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『恋恋豆花』今関あきよし監督インタビュー

 大学生の奈央は、父親の3度目の結婚相手・綾とふたりで台湾旅行に行くことに。旅に乗り気ではない奈央だったが、台湾スイーツの豆花(ドウファ)をはじめとするおいしい料理や人々との出会いが奈央の気持ちを変えていく。そして……。
 若手女優のきらめきを映し続ける今関あきよし監督の新作は、台湾が舞台の『恋恋豆花』(レンレンドウファ)。モデルから女優に活動の幅を広げるモトーラ世理奈さんを主演に迎え、義理の親子になる予定の女性ふたりの旅が描かれていきます。
 今関監督が感じた台湾の魅力、モトーラ世理奈さんの魅力がそのまま記録されたような、ちょっと不思議な感触の作品となった『恋恋豆花』。その作品作りの裏側や、いま今関監督が映画を作る理由について、お話をうかがいました。

今関あきよし(いまぜき・あきよし)監督プロフィール

1959年生まれ、東京都出身、高校時代から8ミリカメラでの自主映画制作を始め、1979年に『ORANGING'79』がぴあフィルムフェスティバルの前身であるOFF THEATER FILM FESTIVALに入選するなど自主映画界で活躍する。1983年、大林宣彦監督の推薦を受け、当時のベストセラー小説を映画化した『アイコ十六歳』の監督に起用され商業作品デビュー。以降『グリーン・レクイエム』(1988年)、『タイム・リープ』(1998年)など、若手女優やアイドルを主演に迎えた作品を劇場映画やドラマ、ビデオ作品で数多く手がける。近年は『カリーナの林檎 〜チェルノブイリの森〜』(2011年)、『クレヴァニ、愛のトンネル』(2014年)、『LAIKA-ライカ-』(2016年)と、海外撮影の作品を送り出している

ぼくの体験していることをそのまま映画にしたい

―― 監督が『恋恋豆花』の舞台である台湾に興味を持たれたきっかけはなんだったのですか?

今関:初めて行ったのはほんとにはるか昔で、普通に息抜きの旅でした。そのときは「ああ、面白い国だな」くらいでそこまでハマりはしなかったんですが、ここ数年、ぼくの周りに台湾の方や台湾に関わりのある方が多くなったんです。『恋恋豆花』にも出てくれた洸美-hiromi-という日台ハーフのシンガーソングライターの存在を知ってライブに行くようになったり、友人にアジア圏の映画に詳しい方がいて台湾も含めてアジアの映画の情報を聞くようになって、それで興味を持ちはじめたというのがスタートですね。そこからよく台湾に行くようになって、だんだん魅力にハマっていったんです。

―― 『恋恋豆花』は台湾の各地を旅していくというドキュメンタリー的な要素もある作品となっていますが、この方向性はどの段階で決まったのでしょう?

今関:実はですね、最初に台湾で映画を撮ろうと思ったときは完全な劇映画を考えていたんです。『妹妹』(メイメイ)というタイトルのお姉さんと妹の話で、お姉さんはもう死んでいるんだけど幽霊のように現れて妹にいろいろとちょっかいを出すという、幽霊コメディみたいな台湾の一軒家で繰り広げられる姉妹愛のドラマを撮ろうとしていました。シナリオも仕上げていて、何回か台湾に行ってロケハンもしたりいろいろ調べたりしていたんですが、その途中で「これは違うな」と。なにが違うかというと、これは台湾じゃなくて日本でも撮れるドラマではないかという気がしはじめて、脚本家とかいろいろな人にご迷惑をお掛けしましたが、大転換したんです。ぼくはもともと日本にいるときもスイーツが好きで、台湾でいろいろ食べている中で豆花を知って豆花にハマったのと、リサーチするために何度も台湾を旅しているといろいろな人に出会って、その人たちがとても魅力的だったので、ぼくの体験していることをそのまま映画にしたいというので、この『恋恋豆花』というかたちになったんです。

―― ストーリーの核となる、主人公の奈央とその父親の結婚相手の綾という、ちょっと複雑な関係の女性ふたりの旅という発想はどのように生まれたのですか?

『恋恋豆花』スチール

『恋恋豆花』より。モトーラ世理奈さん演じる奈央(左)と大島葉子さん演じる綾は、ふたりで台湾を旅することに

今関:今回は実はキャスティングありきで、綾さんをやった大島葉子さんがスタートなんです。葉子さんとは『ゴンドラ』(1987年/伊藤智生監督)という映画が何年か前にリバイバル上映されたときのイベント(※1)で初めて会って、楽屋で話をしているうちに葉子さんで1本撮りたいなって思ったのがスタートです。それは『妹妹』の企画ができる前で、そのあと『妹妹』を撮ろうとして転換をして、旅を絡めた台湾の映画を撮りたいなと思って、そのころから「親子じゃないけど親子になろうとしている女性ふたりの物語」を作りたいなって思いはじめたんです。それで、母親になろうとしている女性は葉子さんで、娘のほうはオーディションをしてモトーラ(世理奈)になってという流れです。それから、ぼくの知人に実の娘と会えないという複雑な関係の方がいて、それも漠然とモチーフに配したりして、ああいうかたちになったんですね。

―― キャスティングのお話が出たところで主演のモトーラ世理奈さんについてお聞きしたいと思います。オーディションでモトーラさんを選んだ決め手はどんな部分だったのですか?

今関:オーディションにはとにかく大勢の方が来てくれて、2000人近く来たんじゃないかな。有名な方もアイドルさんも来てくれて、お芝居がうまい方、かわいい方、いっぱいいたんですが、モトーラはとっても不思議な子で、オーディションの空気感を変えてしまうくらいの独特の空気を持っていましたね。正直そのときぼくはモトーラのことを詳しく知っていたわけではなかったんですけど、ひとことで言うと「モトーラか彼女以外か」という選択肢でした。こっちのほうが芝居ができるとかかわいいとかではなくて、比較対象がないくらい個性的なんですよ。それと、葉子さんを想定していたから葉子さんとのバランスをすごく意識していて、モトーラも葉子さんもファッション系から入って女優になった方なので空気感もちょっと似ていて、このふたりなら行けるんじゃないかというので最終的に決定しました。最終オーディションのときには葉子さんも呼んで、ふたりで芝居をやらせたんですよ。その波長がすごくよかったですね。娘がお母さんを責める芝居をさせたんですけど、葉子さんも泣いたし、モトーラも泣いたし、すごく感情移入できたので、そこが決め手かな。葉子さんも彼女がいいんじゃないかって言ってくれてたし。

―― 今回は映画の冒頭からモトーラさんがわりとコミカルというか、従来のイメージとちょっと異なるお芝居をしているのが新鮮でした。

今関:モトーラって、いままでやった役柄もアンニュイだったりクールだったりする役が多いし、黙っているとなにを考えているかわからないみたいなところがあるし(笑)、ああいう姿をみんなあんまり見ていないと思うんですよね。だから、いろいろなモトーラの表情を撮りたいなというのがあったんです。撮影に入る前にモトーラのほかの作品も見せてもらって、モトーラがやりそうもないことをさせてみようということがテーマとして出てきて、そこでシナリオもちょっと変えています。ストーリーの根幹は変わっていないんだけど、モトーラがパペットの人形で「なんだよー」とかひとりで会話するところとかは「モトーラがこういうことをやったらどうなるだろう?」みたいなことで脚本家に頼んで作ってもらったりとか、いろいろなことをさせて、この映画でいろいろな表情が見られるようにしたかったんですよ。

  • ※1:『ゴンドラ』は2017年1月よりリバイバル上映され、公開前夜の1月27日深夜に渋谷のLOFT9 Shibuyaで開催された「『ゴンドラ』前夜祭』と題したトークイベントに今関監督と大島葉子さんが出演していた

今回はほんとに旅をするように映画を撮ったんです

―― 作品の中では、演技ではなくてモトーラさんや大島さんの素のリアクションではないのかなと思うようなところもたくさんあったのですが、実際どこまでが演技や用意された部分なのでしょう?

今関:よくある質問ですね(笑)。台湾の台北でも去年の12月に試写会をやっていて、そのときに台湾の方からもそういう質問が出ましたよ(笑)。どこまでが用意されたものでどこまでが自然なものか、ひとことで言うと半分以上は素ですね。今回はふたりでほんとに旅をするように映画を撮ったんです。食事するところとかは、ほんとにふたりに注文してもらって食べてもらっていますし、シチュエーションはシナリオ上で決まっているんだけど、市場に行って「これ食べたい」というものがあればシナリオにないものを食べさせて撮影したりもしていますし、半ドキュメント半ドラマというのが素直なところですね。だから、編集で切っているけど実際は映画以上に食べているんですよ。何食も食べるからお腹いっぱいになってきついこともあったかもしれない(笑)。

―― そういう撮影のやり方ですと、スタッフもわりと少人数での撮影ですか?

『恋恋豆花』スチール

『恋恋豆花』より

今関:そうです。台湾スタッフと日本スタッフ合わせて10人弱ですね。カメラも一眼レフの動画で撮っているから小回りが効くし、ほかのお客さんも「写真撮ってるのかな」みたいな感じで、あまり意識しないでいてくれるんです。隠し撮りに近いような感じですね(笑)。ふたりと一緒に移動して、撮影させてもらうお店でぼくたちスタッフも一緒に食事したりしてました。それで、ときどき時間がないときとか食べたばっかりのときとかは「申し訳ないですけどふたりの分だけで」ってモトーラと葉子さんの分だけお願いするんだけど、台湾の人っていい人だから「せっかく撮影に来たんだし」って、頼んでないのにスタッフ全員分出してくれたりしてね(笑)。みんな必死で食べたりして、今回は思いのほかトラブルはなかったんですけど、それが唯一困ったことでした(笑)。大変な撮影は痩せるけど、今回はぼくも体重が増えましたよ、つねに食べ歩きしている状態だったから。この前、台湾でも取材を受けて、そのときもこういう話をして、記事になったのを見たら見出しが「監督太る」って。そこを使うのかって感じですよね(笑)。

―― そういうドキュメント的な感じやモノローグを多用しているところで、監督が以前にテレビの深夜枠でやっていた「美・少女日記」(※2)を思い出しました。

今関:また懐かしいところを言うね(笑)。そうだね、ぼくは「美少女日記」シリーズを松浦亜弥ちゃんと藤本美貴ちゃんと2本やったけど、ちょっと似ているかもしれないですね。あれも細かいところまでは決めていなくて現場に行って作っていくというスタイルで、ポエムだったりモノローグだったりというのはテイストは近いかもしれない。たしかにああいう映画を撮りたかったといえば撮りたかったんですよ。映画でああいうスタイルというのはなかなかうまくまとめられないのが、やっとまとめられたかなという感じで、ぼくの資質でああいうのが好きなんでしょうね。

―― 『恋恋豆花』ではセリフで「あやや」とか松浦亜弥さんの名前が出てくるので、意識してやっていらっしゃるのかと思っていました。

今関:ああ、なるほどね。いや、ああいうセリフを入れてと言ったのはぼくだけど、意識はしてなかったです。いま言われて気づいた(笑)。でも、あれは字幕を作るときに訳し方が大変で、台湾では「あやや」と言っても知っている人と知らない人がいるから、あの面白さを伝えるのが難しいんですよ(笑)。

―― キャストでもうおひとり、お父さん役の利重剛さんについてもお聞きしたいのですが、利重さんの撮影前のコメントによると、知り合って40年近くでお仕事をするのは初めてということですね。

今関:そう、彼が高校生のときからですね。彼も8ミリで自主映画をやってて、監督したり、ほかの人の自主映画で役者もやってて、手塚眞と組んでたんですよ(※3)。ぼくはそのころから手塚眞と友達だったので利重くんともずっと仲良くて、彼が監督でも役者でもプロになってるのを見ていたけど、仕事でお声がけをしたことはなかったんです。それが今回お父さん役がなかなか浮かばなくてどうしようかというときに、なぜかわからないけど利重くんが思い浮かんで。彼もぼくの映画をずっと応援してくれていたし、連絡したら「やっとお声がけしてくれましたね」って言われましたよ(笑)。

―― 年齢も近くて自主映画出身である利重さんをキャスティングしているということで、あのお父さんには今関監督ご自身を投影しているところがあるのかなと思いました。

今関:ダブらせているところはあるかもしれませんね。ちょっとおバカな役にはなりましたけど(笑)。あそこらへんのおバカなところはけっこう利重くんが考えてくれて、彼から「あまり重く芝居したくないんだけど、いい?」って。まあ、娘に気を遣うことなく平然と結婚相手を連れてくるようなアホなお父さんなんだから「いいですよ」って言って、彼も遊べるところは遊んでくれたし。あと、利重くんはやっぱりぼくの映画をわかっているから、現場に入ってまず「モトーラをかわいく見せたいんでしょ? ちゃんと引き立て役やりますから」みたいなことを言ってさ(笑)。彼は葉子さんのことも知ってて、短編をやってるんだよね(※4)。役者としては葉子さんと一緒にやるのは初めてだったから、それも楽しんでくれました。

  • ※2:「美・少女日記」は2000年から2001年にかけてテレビ東京系で放送された深夜番組「少女日記」内のミニドラマ。歌手デビュー前の松浦亜弥さんが主演をつとめた。今関監督は2001年から2002年にかけて放送された藤本美貴さん主演の「新・美少女日記」も手がけている
  • ※3:利重剛さんは成蹊高校で手塚眞さんの1学年後輩にあたり、同じ映画研究会に所属して活動していた
  • ※4:利重剛さんは横浜を舞台にした連作ショートフィルム「Life works」を中村高寛監督とともに企画プロデュースしており、大島葉子さんは同シリーズの1本「再会」(近藤有希監督)に出演している

「映画ってこうだ」というルールとは関係なくやりたい

―― モトーラ世理奈さんとは、この『恋恋豆花』のあとにもう1本『Memories』という作品でもご一緒されているんですね。

今関:そうです。短編で白黒メインの、モトーラ本人はまったく喋らないちょっとアーティスティックな作品です。もう『恋恋豆花』のキャスティングが決まったのとほぼ同時に「もう1本撮りたい」って思ったんですよ。モトーラのもう一個の面があるから、そっちを撮っておきたいなと。短編だと公開しづらいし、いろんな意味でネックはあるけれど、とにかく撮っておきたくて『恋恋豆花』に入る前にモトーラの事務所にもお願いしていて、だから『恋恋豆花』が終わって1週間後くらいにインしています。モトーラも俺もすっごい疲れていたし準備も大変だったけど、もうどんな条件でも撮りたかったので。

―― 当初から決めていたということは、ある意味『恋恋豆花』と『Memories』はひとつながりの作品という面もあるのでしょうか?

今関:内容はまったく違うんだけど、モトーラの陰と陽があるとしたら『恋恋豆花』が陽なので、陰の部分を前面に出した作品を撮りたいという、ぼくがモトーラの魅力にハマったがゆえの作品ですね。極端な話をすれば、モトーラに関してはもう1本くらい撮りたいと思っていて、なにか失ったものを探す旅みたいな感じの映画をやりたいと漠然と思っています。やっぱり、日本もいいけど海外に彼女を置いてみたくて、今度は台湾じゃなくヨーロッパとかも考えるし、今回とは違う旅を絡めた日本と台湾のドラマもいいかなとも考えていますし、どちらにしろまた違うものを撮りたいです。だからモトーラが主演で公開される『風の電話』(2020年/諏訪敦彦監督)の話を聞いたときはすごくうらやましかったですよ。監督の諏訪さんとも話したけど、モトーラの良さを活かした作品だなと思って。

―― ちょうど「また違うものを撮りたい」というお話も出ましたが、監督はここ何作か作品ごとに大きくスタイルを変えていらっしゃるように感じます。それは意識して変えていらっしゃるのでしょうか?

インタビュー写真

今関:いや、友人にも「1本ごとに違うね」と言われたりするんですけど、あんまり意識はしていないんですよ。「こういう作品が撮りたい」っていう中身があってキャスティングに入って、キャスティング合わせで台本を煮詰めていく作業の中で自然にそういうスタイルが出てくる。スタイルありきで作ってはいないんです。だからキャストとホンのバランスの中で変わっていくのかもしれないですね。ただ、変えようと意識はしてないけど、自由でありたいとは思っています。「映画ってこうだ」っていうルールは関係なくやりたい。だから今回の『恋恋豆花』でも、映画なのにバラエティ番組みたいに台湾のスイーツのメニューとかいろんな情報を出しているんです。それももっとやってもいいなと思っていたくらいで、台湾の面白さを出すためにも自由度の幅があったほうがいいなというので、結果ああいうスタイルになったかなって。

―― 今回の作品も含め、監督はここ数年かなり精力的に作品を発表されていますが、その原動力となっているものはなんなんでしょう?

今関:いまデジタル時代になって撮ろうと思ったらすぐ撮れるので、ぼくはもともと8ミリで自主映画をやってたから、そのときと近い感じでできているというのはありますよね。あとはね、ぼくにとってきっかけになっているのは大林宣彦監督ですね。大林さんは『花筐/HANAGATAMI』(2017年)のときにもう余命何ヶ月と言われていて、それで撮り終えて完成して上映し、また『海辺の映画館—キネマの玉手箱』という新作も完成させて今年の4月にやるわけですよ。大林さんがそうやって撮りたいものがいっぱいある中で「撮る」という原動力で生きていらっしゃって、ぼくが撮れるのに撮らない手はないだろうと。それは公開するとかしないとか、短編とか長編とかかかわらず、撮りたいものがあるんだったら後先考えずに撮ろうというのがぼくの原動力かもしれないですね。『海辺の映画館』も観ましたけど、まあぶっ飛んでいてすごいので、言い方は悪いけど「この人は死にそうになっていてもこういうのを撮っちゃうんだ」と、そういう意味では一番刺激的ですね。大林さんも作品ごとに真面目な映画もふざけたのもいろいろなタイプがあるし(笑)。ある意味、ずっとぼくの師匠というか、ぼくのデビュー作の『アイコ十六歳』(1983年)のときも、ぴあフィルムフェスティバルで入選した『ORANGING'79』(1979年)も、推薦してくれたのは大林さんだし、大林さんありきのところはあるかもしれない。

―― では最後に『恋恋豆花』の公開を前にしたお気持ちをお願いします。

今関:まず、台湾の魅力がいっぱい入っている映画です。みなさんが知っていること、知らないことも含めて、台湾グルメとかいろいろな台湾の文化がわかると思いますし、それからモトーラ世理奈と大島葉子という年の離れた女性ふたりの珍道中のようなコミカルな面白さもありますし、映画と一緒に旅をしていただきたいですね。ぼくはここ最近は映画を撮るときに毎回「どんな気持ちで終われるか」ということをすごく考えるんです。特に、終わったあとお客さんがこんな気持ちでいてくれたらということをシナリオ段階からイメージすることがあって、今回は熱くなるというよりは、ほんのり温かくなって終わりたいというのがテーマとしてあったんです。公開はまだ寒い時期ですし、旅が終わったときにホッコリした気持ちになってもらえたら嬉しいですね。

(2020年1月10日/アイエス・フィールドにて収録)

作品スチール

恋恋豆花

  • 監督:今関あきよし
  • 出演:モトーラ世理奈 大島葉子/椎名鯛造 真宮葉月 石知田 潘之敏 陳詠華 Gladys TSAI 翁兆璿 山田知弘 友咲まどか  龍羽ワタナベ 洸美-hiromi- 芋生悠 落合真彩 桐生桜来 藤原希 梶健太 劉高志 利重剛 ほか

2020 年2月22日(土)より新宿K's cinema ほか全国順次公開

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