草笛光子さん主演の新作『アンジーのBARで逢いましょう』公開を控える松本動(まつもと・ゆるぐ)監督の過去作11作品を一挙上映する特集上映「心が『動(ゆるぐ)』映画たちに逢いましょう」が、2月14日より17日まで東京の高円寺シアターバッカスで開催されます。
松本動監督は、大林宣彦監督作品『花筐/HANAGATAMI』(2017年)で監督補佐をつとめるなど、助監督として石井隆監督、山崎貴監督、中村義洋監督、矢崎仁司監督、佐藤信介監督ら、日本映画界を代表する監督たちの作品に参加。現在は監督業に専念し自身の監督作を精力的に発表し、国内外で290以上の映画祭選出歴を誇ります。
今回の特集上映「心が『動』映画たちに逢いましょう」では、松本監督が2015年以降に発表した短編8本、長編3本の11作品を上映。新作『アンジーのBARで逢いましょう』公開を前に、これまでの松本監督作品に一挙に触れられる機会となっています。
11作品は、5つのプログラムに分けて上映されます。
Aプログラムは、俳優の水村美咲さんが原案・企画・プロデュース・主演をつとめ、各地の上映で多くの共感を呼んだ短編『在りのままで咲け』と長編『在りのままで進め』の姉妹作2編。
Bプログラムは、東日本大震災発生時の障害を持つ人々と支援者の状況を実話をもとに映画化した長編『星に語りて~Starry Sky~』。
Cプログラムは、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言期間中に12名の俳優と松本監督がリモートで制作したドキュメント要素のあるフィクション=「ドキュフィクション」形式の長編『2020年 東京。12人の役者たち』。
Dプログラムは、正木佐和さんと青柳尊哉さんらが出演する『ガチャガチャ/GACHA』 、緊急事態宣言解除後にいち早く映画制作を再開させ作られたパンデミックが題材の『パレット』、17人の俳優に合わせて当て書きで脚本が執筆された元教師と元教え子たちの群像劇『初色』の、短編3作品。
Eプログラムは、5歳の少女と40歳の会社員の小さな旅を描く『ミックス』、国内外で多くの賞に輝いた父と娘の物語で松本監督の代表作といえる『公衆電話』、その続編『カセットテープ』、スピンオフ作品『横断歩道』の、『公衆電話』関連作3作の一挙上映を含む短編4作品。
Aプログラムは2種類の特典映像を日替わりで上映、Cプログラムは期間中1回のみの上映、Eプログラムは『横断歩道』がスクリーン初上映と、いずれも貴重な上映となっています。
そして、全プログラムを鑑賞すると『アンジーのBARで逢いましょう』鑑賞券がプレゼントされるスタンプラリーを実施。
さらに、各プログラム上映後にはトークショーもおこなわれます。