『ナグラチームが解散する日』(2017年)『たまつきの夢』(2021年)に続く田口敬太監督の劇場長編第3作『対話する世界』が12月21日より東京・渋谷のユーロスペースで公開となることが発表され、メインヴィジュアル、予告編、場面写真、主演の夏海さんと田口監督のコメントが解禁されました。
『対話する世界』は、『たまつきの夢』や『ブルーを笑えるその日まで』(2022年/武田かりん監督) を送り出してきた映像団体・映日果人(えいじつかじん)による映像制作プロジェクトで制作された作品。映日果人の代表でもある田口敬太監督が、自身3作目となる長編映画のメガホンをとっています。
主演をつとめるのは、短編『ラの♯に恋をして』(2021年/廣田耕平監督)など映画やCM、ミュージックビデオ、舞台などで活躍し、これが映画初主演となる夏海(なつみ)さん。
さらに、『MOON and GOLDFISH』(2022年/飯塚冬酒監督)『Polar Night』(2023年/磯谷渚監督)主演の峰平朔良(みねひら・さくら)さん、『血を吸う粘土~派生』(2019年/梅沢壮一監督)『Cosmetic DNA』(2020年/大久保健也監督)主演の藤井愛稀(ふじい・いつき)さんの若手俳優陣や、『ナグラチームの解散する日』主演の木田友和さん、『ホゾを咬む』(2023年/高橋栄一監督)主演のミネオショウさん、『あらのはて』(2020年)などの監督・長谷川朋史さんと、以前より田口監督と作品づくりをしてきた俳優陣が集いました。
田口監督が自身の映像制作の原点に戻り、脚本を作る前の段階から撮影を始め、出演者とともに「映画を作り意味」を探りながら、8mm、16mm、デジタルが混在する独特の手法により、18歳の少女・愛祈(あき)が亡くなった叔父が遺したフィルムを巡り現実と虚構が交錯する3日間の物語を生み出しました。
田口監督が、まだ幼い姪へと向けたごく私的な映画でありながら、未来を迷う少年少女へのメッセージが込められた作品となっています。