各地の映画祭で高い評価を受けている目黒貴之監督の作品『エイジ オブ エターナル』『トイレのかみさま』が、東京の池袋シネマ・ロサで4月12日より1週間上映されることが発表されました。
福島県出身の目黒貴之監督は、高校卒業後に俳優を目指して上京。映画監督の中村幻児さんに師事して俳優の基礎を学んだのちに劇団メガロザを旗揚げ、同劇団の運営を続けつつ劇団外でも俳優として活躍しています。
2021年に自らの経験をもとに主演もつとめたオール福島ロケの短編『単線、日々。』で初の映画監督をつとめると、初監督作にして各地の映画祭で入選。その後も自らの体験に着想を得た作品を送り出し各地の映画祭で高評価を獲得、「自伝をもとにしたノスタルジーな映画」と評されている目黒監督作品2作品が、池袋シネマ・ロサのスクリーンに登場します。
上映される1作品は、目黒監督の第1回長編作品で、うえだ城下町映画祭第21回自主制作映画コンテスト審査員賞(古厩智之賞)や第4回SAITAMAなんとか映画祭グランプリを受賞している『エイジ オブ エターナル』(2023年)。
小学生時代の親友との約束を忘れられない芸歴20年の売れないピン芸人を主人公にした“芸人版『スタンド・バイ・ミー』”ともいうべき作品で、目黒監督の実体験がもとになっています。
目黒監督自身が主人公のピン芸人・サチオを演じて主演をつとめているほか、小学生時代のサチオ役の大藤瑛史さん、親友・エイジ役の金子晃翔さん、藤井ゆうさん、ここなさん、小島怜珠さんと、撮影時10代前半の俳優陣が小学生役で出演。さらに、コントロックンロールバンド・THE☆バリュー兄弟で活動する漣☆マーガリンさん、劇団「アマヤドリ」の榊菜津美さん、『愛のくだらない』(2020年/野本梢監督)『女家族』(2023年/中泉裕矢監督)などに出演する綱島えりかさん、映画監督としても注目を集める芦原健介さんらが出演しています。