異例のロングランが続いている『野球どアホウ未亡人』が12月6日より東京のヒューマントラストシネマ渋谷で上映されるのに合わせ、従来とはイメージをガラリと変えた「渋谷版」ヴィジュアルと渋谷版予告編が解禁されました。
『野球どアホウ未亡人』は、映像制作団体・カブ研究会を結成して『拾って捨てろ!』(2019年)『浮気なんアステリズム』(2021年)など「よそ様ではなかなか見られない映画」を目指した映画制作をおこなってきた小野峻志(おの・たけし)監督が、カブ研究会の“集大成”となるべく送り出した作品。
「スポ根」と「未亡人」という、ふたつの昭和テイストを融合させ、借金返済のため草野球チームの投手となった若き未亡人が、厳しい特訓の中で野球の「気持ちよさ」に目覚めていく姿が描かれていきます。
出演は、主演作『死後写真』(2023年/溝井辰明監督)で海外映画祭の主演女優賞を受賞した気鋭の女優・森山みつきさんがどこかで聞いたような名字の主人公・水原夏子を演じ、主演作『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』(2022年/石井良和監督)や『とおいらいめい』(2022年/大橋隆行監督)などで知られる藤田健彦さんが夏子を野球の世界へと引きずり込む監督・重野を演じるほか、井筒しまさん、秋斗さん、工藤潤矢さんら、多彩なキャストが揃っています。
“バカとエロの場外ホームラン”を謳って2023年8月に公開された『野球どアホウ未亡人』は、監督はじめ制作陣のほとんどが野球経験なしだからこそ実現できたのかもしれないその内容や、野球映画にもかかわらず登場人物が1チームにも満たない8人だけという思い切りのよさなどが評判を呼び、単館レイトショーながら満席続出のヒットを記録。東京ではアンコール上映や大スクリーンでのイベント上映も開催され、現在も各地で上映が続き、愛知の刈谷日劇では上映期間が1年を越えるという、異例のロングラン作となっています。
インディーズ映画界に新たな旋風を巻き起こしている『野球どアホウ未亡人』が、12月6日金曜日よりヒューマントラストシネマ渋谷で上映スタート。上映に合わせて新たなヴィジュアルと予告編が解禁されました。
渋谷版ヴィジュアルは、昭和テイストあふれる従来のヴィジュアルからは一転、大勢の人が行き交う渋谷の交差点でユニフォーム姿の夏子と重野がポーズを決め、右上がりの手書き文字でタイトルが入る、近年のトレンドを意識したようなデザイン。
渋谷版予告編は、渋谷の街で追い掛け離れていく夏子と重野の姿がジャジィな音楽に乗せて映し出されていく、どこかゴダールを思わせるような哀愁を帯びた映画のストーリーを微塵も感じさせない映像。
ヴィジュアル、予告編いずれも、ハイセンスなカルチャーの街・渋谷での上映にふさわしいスタイリッシュものとなっています。
また、渋谷版ヴィジュアルのアザーカットを使用した特製ポストカードが、入場者特典として劇場での配布が予定されています。