ドーバー海峡横断リレーに挑む女性たちを追い話題となったドキュメンタリー映画の続編となる『ドーバーばばぁ2~つなぐ~』が2025年1月24日より神奈川県の小田原シネマ館で公開されることが発表されました。
映像ディレクターとして教育映画などを手がけていた中島久枝監督が、当時54歳から67歳の女性6人による「チーム織り姫」のドーバー海峡横断リレー挑戦を2年にわたって追ったドキュメンタリー『ドーバーばばぁ織姫たちの挑戦』は、2011年に公開。
親の介護や家族の世話などそれぞれの日常を持つ女性たちがチャレンジする姿は大きな話題となり、チーム織姫は多くのメディアに取り上げられCM出演まで果たしました。
それから13年を経て、チーム織姫が再びドーバー海峡横断リレーにチャレンジする姿を追ったドキュメンタリーが『ドーバーばばぁ2~つなぐ~』です。
前回の挑戦からより年齢を重ね高齢化が進んだチーム織姫には、若い世代の新たなメンバーも加入。リレーでつないでいくように、挑戦することの楽しさや困難を乗り越える大切さが、初代メンバーから若い世代へとつながれていく姿を、前作に続き中島監督が捉えていきます。
中島監督は「制作意図」で「『撮る』ことは、単に記録するだけでなく、自分が見せたいものを捉え、人々に問いかけること。」とコメント。チーム織姫の挑戦を通して、いま中島監督が伝えたいことが『ドーバーばばぁ2~つなぐ~』で描かれていきます。
中島久枝監督制作意図
本作は、前作『ドーバーばばぁ織姫たちの挑戦』から 13 年を経て、再びドーバー海峡横断リレーに挑戦するばばぁたちの姿を描いた記録です。
コロナ禍を経て、それぞれが抱える困難に立ち向かいながらも、日々の暮らしをやり遂げるために泳ぎ続ける彼女たちの生き様を追いかけました。
『撮る』ことは、単に記録するだけでなく、自分が見せたいものを捉え、人々に問いかけこと。
ばばぁたちの人生をカメラを通して見つめ続ける中で、私も自身の原点を見つめ直すことができました。
困難な時代を生きる全ての人々へ、彼女たちの 13 年を見つめることで、希望や勇気を届けることができればと願っています。