三浦貴大さんと武田航平さんをダブル主演、咲妃みゆさんをヒロインに迎え、沖正人監督が故郷の広島を舞台に描く『やがて海になる』が、今夏広島公開されることが発表され、キャスト・監督コメントが解禁されました。
『やがて海になる』は、瀬戸内海の島々からなる広島県江田島市が舞台。ずっと島での生活を続けている修司と、その幼馴染で故郷の江田島で映画を撮ろうとする映画監督の和也、かつてふたりが想いを寄せ現在は妻子ある男性と付き合っている幸恵、すでに若者とは言えない男女の「第二の青春」を描くヒューマンドラマ。
三浦貴大さんと武田航平さんをダブル主演、咲妃みゆさんをヒロインに迎え、沖正人監督が故郷の広島を舞台に描く『やがて海になる』が、今夏広島公開されることが発表され、キャスト・監督コメントが解禁されました。
『やがて海になる』は、瀬戸内海の島々からなる広島県江田島市が舞台。ずっと島での生活を続けている修司と、その幼馴染で故郷の江田島で映画を撮ろうとする映画監督の和也、かつてふたりが想いを寄せ現在は妻子ある男性と付き合っている幸恵、すでに若者とは言えない男女の「第二の青春」を描くヒューマンドラマ。
脚本・監督をつとめるのは、俳優・プロデューサーとしても活躍する沖正人監督。2020年の緊急事態宣言解除直後に俳優仲間とともに予算0円・撮影期間半日で撮影しネットで公開した監督作の短編『ある役者達の風景』が話題となり、引き続きメガホンをとった長編リメイク版『ある役者達の記録』(2021年)がロングランヒットを記録。2025年は『みんな笑え』(鈴木太一監督)『そして、優子II』(佐藤竜憲監督)とプロデュース作の公開も続いている気鋭の監督が、故郷を舞台に自身の人生を投影した作品を生み出しました。
故郷の島でうだつのあがらない生活を送る修司を演じるのは三浦貴大さん、東京で映画監督として活躍する和也を演じるのは武田航平さんと、ともに多くの映画やテレビドラマに出演し、30代後半となりさらに魅力を増す同年代のふたりがダブル主演。
修司と和也が想いを寄せていたヒロイン・幸恵は、宝塚出身で舞台を中心に映像作品でも活躍する咲妃みゆさんが演じています。
2024年に広島県で撮影され、エキストラなど地元の協力を得つつ撮影完了した『やがて海になる』がこのほど完成、8月より広島市の八丁座、呉市の呉ポポロシアターと、広島県内の劇場で8月に先行公開されることが決定、秋には全国拡大公開が予定されています。
公開情報・キャスト情報解禁にあたり、出演者の三浦貴大さん、武田航平さん、咲妃みゆさんと沖正人監督がコメントを発表しています。
修司役:三浦貴大さんコメント
修司を演じるにあたって、今回は多くの努力を必要としませんでした。
幼馴染の二人、和也と幸恵を演じた武田さん、咲妃さん。
江田島の風景や肌で感じる雰囲気。
そういったものに助けられ、修司という人物像が自然と形作られた気がします。
特に幼馴染の二人は不思議なことに、本当に昔からの友達であるかのように感じていました。
あとは、沖監督と、脚本に身を委ねるのみでした。
この作品での多くの出会いは、私にとっての宝物です。
私は文章を書くのが苦手で、すべての思いを伝えるのが難しいのですが、
是非映画を見て、江田島の風を感じていただければと思います。
和也役:武田航平さんコメント
故郷を振り返る事はありますか?
それは場所だけでなく、心の故郷も含めて。
この映画は『あの時』には気づけなかった故郷の清らかさ、尊さ、儚さ、無形の財産と向き合える作品です。
和也と修司という現在対極にいる親友同士が、それぞれ違う角度から故郷を表現し、心の会話を進めていく姿があまりにもエモーショナルです。
江田島や呉の素晴らしい海と暖かな方々に支えらて撮影に挑みました。
三浦くんの圧倒的体現力と俳優力
咲妃さんの憂い帯びた可憐な儚さ
沖監督の故郷へのあまりにも強い情熱
携わってくださった方々の愛が詰まっています。
ぜひ、劇場でそれぞれの故郷と向き合って頂けたら幸いです。
幸恵役:咲妃みゆさんコメント
呉や江田島は不思議と心が落ち着く場所でした。私の故郷とどこか通ずるものを感じたからだと思います。暑い時期の撮影には数々の困難が立ちはだかりましたが、故郷を想う沖監督の大きな愛とスタッフの方々や共演者の方々の熱意が強く結びついた先に、人や自然の尊さを感じられる素敵な映画が誕生したことを幸せに思います。三浦さん、武田さんとは今回が初共演だったのですが、人見知りであるはずの私が最初から自然体で居られたことに自分でも驚きました。幸恵役を追究できたのはお二人のおかげと深く感謝しております。どうかこの作品が、ご覧くださる方々を優しさでそっと包むことができますように…。
沖正人監督コメント
これまで広島を舞台にした多くの映画を観てきました。
広島で生まれ育った私にとって、地元が映画で取り上げられるのは嬉しいことです。
しかし、任侠や戦争ばかりが題材となることに、もどかしさを感じてきました。
だからこそ、私が「これまで誰も観たことのない、最高純度の広島映画」を撮ろうと決意しました。
この作品が、広島だけでなく、世界中の人々の心に届くことを願っています
瀬戸内海の広島の島で描かれるヒューマンドラマ『やがて海になる』は、今夏広島先行公開されます。
『やがて海になる』ストーリー
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市で生まれ、島から出ず生きてきた修司は、家の畑で父親が突然死した事にずっと責任を感じ、母と実家暮らしで、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、東京で映画監督として活躍している幼馴染の和也が、故郷の江田島を舞台に映画を撮る事をテレビで知る。そんな頃、二人が好きだった幸恵は妻子ある男と付き合っていたーー。3人の思いが交錯する中、映画の撮影が始まる。
2025年8月 八丁座、呉ポポロシアター にて広島先行公開 今秋全国公開予定