映像制作未経験の俳優・みやびさんが初めて脚本・監督に挑んだ作品ながら各地の映画祭でグランプリに輝いた話題作で、HSPの女性を主人公にしたサイコスリラー『憧れdoll』が、2025年1月10日より東京のアップリンク吉祥寺で劇場公開されることが発表されました。
『憧れdoll』は、花屋で働く女性・茜と、茜の働く店を訪れた女性・尚美、意気投合して親しくなっていくふたりの女性の姿を通して「憧れ」という感情の果てにあるものを、ふたりの女性それぞれの視点で描く、新感覚のサイコスリラー。
監督・脚本・編集をつとめたのは、これが初監督となるみやび監督。
天野友二朗監督『自由を手にするその日まで』(2017年)『脂肪の塊』(2018年)に主演、出演の短編『風呂屋の御主人』(2021年/石出裕輔監督)で海外の7つの映画祭で最優秀女優賞を受賞するなど俳優としてのキャリアを重ねてきたみやび監督は、脚本執筆経験なし、映像制作未経験ながら、自ら俳優が活躍する場を作ろうと、初めて脚本・監督に挑み、わずか4人のスタッフとともに『憧れdoll』制作に挑みました。
花屋で働く坂井茜をみなび監督自身が演じ、茜の働く店を訪れる青木尚美を『DISTANCE』(2020年/園田新監督)や『(Instrumental)』(2022年/宮坂一輝監督)に主演する秋田ようこさんが演じて、ダブル主演をつとめます。
さらに、映画監督としても活躍し監督作『マンガガールズ』(2022年)が国内外の映画祭で好評を得た大門嵩さんが小山淳平役で出演。
そして高校時代の尚美を演じるのは、清水崇監督『ミンナのウタ』(2023年)とその続編『あのコはだぁれ?』(2024年)で物語のキーとなるキャラクター・高谷さなを演じ新たなホラークイーンとして注目を集める穂紫朋子 (ほし・ともこ)さん。2022年に撮影された『憧れdoll』は穂紫さんの映画初出演作となっています。