玉城裕規さんと相馬理さんが詐欺師を演じる『NOT BEER』(中川寛崇監督)が5月30日より東京のシネマート新宿で公開されるのを前に、ポスターヴィジュアルと特報映像が解禁されました。
『NOT BEER』は、2013年に劇団オレガユナイテッドが上演した舞台劇「Not beer but low-molt beer」の映画化で、ある老婦人の通夜に集まった、詐欺師と詐欺師見習い、老婦人の孫娘、弁護士の4人が老婦人の遺した財産を巡って駆け引きを繰り広げるストーリー。
舞台版の脚本も手がけた佐渡ツムジさんが新た映画版の脚本を執筆し、これが初の長編となる中川寛崇監督がメガホンをとり、舞台版同様のワンシチュエーションでありつつ、それぞれの登場人物のサイドストーリーも加えた作品が完成しました。
主人公の「人のいい詐欺師」鮫島優を演じるのは、舞台「刀剣乱舞」シリーズや「弱虫ペダル」「曇天に笑う」など数々の人気舞台に出演するほか映像作品への出演も多い玉城裕規(たまき・ゆうき)さん。
鮫島の舎弟でチャラい「詐欺師見習い」押切淳平役には、本作撮影後にスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」にブンオレンジ=振騎玄蕃(ぶれき・げんば)役で出演し注目を集めた相馬理(そうま・さとる)さん。
老婦人の孫娘・二階堂早妃役には『夜光 〜ある定時制高校の物語〜』(2021年/武田恒監督)や『夜のまにまに』(2023年/磯部鉄平監督)などに出演する永瀬未留(ながせ・みる)さん。
弁護士の辻和成役には『金子差入店』(2025年/古川豪監督)『沈黙の艦隊』(2023年/吉野耕平監督)などに出演する伊藤慶徳(いとう・けいとく)さん。
そして、4人の騙し合いのきっかけとなる老婦人・瀧ハルエは、宮城県登米市のPR動画「登米無双」シリーズ(2016年〜2017年)で話題となった金子早苗さんが演じています。
解禁されたヴィジュアルは、鮫島、押切、二階堂、辻の4人が集まった写真の中央に大きく「全員嘘つき!!!!」の文字が配され強烈なインパクトを与えるとともに、詐欺師の鮫島と押切だけでなく、4人とも「嘘」をつくことが明かされています。
そして特報映像は「つまり、ここにいる4人に財産を相続する権利があるわけです」というセリフで幕を開け、通夜の席で起こる騒動が目まぐるしいテンポで描かれ、わずか45秒ながら濃厚な印象が残る映像。鮫島を表情豊かに演じる玉城裕規さんの怪演っぷりは注目です。また、映像とともに流れる矢内井玲奈(やない・れいな)さんの歌う主題歌「レプリカ」の、よく聞くと思わせぶりかもしれない歌詞も気になるところです。