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俳優・芋生悠さんが初監督&主演で日本映画界初の表現方法に挑む『解放』4月11日公開決定

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解禁された『解放』ポスターヴィジュアル ©2025「解放」(※クリックで拡大します)

 俳優・芋生悠さんが初の監督をつとめ主演もした短編『解放』が4月11日より東京のテアトル新宿で公開されることが発表され、ポスターヴィジュアルや場面写真、予告編が解禁されました。

 10代から俳優として活躍し、メジャー・インディーズやジャンルを問わず数多くの作品で幅広い役柄を演じてきた芋生悠(いもう・はるか)さん。『左様なら』(2019年/石橋夕帆監督)『ソワレ』(2020年/外山文治監督)などに主演するほか、近年は映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(2023年/井上淳一監督)やNetflixドラマ「極悪女王」(2024年)など話題作への出演が続き、若手実力派俳優としての評価をたしかなものとしています。

 かねてから「表現すること」への意欲を見せていた芋生さんが、自ら企画・プロデュースと脚本、主演もつとめた初の監督に挑みました。
 「身体表現」について学び始めていた芋生さんの中に芽生えた「もっと身体表現や表現そのものについて深く掘り下げてみたい」という想いが映画のテーマへと発展していきました。

 そして、芋生悠監督自身がリスペクトするキャスト・スタッフが監督の元に集いました。
 芋生監督とともに出演するのは『最期の星』(2018年/小川紗良監督)で映画デビューし、映画『とりつくしま』(2024年/東かほり監督)やABEMAオリジナルドラマ「透明なわたしたち」(2024年)などに出演する小川未祐(おがわ・みゆ)さん。
 撮影をつとめたのは、雑誌・広告やアーティストの写真などを手がける写真家の岩澤高雄さん。
 照明は『愛しのアイリーン』(2018年/吉田恵輔監督)『こいびとのみつけかた』(2023年/前田弘二監督)など多くの作品に参加する照明技師の斉藤徹さん。
 芋生監督自身が声をかけた少数精鋭のメンバーと意見を交わしながらの映画制作により、モノクロームで描かれる画家の女性と謎の人物の物語『解放』が生まれました。

 作品の制作にあたり、次の文書が挙げられています。

"身体の解放"に着目し、
表現と生活の間を踊る
自分の身体がもっと自由で豊かな乗り物になるよう、様々に形を変えて、真っ新に
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『解放』場面写真。芋生悠さん演じる画家の女性

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『解放』場面写真。小川未祐さん演じる 謎の人物

 解禁された予告編は、モノクロームの美しい映像で作品の世界の一端を感じさせます。
 また、場面写真はモノクロームの本編映像とは異なるカラーで、独自の魅力を伝えています。

【『解放』予告編】

 劇場公開にあたっては、映画業界初となる試みがされることも決定しています。
 作品にインスタレーションアート=空間表現の要素があることから、上映後にそのまま同じ舞台で生のダンスパフォーマンスをおこない、映画とリアルイベントでのパフォーマンスが混ざることでひとつの作品が完成するとされています。

 芋生悠さんによる作品『解放』は、4月11日金曜日より、東京のテアトル新宿で公開されます。意欲的な試みに注目です。

監督・脚本・企画・プロデュース・主演:芋生悠さんコメント

無事劇場公開が決定しました。
ひとえに凄く嬉しいです。
22分と短い作品ですが、そこにいる誰かに手を差し伸べることのできる作品だと信じています。
台詞はありません。
身構えずにふらっと観に来てください。
公開は4月から、まだ道のりの途中ですので最後まで頑張ります。
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『解放』場面写真

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『解放』場面写真

『解放』ストーリー

空気の滞った部屋
画家の女性は締め切りに追われ黙々と作業を続けている
求められる画風、変わらない作業工程
いつしかなぜ絵を描くのか見出だせなくなっていた
女性は部屋を飛び出していく
そこで出会うのは
ポスター

解放

  • 芋生悠 小川未祐

  • 監督・脚本:芋生悠
  • 企画・プロデュース:芋生悠
  • 撮影:岩澤高雄
  • 照明:斉藤徹
  • 衣装:小山田孝司
  • ヘアメイク:TSUKI
  • 編集:小笠原風
  • サウンドデザイン:芋生悠/小川未祐
  • 劇音楽:小川未祐
  • 整音・音響効果:柳田耕佑
  • 撮影助手:倉持治/杉山綾
  • 衣装助手:カワグチコウ/高橋明弓
  • DCP制作:木全哲
  • 音具提供:「土の音」 渡辺泰幸
  • 音具指導・協力:永田砂知子
  • 宣伝デザイン:東かほり
  • スチール:岩澤高雄
  • 特別サポーター: 王小天/大久保孝一/爲本和馬
  • 劇場営業:田村魁成
  • 配給:MomentumLabo.

  • 2024年/モノクロ/4KUHD/22分

2025年4月11日(金)より テアトル新宿にて公開

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