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1993年のデビュー以来、着実に音楽的スケールを広げてきたDEENが、映画という新たなステージに挑戦する。主演は坂井真紀。ドラマ・バラエティで活躍中の彼女が30歳目前の女性が抱える不安や悩みを等身大の演技で体現する。監督には『エコエコアザラク』『八月の幻』にて様々な年代のヒロインを美しく演出してきた俊才・鈴木浩介。本作では美しくノスタルジックな雰囲気を醸し出す長野の情景のなかで淡く切ないラヴストーリーを描く。共演は、ドラマ『OUT』や映画『GTO』など数々の作品に出演、注目の若手俳優石川伸一郎。さらに、佐野史郎、根岸季衣など豪華ベテラン陣を迎え内容の濃いショートフィルムとなっている。
主題歌はもちろんDEENが担当。主人公の女性への応援メッセージとなる切なくも前向きな曲を書き下ろしている。さらに今回はDEENのメンバー3名が演技に初挑戦! 特にボーカルの池森秀一の演技はみどころのひとつとなっている。
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30歳。独身。OL。
東京の広告代理店で経理の仕事をしている工藤加奈美は、妻子ある男性藤井との別れをきっかけに故郷、長野の上田に帰郷する。
故郷での友人たちのと再会。母親の体裁により、東京でCMプロデューサーをしていることになっている加奈美。拠り所なく故郷に戻ってきた加奈美には今、故郷で生活している友人たち、専業主婦の桂子、市役所に勤める太一、かつての恋人政樹、そして政樹との結婚を控える朋絵の姿はまぶしく、12年のときの流れを痛感させるのだった。
即席の同窓会の席で、太一は加奈美に「市の広報活動に協力してくれないか」と言い出した。それは、市の広報ポスター制作を、最近この町に住み着いたニューヨーク帰りの水彩画家リュウタに頼みたい、というものだった。ぜひ加奈美に普段の仕事振りを発揮してもらい、彼を口説き落として欲しいと。
イヤと言い出せずに断るきっかけを失った加奈美は、しぶしぶリュウタに会いに行くことに…
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