  • 製作:arawaka
  • 原作・脚本:arawaka/政成和慶
  • エグゼグティブプロデューサー:佐藤旭
  • プロデューサー:赤間俊秀
  • キャスティング:小林信介(ジ・ズー)
  • 監督補:森山茂雄
  • 助監督:佃直樹
  • 撮影:藍河兼一
  • 録音:豊田真一
  • スタイリスト:長妻和也
  • ヘアメイク:又吉桃花/梅津彩
  • CGディレクター:大柳和也/井上海/浜口泰昭
  • CGプロデューサー:古新舜(コスモボックス)
  • 造形:川端英揮
  • 制作主任:三谷奏
  • 整音ミキサー:岩波昌志
  • 音響効果:横山大資
  • DIT・カラリスト:井塚祐真
  • スチール:和田大樹/安永晃
  • アクション指導:島野知也
  • 編集助手:廣光詠司
  • 音楽プロデュース:Psalm
  • 音楽:Kengo(Psalm)
  • 主題歌:南川ある「永遠であれと」作詞:南川ある/作曲・編曲:Kengo(Psalm)
  • 製作・配給:BASARA
  • 配給協力:渋谷プロダクション

  • 2024年/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分

2024年12月14日(土)より27日(金)まで 池袋シネマ・ロサにてレイトショー ほか全国順次公開

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