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17才
6月21日(土)よりテアトル新宿にて3週間限定レイトショー
2001年/日本/DV/72分
イントロダクション
 女優・猪俣ユキの18才のときの日記の中の自分が、いつしか架空の人物へと変わり、それが物語となって『17才』の原案が生まれました。「自分たちの観たい映画を自分たちで撮りたい」という同じ思いを持つ、友人の三輪明日美と二人で企画を考え、猪俣ユキの脚本が完成しました。そして三輪明日美の知り合いであった俳優の木下ほうかが監督を引き受け、2001年4月に撮影が始まりました。
 この作品の魅力のひとつが、多彩なキャストです。猪俣ユキ・三輪明日美、木下監督の個人的な友人や、以前に一緒に仕事をした俳優、また人伝えに聞いた俳優などが集まりました。自主映画だからこそ実現したキャスティングでした。10代の映画が好きな若手女優からはじまり、それに共感した俳優たちが参加してつくった『17才』。沢山の役者たちとスタッフの、友情と協力でこの『17才』は生まれたのでした。
 この作品の撮影後、猪俣ユキは監督としても活動し始め、三輪明日美も企画に携わり、猪俣ユキを含め若手監督や役者とのコラボレート等を積極的にやりはじめました。それは、出たい作品への出演を待つのではなく、自分たちで好きなように作品を作っていこうという、今の状況を変えていこうとする意識の変化からでした。彼女たち以外にも、同じ考えの若い役者たちが自分たちで作品を作り始めています。この『17才』をきっかけに、新たな流れをおこそうとする若者たちの作品が次々と注目を集めていくかもしれません。
ストーリー
 放課後はキャバクラでバイトをしながら高校に通う17才のアコ。学校では居眠りばかりでなんとなく毎日を過ごしていた。4月、成績優秀な18才のリョウが何故かダブってアコのクラスにやってきた。ある日アコはトイレでリョウと2人になった。リョウは激しい嘔吐を繰り返していた。アコはリョウのことが次第に気になりだしていった。リョウは高校卒業後イギリスに行きたいというカレシに一緒についていくのが夢だと語った。アコは自分にはカレシもいないし、何もやりたいことがないことがわかって初めて孤独と不安を感じた。
 自由で不思議な魅力を持つリョウに憧れを抱き、彼女と接していくことで、アコのなかで少しずつ何かが変わりはじめていた。そんな時、隣のクラスのヒトミが自殺未遂を起こす…。
スタッフ
キャスト
監督:木下ほうか
脚本・原案:猪俣ユキ
企画:猪俣ユキ、三輪明日美
プロデューサー:狩野善則、堀江慶
撮影:大道省一
照明:小川幹
録音:浅田将助
音楽:浅井勇弥
編集:松田和茂
記録:金丸律子
助監督:宮川宏司
制作担当:堀江慶
スタイリスト:相馬佳子
ヘアメイク:坂本満喜子
スチール:渡辺慎一
制作協力:三輪ミュージックオフィス

配給・宣伝:スローラーナー
アコ:三輪明日美
リョウ:猪俣ユキ
ヒトミ:菊地百合子
本を持った少年:松田龍平
店チョー:徳井優
屋台のSWINGMAN:田口浩正
オヤジ:木下ほうか
オヤジ2:田中要次
レコード少年:BIKKE
セヴァスチャン:永島克
オカマの生徒:山崎裕太
セクシー看護婦:久我未来
理届ポイ客:新田亮
客1:本田博人
客2:塚本高史
自転車美少年:高岡蒼佑
痴漢:村上淳
ケンヂ:水橋研二
本を持った少年の女:松丘小椰
知的な警官:津田寛治
馬鹿な警官:岡村洋一
襲われる美女:三輪ひとみ
可憐な女教師:奥貫薫
順子先生:浅野順子

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